HGUC Dガンダムセカンド レビュー

今回は、HGUC 1/144 MWS-19051G-2 Dガンダムセカンドのレビューをご紹介します!

HG Dガンダムセカンドは、『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』に登場するMS「MWS-19051G-2 Dガンダムセカンド」の1/144スケールモデルキットです。各所に見える内部フレームや緻密なデザインを細部まで再現。様々な武器や工具が付属し、多彩なポージングが可能となっています。価格は3,080円(税込)。プレミアムバンダイ限定の商品です。

Dガンダムファーストがアラハスのファクトリーチームとモノトーン・マウス社の手で戦闘用に改造された機体で、劇中ではダリー・ニエル・ガンズが搭乗。サイド2のコロニー内にて、カラードのザクIII後期型と戦闘を繰り広げた機体「MWS-19051G-2 Dガンダムセカンド」がHGUCでキット化。

2025年2月に発売されたHG Dガンダムファーストをベースに、セカンド用の腰部や肩部、前腕部、脚部、バックパックといった各部形状、コネクテッド・ビーム・ライフルやバズーカ、優先爆弾、優先爆弾予備弾、大型トリモチ弾、ダミー弾などが新規造形で再現されています。

成形色はホワイトを基調に、腰部や膝回り、武装類などにダークブルー、頭部や胴体部、肩部、シールドなどにくすみのあるイエロー、頭部やソール部などにレッドを配色。その他、胸部がブルー、内部や関節、バックパックなどがパープルグレー成形色での再現となっています。

ホイルシールが付属し、頭部や胸部センサー類、有線爆弾の一部、シールドの一部などを補います。その他各部モールドやバックパックのバーニア内部などを細かく塗り分ける必要がありますが、素組みでも違和感がないくらいの色分けが再現されています。比較的小さいものが多いので、貼り付け時の紛失に注意します。

パープルグレー成形色パーツにはKPSが使用されています。ABSは不使用。

ポリキャップは不使用。各部ともPSやKPSパーツで構成されています。肘や膝関節はKPSパーツ構成で関節強度はまずまず高め。背部バックパックも負荷がかかるようなものではなく、自立は安定しています。

■付属品

シールド、コネクテッド・ビーム・ライフル、バズーカ、トリモチガン、リベットガン、ドリルガン、マグネットアンカー、ビーム・サーベル(ビーム刃、柄)✕2、有線爆弾、有線爆弾予備弾、大型トリモチ弾、ダミー弾、サーベル柄用ジョイントパーツ、ワイヤーパーツ3本、平手(左)といった多種多様な武装が付属。

Dガンダムファースト用のパーツが余剰で付属します。一通り付属しているので、Dガンダムファーストとして組むこともできます。ビームショットガンが付属しているのも嬉しいところ。

■各部形状

HG Dガンダムファースト(以下、ファースト)と比較しながら各部を見ていきます。

■頭部

頭部。大部分はファーストと同形状ですが、右側頭部のセンサーがオミット。これに伴って後頭部パーツがセカンド用に新造されています。左右のダクトはグレーに塗り分けが必要。

更に後頭部にスリット状のモールドが入り、とさか付け根形状なども変化。デザイン的に少し小型化されたような雰囲気になっています。メット部は前後の組み合わせですが、側面の合わせ目は段落ちモールド化。

ツインアイは赤いパーツにシールを貼っての色分けです。とさか前後のセンサーはグリーンのシールでの色分け。

■胴体部

胸部・腹部。胸部パーツの一部が新造され、左肩のセンサーがオミットされています。それ以外はほぼファーストと同じですが、胸部モールドのシールは赤から黄色に変更されています。また、腹部モールドはファーストでは特に色分けされていませんでしたが、セカンドではシールで色分けするようになっています。エアインテーク内部はグレーに塗り分けが必要。

