今回は、HG 1/144 マグアナック(アウダ機/アフマド機)のレビューをご紹介します!
HG マグアナック(アウダ機/アフマド機)は、『新機動戦記ガンダムW』に登場する部隊MS『マグアナック』アウダ機とアフマド機の1/144スケールモデルキットです。アウダ機の大型左腕、腰リアアーマーなど、アフマド機の特徴的な頭部、肩部、腰サイドアーマーなどを新規造形で再現。ロングバレルライフルも付属。価格は1,760円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
2019年4月に発売されたHGACマグアナック(以下、通常版)をベースに、アウダ機/アフマド機がキット化。組み換えで大型左腕を持つアウダ機と高機動型バックパックを装備したアフマド機のどちらかが再現可能です。
まずはアウダ機から。大型左腕が特徴的。通常版に比べ、ショルダーアーマーやリアアーマーなども違っています。
成型色は一般発売のHGACマグアナックと同じ。ブラウンとオレンジがベースで、全体的な装甲はパーツによる色分けになっています。肩アーマーはシールでの色分け。
ポリキャップはボールジョイント型のPC-7を使用。関節はKPSパーツですが、強度も高めで自立は安定しています。
以下、アウダ機各部を通常版と比較していきます。比較画像は左がアウダ機、右が通常版になります。アフマド機のレビューはアウダ機の次に掲載していますので、そちらがご覧になりたい場合は下記のリンクからアフマド機のレビューまで移動してくださいm(_ _)m
アウダ機頭部を通常版と比較して。形状はほとんど通常版と変わりませんが、バイザーがスリット入りで一回り大きいものになっています。それ以外は同じ。前後挟み込みタイプですが、頭頂部から側面にかけての合わせ目は段落ちモールド化されています。
胸部と腰部は通常版と全く同じ。各部とも装甲がブラウンとオレンジの成型色パーツで色分けされています。
アウダ機のリアアーマーを通常版と比較して。大型で特徴的なリアアーマーになっています。オレンジの装甲が抜けにくいので、塗装する場合は分解に気を使う必要があるかと。
腰アーマー裏面にはパネルラインが造形されています。
下部のスラスターは内部にスリットなどの造形はありません。
アウダ機右腕部を通常版と比較して。ショルダーアーマーが新造されています。それ以外は同じ。
二の腕は筒型、前腕は左右挟み込みタイプで合わせ目がモールド化されています。
ショルダアーマーは挟み込みタイプで、上部に合わせ目ができます。前後のオレンジ装甲部分はシールでの色分け。
アウダ機左腕部を通常版と比較して。迫力のある大型腕部を装備しています。
肩パーツや二の腕の外装、肘や前腕などが新造されています。
前腕の大型装甲は手首パーツ挟み込みタイプですが、片面は端でモールド化され、片面は中央に合わせ目ができます。肘から分離可能なので、合わせ目消しはしやすいかと。肘周りや前腕部のダクトなどはグレーに塗り分けが必要です。
クロ―は4個パーツ構成。内側には各指とも肉抜き穴があります。
付け根ボールジョイントによって、反らせたり包ませたり、適度な表現が可能です。第2関節などの可動はありません。
通常のハンドパーツと組み換えて武器を持たせたりすることも可能です。
脚部は通常版と全く同じです。大腿部、足首から下の部分共に前後挟み込みタイプで側面にあわせ目ができます。膝から分離可能なので、合わせ目消しはしやすいかと。ソール部も足裏も同じ。
バックパックも通常版と同じ。
2ダボ接続なので、マグアナックバリエ機各機のバックパックも装備可能です。
アウダ機と通常版を並べて。前方から見ると、やはり大型左腕の存在が目立ちます。それ以外はほとんど同じで、若干ショルダーアーマーが違う程度。後方から見ると、リアアーマーの存在が際立っていますね。
肘の可動は通常版とほぼ変わらないようです。
ショルダアーマーが変わっていますが、腕を上げる角度もそんなに変わっていないようです。
リアアーマーが変更されている分、多少前後開脚には差が出ているようです。
その他の可動域や各部の詳細については、通常版のマグアナックレビューをご参考くださいm(_ _)m
シールド、ロングバレルライフル、ヒートトマホーク、ビーム・ライフル、シールド用マウントパーツ2種、ヒートトマホーク用マウントパーツが付属。
アフマド機換装用のパーツが付属。一部は通常版と同じパーツです。
その他通常版の肩内部パーツが余剰として付属します。
ラシード機/アブドゥル機と同じく、量産機用ナンバーが水転写デカールで付属します。
シールド。通常版のものと同じです。適度にパーツで色分けされ、裏面もモールドが造形されています。表面のラインはシールでの色分けです。
