MG ウエポン＆アーマーハンガー FOR フルアーマーガンダムVer.Ka レビュー

塗装レシピと写真レビュー　|　素組みレビュー　|　パッケージ・ランナーレビュー

製作①　⇒　製作②　⇒　製作③　⇒　ビームライフルの組み立て　⇒　ハイパー・バズーカの組み立て

こんにちは！今回は、MG 1/100 ウエポン＆アーマーハンガー FOR フルアーマーガンダムVer.Kaのレビューをご紹介します！

MG 1/100 ウエポン＆アーマーハンガー FOR フルアーマーガンダムVer.Kaは、MG 1/100 フルアーマーガンダムVer.Kaと組み合わせて楽しむための武器とアーマーハンガーのセットです。プレミアムバンダイより発売されました。武器はビームライフル２丁とハイパー・バズーカ２基が付属、そしてMG 1/100 フルアーマーガンダムVer.Kaのアーマーをパージした状態でアーマーをディスプレイしておくアーマーハンガーが付属しています。発売日は2016年11月18日。2,808円（税込み）です。

まずはアーマーハンガーのみの状態から。全体的に肉抜きのあるハンガーで軽量ですが、しっかりと固定されるため安定しています。中央はアクションベース１と同じ形状の八角形台座（ディテールなどのデザインはガンプラビルダーズワールドカップ2013第1位のシュンさんが担当）で、その周りにアーマーの形状に合わせたハンガーが設置されています。

ハンガーに関しては特に色分けされておらずワンカラーの比較的目立たないカラーリング。

MG1/100フルアーマーガンダムのアーマー配置を考慮した位置関係でディスプレイできるようになっています。

全て分解可能。細かなパーツが組み合わさって形成されています。このため、組み立ても比較的容易。

ではこのハンガーにアーマー各部を設置していきます。

足首から下の部分のアーマー。MGフルアーマーガンダムからパージしたアーマーを組み合わせ、手前の台に固定します。足裏の形状と上手く組み合わさるようになっているのでしっかりと固定されています。

胸部と腰部のアーマーは手前中央のハンガーに設置。腰部フロントアーマーが誤って展開したり外れたりしないようアームのようなストッパーがついています。

各部のミサイルポッドを展開した状態でのディスプレイも可能。裏面は大きな空洞になっています。

続いて腕部。腕部には特に展開ギミックもないので、そのまま被せて固定するだけです。ショルダーアーマーがやや外れやすいので、あまり手が触れないように注意する必要があるかと。ハンガーの左右に２基設置します。

表面も裏面も腕部と同じようなスタイルでディスプレイします。

脚部のアーマー。ハンガー状態だとやや歪な形状ですが、アーマーを被せるとしっかりとした脚部の形状に固定されます。こちらも左右のアーマーがハズれないようストッパー型になっています。

裏面から見るとハンガーには細かいディテールが再現されています。ミサイルポッドはディスプレイした状態で展開可能。腕部アーマー用ハンガーの後ろに設置します。

腰部リアアーマー用ハンガー。こちらにもアーマーが展開やポロリを防ぐためのストッパー付き。

リアアーマーもミサイルポッドを展開した状態でディスプレイ可能。ただし、サイドアーマーのミサイルはハンガーの下面に取り付けるようになっているので、サイドアーマーを展開してもミサイルが露出しません。

ハンガーの中央部に各アーマーを取り付けて集約した状態。

ハンガー中央部の後方にランドセル用とウエポン用のハンガーを取り付けます。

ランドセルはハンガーに設置後、ストッパーを上にスライドさせて固定します。

やや重量のあるランドセルを設置しても安定しています。

今度はハンガーの向かって左側に武器を設置します。

シールドを被せた2連装ビームライフルと、シールドを１枚設置します。

ハンガーの向かって右側にはシールドを被せた5連装ロケットランチャーとシールドを１枚ディスプレイします。

アーマーや武器類を設置後も、とくに干渉するところなくディスプレイ出来ています。

ではここからはウェポンのご紹介です。

まずはビームライフル。ビームライフルは2挺あります。ハンガーとは違い、武器類はしっかりとパーツによる色分けがされています。左右で多少違う形状になっています。

センサーはクリアーパーツによる色分け。仮組み時にパーツを差し込んでも、塗装する前の分解時に抜けなくなることはないと思います。心配なら塗装後に取り付けるようにしておくと安心です。