腹部は多数のフレームが露出する構造でかなり特殊。元が作業機体ということもあってか、工業製品的な雰囲気が感じられる造りになっています。

肩のセンサー部分はそのまま開口された状態なので、余剰のセンサーを組み付けることもできます。

首は前後にスイング可能。肩も前方に展開するほか、上下にも適度に可動します。

胴体内部構造。腹部はダブルボールジョイントの中央軸と左右のシリンダーシャフトパーツで構成され、上半身の可動に追従するようになっています。

腰部をファーストと並べて比較。大部分の形状はファーストから変わらずですが、フロントアーマーは縦長モールド入りのものが新造。中央ふんどし部分も小型化されています。前面中央のモールド類はイエローのシールでの色分け。

サイドアーマーはファーストと同じ。サイドアーマー本体は簡単な1個パーツ構成ですが、左のサイドアーマーにはサーベル柄を装備しています。サーベル柄はジョイントパーツを介して組み付けますが、右サイドアーマーにもマウントが可能です。

腰アーマー裏に裏打ちパーツは無いですが、フロントとリア裏にはメカニカルなモールドがデザインされていて見栄えがします。サイドアーマー裏は肉抜き仕様。

股間部にはスライドギミックがあり、脚部の可動域を少し広げることができます。

■腕部

腕部をファーストと並べて比較。上腕や肘関節などの形状は同じですが、ショルダーアーマーや前腕装甲がオミット。前腕の突き出た装甲がオミットされるなど、全体的に無駄を省いたようなデザインになっています。

腕部内部構造。

前腕にはファーストと同様、ナックルガードを装備。展開することでナックルクラッシャーを繰り出すことができます。

上腕は筒型で合わせ目はなし。前腕は一部が左右の組み合わせですが、合わせ目は段差モールド化されています。

ショルダーアーマーはセカンド用に新造。細かなアポジやバーニアなども別パーツで細かく色分けされていて造りが良いです。アポジやバーニア内部などは塗装が必要。外装は各部とも前後の組み合わせですが、合わせ目は段落ちモールド化されています。

■脚部

脚部をファーストと比較して。脚部は一部にファーストのパーツを流用しつつ、各部がセカンド用に新造。足の付け根から足首までは内外共に新規パーツが多く、より厚みのある装甲へと変化しています。部分的に露出したフレームによってメカニカル感も強調されています。膝の角型モールドは白いシールでの色分け。

脚部内部フレームをファーストのものと並べて比較。

大腿部は前後の組み合わせで側面の合わせ目は段落ちモールド化。膝から下も前後の組み合わせですが、こちらも合わせ目のない構造になっています。

足の付け根はロールや上下などフレキシブルに可動。後部ノズル(バーニア)は別パーツでの色分けで内部をイエローに塗り分けが必要です。白いスラスターカバーも上下に可動。

ソール部をファーストと比較して。大部分はファーストと同じですが、踵がセカンド用に新造。より洗練されたデザインになっています。

つま先側裏の肉抜きっぽい造りなのはファーストと変わらずで気になるところ。モールドの造りは良いですね。つま先はボールジョイント接続で角度変更が可能。踵も若干ですがロール可能です。

■バックパック

バックパックをファーストと比較して。バックパックは上部フレキシブルスラスターから本体部まで全て新造。左右2基のボックスタイプユニットや縦長の下部スラスターなどが特徴的に造形されています。

下部のスラスターを引き出すことで、ボックスユニットを展開させることができます。展開させることで内部からメインノズル(バーニア)が露出。各所のバーニアは内部をイエローに塗り分ける必要があります。

フレキシブルスラスターは左右の組み合わせで先端の一部に合わせ目ができます。あまり目立たないのでそのままでも良さそう。バーニアは別パーツでの色分けで、こちらも内部をイエローに塗り分けが必要です。

