MG ジンクスIII （アロウズ型）のパッケージ・ランナーレビュー

今回は、MG 1/100 ジンクスIII （アロウズ型）のパッケージ、ランナーのレビューをご紹介します！箱絵とランナー各種、説明書、カラーガイド等のレビューも合わせてご紹介していきます。では箱絵からどうぞ。

パケ絵はジンクスⅢ（アロウズ型）が複数機で戦闘を繰り広げているシーンです。プレバンページには同じようなポージングをした塗装済みキットが掲載されていますが、このパケ絵はおそらく描かれたものだと思います。

外装が汚れたようになっていますし、細かい各部にキズが入ったような形状になっていたりして、キットを使った合成などでは表現しにくいデザインが施されているようです。

箱の大きさはよくあるMGやVer.Kaの箱に比べて少し薄型。MGガンダムF91やMGガンダムVer.3.0の箱よりも少し厚みがあるタイプです。プレバンから発売されているMGアドヴァンスドジンクスの箱と同じ大きさかと。

では開封。ランナーは大量。隙間なく箱に詰められています。ちょっと見なきゃよかったレベルですね＿|￣|◯

全部で8袋分のランナーと、水転写デカールが入った袋1つです。

では説明書を見ていきます。表紙はパケ絵がカラーになって描かれています。イラストと機体名が記載された、機動戦士ガンダム00シリーズのMGキット説明書と同タイプかと。MGアドヴァンスドジンクスも似たようなデザイン（レイアウト）でした。プレバンなので機体解説などはもちろんありません；

では一通り説明書をどうぞ。

以上、説明書でした。組立自体はMGジンクスとそれほど変わりません。ですが外装のB、Cランナーがホワイトとレッドで2枚ずつあるので、説明書にはランナーとパーツナンバーの他にどちらの成形色パーツかが記載されています。【記載例：（ホワイト/White） B15】なので、ランナーとパーツナンバーだけでなく、ランナーの成形色も確認しながら組み立てる必要があります。

カラーガイドは基本色にあずき色やマホガニーなどの塗料が使われています。これらはMr.カラーだと基本色レベルの塗料なので、店舗でもお求めやすく、他キットでもよく使われているものになります。なのでこのカラーガイドは、頻繁に塗装する方なら比較的手元にある塗料ばかりで構成されているのではないでしょうか。

では各ランナーを見ていきます。

↑Aランナー。レッド（あずき色）、ダークブラウン、クリアーパープル、ホワイトのイロプラランナーです。脚部や腰部、胸部などのパーツ類。以下、しばらくMGジンクスからの流用ランナーが続きます。

↑Bランナー。ホワイトとレッドのランナーが1枚ずつ付属します。各部外装パーツ類で、ホワイト、レッド共に大部分が余剰パーツになります。

↑Cランナー。こちらもホワイトとレッドで1枚ずつ付属します。外装パーツ類で、余剰パーツもたっぷりです。

↑Eランナー。ダークブラウンのランナーです。腕部や脚部、胸部などの内部パーツ類。

↑Fランナー。ダークブラウンのランナーです。脚部や腕部などの内部パーツ類。

↑Gランナー。グレーとダークブラウンが各1枚ずつ付属します。内部パーツ類のランナーで、余剰パーツもたんまりです；

↑Hランナー。ダークブラウンのランナーです。腰部やGNドライヴ用パーツなど。

↑Iランナー。ダークブラウンのランナーです。脚部やシールド、腰部などの内部パーツ類。両脇のクラビカルアンテナ裏パーツが省かれています。

↑Jランナー。グレーのランナーです。GNビーム・ライフルやGNドライヴ用台座など。

↑M1、M2ランナー。レッドのMGジンクスⅢ用新規ランナーになります。外装パーツ類やGNランスパーツなど。

↑N1、N2ランナー。ダークブラウンのランナーです。MGジンクスⅢ用の新規ランナーでクラビカルアンテナの裏パーツや肩内部パーツ、GNランス用パーツなど。

↑ポリキャップ（PC-130）

↑クリアーピンクのサーベル刃（SB-1）、水転写デカール、ホイルシールです。

以上です。各部を少し変えただけのカラバリキットと言ってしまえばそれまでですが、それでも新規造形部分は良い作りになっていると思いますし、GNランスや本体など、合わせ目消しを必要とする箇所もなく完成度も高め。全体的にもあなどれないキットになっていると思います。塗装や水転写デカールを貼って仕上げるとさらに良さが増すでしょうね。

2ndシーズンではアロウズの主力機として登場し、アヘッドと共にソレスタルビーイングを追い詰める活躍でした。機体性能の高さを感じましたし、それに伴ってか、キットもいい出来になっていると思います。なので、ガンダムの引き立て役だけでなく、影の立役者として、主役級の楽しみ方もできるキットなのではないでしょうか。