ビームライフルはグリップ部分と銃身部分で分離させることが出来ます。銃身の挿し込み形状が対になるような仕様になっています。

グリップ部分本体は90度折り曲げる事が可能。グリップ部分に付いているサブグリップも左右に180度回転可能。後ろ側のグリップも収納可能と、かなり多彩なギミックを持っています。そして銃身は先端を伸縮させるスライドギミックが付いています。

グリップ部分、銃身共に、2挺をドッキングさせて１挺にすることができます。

そして組み合わせたグリップ部分と銃身部分を組み合わせることで、ダブルビームライフルを再現することができます。

ダブルビームライフル時には上部のグリップは収納しておきます。センサーは中央に可動させてダブルセンサーにしておきます。

ビームライフルの側面後方には可動式のアタッチメントがついています。

続いてハイパー・バズーカです。ディテールは左右で微妙に違うくらい。右側面には可動式のアタッチメントが前後にあり、左側面にはアタッチメントを固定する穴が前後に開いています。

砲身はグレー、ボディはダークグレイ、そして後部はブラウンと、各箇所が色分けされていて塗装の必要がないくらいしっかりとした色分けになっています。ハイパー・バズーカのセンサー部分にはオレンジのクリアーパーツをはめ込むようになっていますが、塗装時に抜けなくなるおそれがあるため、取り付けていません。

ハイパー・バズーカは伸縮し、収納形態を再現可能。後部のバックパックは取り外し可能で、前方にあるサブグリップも左右に可動します。

ハイパー・バズーカを２挺ジョイントさせることで、ダブルハイパー・バズーカを再現することが出来ます。

ビームライフルをハイパー・バズーカに設置させることは出来ますが、ビームライフルの向きが逆になってしまいます。説明書に取り付けの記載はありません。

ご紹介したウエポンをアーマーハンガーの後部に設置可能。ビームライフルは２挺に分け、ハイパー・バズーカは収納形態にしてハンガーに固定します。

以上で全てのアーマーとウエポンをハンガーに設置完了です。

ハンガーの中央にMG1/100フルアーマーガンダムを設置します。特にアーマーやハンガーが干渉することなくフルアーマーガンダムをディスプレイさせておけます。

スライド式の支柱やアタッチメントが付属します。説明書ではこれらのパーツ類は使用しないことになっています。組立方法も説明書に記載されていません。

予備パーツとして、マガジンラックが４個、ビームライフルのマガジンが５個、そしてシールド設置用の台座が１個付属します。

マガジンラックにビームライフル用マガジンを組み合わせることが可動。

組み合わせたマガジンラックはランドセル中央のマガジンと入れ替えることができます。

では適当に何枚かどうぞ。

ハイパー・バズーカはショルダーアーマーを支えにして持たせるととても安定します。マニピュレーター内側にダボがあり、ハイパー・バズーカのグリップに差し込んで固定させることができます。

腕部が垂れることなく保持してくれますが、少し肩からハイパー・バズーカがずれると垂れることもあるので、過度の期待はできません。

ショルダーアーマーに背負うとかなりしっくりきます。

説明書には載っていないですが、MG1/100フルアーマーガンダムに付属のアタッチメントを使用することで、ハンガーの台座のアクションベースに設置可能です。

アクションベースがかなりしっかりとしているので、フルアーマーガンダムを設置してもポージングがしやすいです。

垂れ下がったような持ち方をさせてもそれほど不安定になったりポロリすることがありませんでした。このあたりは個体差があるかもです。

ダブルハイパー・バズーカにしてもまずまず保持してくれます。

ダブルビームライフルは腕を水平にさせることもできますが、こちらもやや安定性に欠けるので、過度の期待は禁物です。ダブルビームライフルの銃身が長いため、少し銃身が歪んでくることもあるので注意です。

画像のような持たせ方をしても、腕部はなんとか持ってくれます。

以上です。アーマーのディスプレイには迫力があり、パージしたアーマーをバラバラに散らかしておくよりもきちんとハンガーに整理できるのはとてもありがたいです。ウエポンはこれまでにない変わったギミックが採用されているので楽しめますし、ビームライフルもハイパー・バズーカもどことなくRX-78が持つウエポンの名残を感じる形状なので親しみを感じます。そして２挺を組み合わせて１挺の大型ウエポンにしてしまうというアイデアも面白いですね。

MG1/100フルアーマーガンダムだけでもアーマーの脱着やエマージェンシーポッドの格納、豊富な武器類などで楽しめるのに、ウエポン＆アーマーハンガーによってさらにMGフルアーマーガンダムを遊びつくせるくらいハイスペックなアイテムになっていました。