フレキシブルスラスターはファーストと同様、前後にスイング可能。

バックパックは近年のHG共通の2ダボ接続。

なので一部のHGUCやHG水星の魔女シリーズ、HG SEED FREEDOMシリーズキットのバックパックなどと組み替えることができます。中央に1穴もあるので、1ダボ接続のユニットをマウントしてカスタマイズすることも可能です。この辺りもファーストと同じ仕様。

■他キットとの比較

HGUC RX-78-2ガンダム(リバイブ版)、HGUCνガンダム(ファンネルなし)と並べて大きさを確認。大きくも小さくもなく、HGとしては中間程度の大きさ。Dガンダムセカンドの頭頂高は18.9mでファーストと同じです。

HG Dガンダムファーストと並べて。一見するとそこまで違いは感じませんが、一部装甲(装備)が変更されたことで実戦仕様として洗練された感じがありますね。

■各部可動域

各部可動域もほぼファーストと同じ。頭部は幅広く上下しますし、腕はショルダーアーマーの動きに関係なく水平まで上げることが可能。肘は2重関節である程度深くまで曲げることができます。腰部可動ギミックによって上半身も前後など柔軟に可動します。

腰は干渉するため、45度程度までしかロール出来ず。膝は外装が干渉しますが、ある程度深くまで曲げることができます。立膝もまずまずな姿勢で再現可能。脚部形状が変わっていても特に可動域に差はないですね。

左右への開脚は比較的広めに展開することができます。足首の可動はそれなり。

■武装類

(コード)コネクテッド・ビーム・ライフル。銃身からコードが伸びるビームライフルです。出力は3.8kWで連射が可能とのこと。このセカンドで新造された武装。ロングサイズでメカニカル感の強い武装になっています。

簡単なモナカ割で上下の合わせ目はほぼモールド化。底面の一部に合わせ目ができるくらいです。

上部センサーは特に色分けはありません。銃口周りの造りも良いです。

バズーカ。弾頭5発が装填可能なバズーカです。本編未登場とのこと。こちらもセカンド用に新造された武装になります。比較的シンプルなデザインですが、上部フックや近未来的なマガジンラックなどが特徴的に造形されています。

砲身部分は左右の組み合わせで上下に合わせ目ができます。一部合わせ目は段落ちモールド化。

砲口は別パーツ化。内部はきっちりと開口されています。

グリップは前後に幅広くスイング可能。

シールド。幅と厚みのあるシールドです。ファースト用とは別形状でセカンド用に各部が新造。裏面は全体にメカニカルなモールド入り裏打ちパーツが造形され、ダミー弾やトリモチ弾が収納されています。側面モールドはシールでの色分け。

ファーストのシールドと並べて。どちらもデザインや実用性などそれぞれに特徴がありますが、セカンドのほうが裏打ちパーツが全体に造形されていて造りの質が少し高め。

トリモチガン。トリモチを発射する小銃です。ファーストに付属しているものと同じ。塗装道具であるスプレーガンのような工具的な武装になっています。

本体部分は簡単な左右の組み合わせですが、大部分の合わせ目はモールド化されています。銃口は別パーツ化。

リベットガン。コロニー外壁補修用の釘打ち機です。こちらもファーストに付属しているものと同じです。

本体部分はモナカ割ですが、上下の合わせ目は段落ちなどでモールド化されています。トリモチガンと同様、銃口は別パーツ化されているので塗り分けなどもしやすいかと。パーツが小さいので紛失に注意。

ドリルガン。先端に有線式のドリルが付いているワイヤーガンです。こちらもファーストに付属しているものと同じ。工具的要素の強い武装になっています。ドリルの一部はオレンジのシールでの色分けです。

銃型の部分はモナカ割で上下に合わせ目ができます。ドリル先端部は別パーツでの色分け。

付属のワイヤーパーツと組み合わせることで、先端ドリル部の射出状態を再現することができます。

ドリルガンはサイドアーマーにマウント可能。

マグネットアンカー。マグネットで目標に張り付くワイヤーアンカーです。こちらもファーストに付属しているものと同じです。グリップ、アンカー部分共に1個パーツ構成の簡易的な造り。

