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HG ジンハイマニューバ レビュー

今回は、2004年6月に発売されたHG 1/144 ジンハイマニューバのレビューをご紹介します!

HG 1/144 ジンハイマニューバは、『機動戦士ガンダムSEED MSV』や『機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 虚空の戦場』などに登場するMS『ジンハイマニューバ』の1/144スケールモデルキットです。特徴的なMMI-M729エンジンをバックパックに装備し、両脚部には高機動スラスターを要した脚部増加装甲を装備。ジンの上位機としてハイスペックな機体形状が再現されています。価格は1,296円(税込み)です。

2003年4月に発売されたHGモビルジンをベースに、ハイマニューバ用の特徴的な形状が新規造形で再現されています。『ハイマニューバ』とは「高機動型」という意味。

成型色はライトなグリーンをベースに、ハイマニューバの特徴的な装甲が白やグレー成型色で色分けされています。部分的にシールで色分けされていますが、ダクト周りなど細かい箇所は塗装が必要です。全体的に組み合わせが強固なので、塗装で仮組みする場合はダボ穴を広げたりして処理しておいたほうが、分解がラクです。

背中に大型のエンジン(高機動スラスター)を装備しているため重量があり、多少後方に比重がかかって倒れやすいです。体型をS字にして立たせる(S字立ち)と割と安定します。ポリキャップ(PC123プラス)をほとんど使用します。関節強度は高め。

頭部。ザクなどに比べると若干横広。複数パーツで色分けされていますが、額センサーやモノアイはシールでの色分けです。上部の大きなとさかは左右の組み合わせで合わせ目ができます。

モノアイは黒いシールの上に半月のものを貼るタイプ。

胸部から腰部。ジンベースの形状に、胸部にグレーの装甲、腰フロントアーマーに白い装甲が取り付けられた形です。フロントアーマーのダクトや円形バーニアの内部は黒いシールでの色分け。胸部装甲の肩やフロントアーマーにある円形バーニアふちなどは塗り分けが必要です。

腰アーマー裏にモールドは造形されていません。

腕部。モビルジンと同じ形状ですが、ショルダーアーマーに増加装甲が追加されています。

二の腕は一部が筒型で合わせ目はありません。前腕は左右挟み込みタイプで前後に合わせ目ができます。肘から分離可能なので、合わせ目消しはしやすいかと。

ショルダーアーマー。グリーンの部分はモビルジンと同じ。前後挟み込みタイプで上部に合わせ目ができます。増加装甲は2個パーツの組み合わせで合わせ目はありません。側面にサクッとはめ込みます。肩内部パーツも合わせ目ができる仕様。

脚部。ジンの脚部に増加装甲を追加した形です。側面の増加装甲はミーティアのプロトタイプになったMMI-M729エンジンをメインスラスターとして搭載しているとのこと。

側面の増加装甲は脱着が可能(肩部も同様)。大腿部、膝から下共に左右挟み込みタイプで、前後に合わせ目ができます。

アンクルガードや後部の装甲は適度に可動します。

増加装甲は特徴的な形状で、エンジンノズルのふちはシールでの色分けです。エンジンノズルは白などで塗り分けが必要です。下部のダクト内部もオレンジに塗り分けが必要。

ソール部はシンプルですが、足底は別パーツで蓋がされています。足甲の円形バーニアは塗り分けが必要です。

バックパックは2個のポリキャップ接続。ポリキャップ部分が上下に可動するので、バックパック全体も少し上下に可動させることができます。中央下部のスタビライザー?の裏面は蓋などもなくそのままの状態。

バックパックのグリーンの部分は、前後パーツでの組み合わせで上下に合わせ目ができます。

大型エンジン(白いパーツ)は一部にメカニカルな造形が再現されています。左右挟み込みタイプで合わせ目ができます。ウイング装甲もパーツによって色分けされています。

大型エンジンは大きく上下可動し、左右へも少し可動します。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと並べて。陸戦型ジムと同じくらいの大きさ。