ジョイントパーツを使うことでシールドをバックパックにマウント可能です。
ビームライフル。こちらも通常版と同じです。本体部分はモナカ割なので上下に合わせ目ができます。砲身下部の三角形エネルギーパックは塗り分けが必要です。
センサーはシールでの色分けです。
シールド裏にビームライフルがマウント可能。
ヒートトマホーク。1個パーツ構成で、刃の部分は塗り分けが必要です。
ジョイントパーツを使うことでリアアーマーに懸架可能です。通常版に比べて少し下がった位置にマウントするようになっています。なので、比較的腕部との干渉を避けた状態になっています。
アウダ機で一通り武装して。左が大型左腕なので、シールドのマウントはできません。シールドはバックパックにマウントさせてみました。リアアーマーのヒートトマホークとは干渉しないようです。
アウダ機なら、クローを突き出すような迫力ある演出が可能です。
シールドは右腕部に装備可能。(肩内部パーツが・・・ないっ・・・_| ̄|◯)
通常版のマグアナックと共に。
角型頭部が印象的なアフマド機。通常版に比べて細マッチョな印象で、サイドアーマーやショルダーアーマーの広がりから神官っぽいイメージも。
アウダ機からアフマド機への換装は、頭部を一旦バラす必要があるので、組み換えに少し手間がかかりそうです。それと腕部ですね。それ以外の部分はサクッと換装が可能です。
通常版と各部を比較しながら見ていきます。
アフマド機頭部を通常版と比較して。今回キット化されたマグアナック隊バリエ機の中では一番『剛』を感じる造形になっているようです。モノアイのシールは1枚しかないので、アウダ機からアフマド機に組み換える際はシールを貼り替えるようになります。
こちらも構造は同じで、前後挟み込みタイプで頭頂部からの合わせ目は段落ちモールド化されています。
アフマド機の胸部を通常版と比較して。左右装甲のモールド形状が違っています。アフマド機のモールドは塗り分けが必要です。
アフマド機の腰部を通常版と比較。腰はサイドアーマーが大型化されています。それ以外の部分は同じ。ブラウンとオレンジはパーツによる色分けです。
サイドアーマーの裏面は通常版とそれほど変わらない印象。
アフマド機の腕部を通常版と比較して。ショルダーアーマーが肉厚なものに変更されています。それ以外の部分は通常版と同じです。
ショルダーアーマーは挟み込みタイプで上部と側面に合わせ目ができます。外側のオレンジ装甲はパーツによる色分けで、前後の装甲はシールでの色分けです。
脚部は通常版と同じです。
アフマド機のバックパックを通常版と比較して。アフマド機は合計8門のスラスターを持つ高機動型バックパックを装備。2個パーツの簡単な作りです。2ダボ接続は通常版と変わらずで、他キットとの組み換えが可能。
アフマド機と通常版を比較して。アフマド機は若干ゴツめ。ですがそこまで主張した感じはないですね。
ショルダーアーマーをそれほど跳ね上げることができないため、腕部は水平程度までの可動となります。
サイドアーマーの形状が違いますが、左右への開脚にそれほど影響はない感じ。その他の可動は通常版とほぼ同じです。
アフマド機で一通り武装して。アブドゥル機と同じくショルダーアーマーがシールドと干渉しやすいので注意です。塗装した場合は擦れなどを気にする必要がありそうです。
武装すると割とバランスが取れた感じになっています。
ロングバレルライフル。本体部分はモナカ割で上下に合わせ目ができます。
センサーなどの色分けはありません。グリップの付け根が回転可動するので、その分だけ両手持ちがしやすいかも。
ロングバレルライフルを保持して。後部のストック部分が長いので、腕部と干渉しやすいです。干渉を避けるため、脇に抱えるポーズが主流になってきそうです。
両手持ちは、あまりいろんな角度に向けたりすることはできませんが、適度に構えることは可能です。
別売りの通常版を組み換え、アウダ機とアフマド機を一度に再現。
以上です。また一味違う装備を携えたマグアナックなのが面白いですね。以前レビューしたラシード機/アブドゥル機と比べると若干控えめな装備品になっているので、引き立て役感もあるのかなと。今度発売されるHGACサンドロックの後ろに並べると良さそうです。
付属のロングバレルライフルは少し使い勝手の悪さを感じるかもですが、武器形状としては面白いですし、攻撃的なシーンの演出には一役買ってくれそうです。その他、アウダ機の大型左腕やアフマド機の各部形状など、マグアナックバリエ機としての個性を楽しむのもいいですね。
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