今回はせなすけ × aurochs 極薄刃 ニッパー(他社ニッパーとの比較も)のレビューをご紹介します!
aurochs(オーロックス)から発売の『せなすけ × aurochs 極薄刃 ニッパー』は、極薄に仕上げられた片刃構造のプラスチック切断専用ニッパーです。プロペインターyoutuberの『せなすけ』さんと模型用工具メーカー『aurochs』とのコラボ商品(通称せなすけさんニッパー)。価格は3,280円(税込み)です。※Amazon価格3,180円(税込み)。
ガンプラ制作の質が高まるように切れ味の良いニッパーを求めていますが、今回、せなすけさんとのコラボ商品ということで気になったので買ってみました。他社ニッパー(ゴッドハンドブレードワンニッパー、bondsヌルっと切れる片刃ニッパー)との比較も交えつつ、レビューしていきたいと思います。
ちなみにこのブログ『ガンダムブログはじめました』はヌルっと切れる片刃ニッパーのbondsさんとスポンサー契約を結んでいますが忖度は一切しません。ニッパーの性能や品質をそのままレビューに反映させていきます。
まずはパッケージの状態。デザイン的に若干の手作り感はありますが、せなすけさんの可愛らしいキャラクターが掲載されていていいですね。ガンプラ初心者の方や女性、キッズなどにも受け入れやすいデザインになっていると思います。ちなみに厚紙は特に二つ折りとかではない1枚ものでした。
裏面には使用上の注意に加え、せなすけさんのプロフィールも掲載。せなすけさんはYoutubeでたまに動画を見させて頂いていますが、いつもお美しいですし、シタデルの筆塗り技術は一級品。ガンプラ制作において筆塗りは避けて通れない部分でもあるので参考になります。裏面の記載内容は同一色でやや文字が見えにくいですがまぁまぁ・・・・;
内容物はニッパー本体、ニッパーキャップ、六角レンチです。
ニッパーキャップはゴッドハンドやヌルっとニッパーのものとほぼ同じ。ソフトな手触りで気持ちがいいです。スナップボタン式のストッパーで抜けないようになっているのは他とは違っていていいですね。イラストはコラボ品ということで、オーロックスのロゴとせなすけさんのキャラクターがミックスされたものになっています。
今回比較するゴッドハンドブレードワンニッパー(左上)、ヌルっと切れる片刃ニッパー(右下)、破損していますがゴッドハンドのアルティメットニッパー(右上)と並べて。ニッパー全体の大きさはどれもだいたい同じです。
それぞれのレビューはこちら
⇒ゴッドハンドブレードワンニッパー レビュー(タミヤ薄刃ニッパーとの比較も)
⇒ヌルっと切れる片刃ニッパー レビュー
⇒ゴッドハンドアルティメットニッパー レビュー
グリップの開き具合はどのニッパーもほぼ同じ。ブレードワンが若干広めかなという程度です。バネの硬さという部分ではゴッドハンドの2種は少し固め。オーロックス(せなすけさんニッパー)とヌルっとニッパーはほぼ同じくらいで柔らかいです。柔らかいほうが、長時間カットを続ける際に疲れなくて済むような気も。
4種を並べて切り口の部分を確認してみます。切り刃やまな板刃の形状はそれぞれ違っていて個性的。この中ではヌルっとが一番刃が薄いですね。上部にはそれぞれのロゴが入っているので間違うことなく使うことができます。
切り刃の部分をアップで確認。
まな板刃の部分をアップで確認。
ちなみにゴッドハンドアルティメットニッパーの刃はこんな感じ。切り刃が折れ、刃もガタガタになって使いものにならなくなっています。比較対象に出来なくて申し訳ないですm(_ _)m
それではニッパーごとに切れ味を確認していきたいと思います。まずは一般的なガンプラなどで良く使われているPS素材のランナーをカットしてみます。
まずはせなすけさんニッパー。切り口に多少のガタツキが見られますが、断面は悪くないですね。
次にヌルっとニッパー。こちらは切り口も断面もかなりきれいです。その名の通りヌルっと刃が入っていきました。
続いてブレードワンニッパー。こちらは断面に多少の凹凸が見られますが、切り口はまずまずきれい。
ちなみに破損しているアルティメットニッパーでもカットしてみました。さすがに断面は多少ざらつく感じになっていますが、切り口などには質の高さが垣間見えますね。破損していてもこの切り口は見事。
続いてポリキャップなどに使用されているPE素材を試してみます。
せなすけさんニッパー。断面も切り口もきれいですね。柔らかい素材なのでプチっと切れてくれます。
続いてヌルっとニッパー。こちらも断面はせなすけさんニッパーと殆ど変わらず。ちなみに断面の白い部分はカッティングマットのラインが映り込んでいます;
ブレードワンニッパー。こちらも他のニッパーと同じできれいに切れています。PE素材は柔らかいので、どのニッパーでカットしても大きな違いは出ないようですね。
次にクリアーパーツをカットしてみます。
せなすけさんニッパー。まずまずな感じですね。クリアーパーツはPS素材ですが、やや固めに作られているのでどうしても切るときにパキッと飛び散るように切れていきます。それでこれだけきれいに切れるのはいい方ではないでしょうか。
ヌルっとニッパーはこんな感じ。せなすけさんニッパーの切り口とあまり変わらない感じですね。
ブレードワンニッパー。こちらも切り口や断面は他とあまり変わらない印象ですが、わずかながらきれいな感じがありますね。素材によって向き不向きがあるのかも。
最後にKPSをカットしてみます。
せなすけさんニッパー。切り口もきれいですし、断面もまっすぐできれいです。申し分ないですね。
ヌルっとニッパー。こちらも切り口、断面ともにきれいです。
ブレードワンニッパー。切り口、断面共にきれいですが、他のニッパーに比べて多少白化エリアが広いのが気になります。
何度かカットして使いやすさを確認。せなすけさんニッパーはグリップが太めなので、普段細身グリップを使っているのでやや違和感がありました。ですが使い慣れると気にならないと思います。
それとせなすけさんニッパーとブレードワンニッパーはカットするときにどうしてもゴリッという感じがありますね。ヌルっとは刃が柔らかく入っていくので、他とは違った感触がありました。
せなすけさんニッパーとブレードワンニッパーでも感触が少し違っていて、せなすけさんニッパーのほうが同じ『ゴリッ』でも比較的スッーと入っていきます。試した感じで甲乙を付けるとすると、ヌルっと>せなすけさんニッパー>=ブレードワンニッパーって感じですかね。
ただ、ヌルっとはその分金額が一気に上がるので、ガンプラ初心者の方やキッズ向けにお金をかけずという部分では、せなすけさんニッパーの質は申し分ないものだと思います。また、上級者の方だと、用途に合わせて使い分ける2番手ニッパーとしても、質の高さを発揮してくれるのではないでしょうか。
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2 件のコメントがあります。
モリタ
on 2021年9月13日 at 22:58 -
比較対象で有るはずのアルティメットニッパーが破損していてガッカリした。
匿名
on 2021年9月14日 at 02:00 -
言うて見た感じ最初から結果は見えてると思うが、
見てみたかった感も無くも無いかな。