HG SEEDのデスティニーガンダム、HGCEデスティニーガンダムと並べて。HG SEEDはどれもサイズが同じですね。

首が短いこともあり、頭部の上下可動はごくわずか。左右へも胸部アーマーが干渉するのでかなり厳しいです。水平にまでもいかず。

腕は水平にまで上がらないくらいで、肘も90度まで曲がらないくらい。胸部からの腕接続軸が固定型なので、肩の前後スイングはありません。(画像も用意していません。)

腰は少し浮かせるようにすれば、360度回転が可能です。バックパックを背負った状態でも同じ。腹部が可動しないので、上半身の前後スイングなどはありません。

股間部にアクションベースマウント用の穴はありません。股にコの字パーツを挟むにも幅が狭くて差し込めないので、アクションベースへのディスプレイは難しいです。あえて使うなら、画像のようにバックパックを挟む形でディスプレイさせるとよいかと。

フロントアーマーが広く可動するので、前方への開脚は広めに。リアアーマーが可動しないので、後方へはそれなり。

膝は曲線状に可動。それほど深くはありません。二重関節で可動するので、違和感を感じるところも。

足首はかなり広く、少し特殊なくらいに前後可動します。左右へもまずまず可動。

股間部がボールジョイントなので、左右への開脚はハの字程度まで。

内股、ガニ股は共に45度程度。

立膝はそんなに悪くない姿勢でこなすことができました。

可動域の総括としては、構造が少し特殊ですが、下半身は割と動くようになっていると思います。上半身は腕周りが少し物足りない感じなので、武器の両手持ちなどはやや厳しそう。全体的には思ったよりは動くキットな感じですね。

JDP2-MMX22試製27mm機甲突撃銃、MA-M3重斬刀、持ち手(右)が付属。

ザフトエンブレムやミハイル・コーストのパーソナルマーク『GOD HAND(神の手)』が入ったマーキングシールが付属。※ミハイル・コースト・・・「ドクター」の異名を持つザフトのエースパイロット。

JDP2-MMX22試製27mm機甲突撃銃。本体部分はモナカ割で上下などに合わせ目ができます。マガジンの脱着などはありません。

MA-M3重斬刀。1個パーツで造形されています。グリーン一色なので、剣先や柄の根元、鍔など、ホワイト、グレー、レッドで細かく塗り分けが必要です。

MA-M3重斬刀は側面のダボで、サイドアーマーにマウント可能です。

一通り武装して。

JDP2-MMX22試製27mm機甲突撃銃は付属の持ち手で保持。多少遊びがありますが、ポージングに特に影響はありません。割とサクッとポーズがとれます。

JDP2-MMX22試製27mm機甲突撃銃の先端にはMA-M3重斬刀がマウント可能です。

MA-M3重斬刀はグリップが細めですが、ラインモールドが入っているので引っかかって多少抜けにくい感じです。遊びは多め。

適当に何枚かどうぞ。

羽つきの機体だからか、ポーズを取らせるとなかなかかっこいい感じになります。ザクっぽいのもいいですね。

以上です。近年のキットに比べるとどうしても可動域は物足りないものを感じますが、キットの強度という部分ではなかなか優れていて取り扱いしやすいです。ポロリもほとんどなく、遊びやすいですし、現代の弱さを感じるキットに比べると耐久性があっていいですね。

欠点としては、高機動型なのにアクションベースにディスプレイできるようになっていないのはちょっと痛いですね。飛行シーンがメインなところがあるので、なんとかディスプレイさせて演出したいところです。

物足りない点もありますが、キットとしてはなかなかよく、愛着を感じるところも。カラーリングもおもちゃっぽいのかと思いきや、意外と渋めのグリーンになっていますし、ハイマニューバの造形もワイルドさがあって簡単な重装甲感も味わえるので、ジンやSEED MSVファンとしても、魅力を感じる一機なのではないでしょうか。

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