こちらも付属のワイヤーパーツと組み合わせることで、アンカーの射出状態を再現することができます。

有線爆弾。有線による遠隔操作で爆破する爆弾(爆薬)です。これらもファーストに付属しているものと同じ。グリップありなしで形状の異なるものが一つずつ付属します。

円形パーツの組み合わせで合わせ目はモールド化されています。前後のモールドは黄色いシールでの色分けですが、前面モールドの一部は組み合わせダボで別パーツ化されているので塗り分けがラクです。

グリップ付きのものは付属のワイヤーパーツと組み合わせることで射出状態を再現することができます。

両爆弾ともリアアーマーにマウント可能。

シールド裏面のカバーパーツやダミー弾、トリモチ弾はそれぞれ取り外しが可能。シールド内部にはマグネットアンカー、リベットガンを収納することができます

トリモチ弾は付属の平手パーツを使って握っているポーズ(投擲ポーズ)を再現することができます。固定はされず載せるだけなので、落とさないよう、手の角度に少し注意したほうが良いかも。

■ポージング

一通り武装して。こちらは腰部にドリルガン、背部に有線爆弾などを装備したフル装備状態になります。腕部にライフルやシールド、腰回りに武装類を配することでボリューム感ある容姿に変化し、重厚さが増しています。

(コード)コネクテッド・ビーム・ライフルはその名の通り、バックパックからライフル後部にコード(ワイヤー)を接続して保持します。ビーム・ライフルだけでなく、ドリルガンやリベットガン、トリモチガンも全てコードの接続が可能。

特に腕を伸ばしてもワイヤー(リード戦)が突っ張ることはなく、ワイヤー自体も抜けたりすることがないので取り扱いはラクですね。

バズーカは通常の握り手でグリップを握らせて保持します。グリップが幅広く前後するので、担ぐポーズも余裕ですし、肩との干渉もなくラクに腕を動かすことができます。

脇に抱えてのポーズも問題なく再現可能。

足首はそこそこ曲がりますが、若干外側が浮きやすいです。なので多少の不安定さはありますが、上手くバランスを調整すれば、ある程度の自立ポーズは再現できます。

リベットガンやドリルガンといった工具的な武装が付属するので、リベットガンでリベットを打ち込むなど、ファーストからの流れとして作業員的なポーズを演出することもできます。

シールドはジョイントパーツを前腕に組み付け、下にスライドさせることでロックがかかるようになっています。

たまに外れることはありますが、ストレスを感じるほどではなく、干渉を避けるようにすれば外れることなく装備させることができます。何気に玉子焼き(寿司)感が強い・・・(笑)

ビーム・サーベルも付属の握り手で保持します。特にダボ固定ではないですが、上下にストッパーがあるので抜け落ちる心配はありません。

ナックルガードを展開することで、ナックルクラッシャーの演出が可能。格闘系の軽快なポーズを演出することもできます。

ファースト以上に武装類が豊富なので、とにかくポージングバリエーションが多彩に演出できて良いですね。さすがに余剰のビームショットガンは持て余してしまいました;

適当に何枚かどうぞ。

以上です。ファーストから戦闘用に改修されたことで無駄が省かれていますし、若干ですが軽装化されたことで、戦闘に特化したスタイルに変化しています。造形的にもメリハリが効いていますし、新造された各部装甲にシャープさがあるため、ファーストより攻撃的なポージングが映えるようになった印象ですね。

気になる点はほぼ無いですが、あえて言うなら、シールドが少し外れる頻度が高かったのでもう少し固定強度が高いと良かったかも。(自分の組み付けが甘かった可能性も。)

後部スラスターは展開ギミックが内蔵されて表現力が高まっていますし、ファーストから付属する工具的な武装も面白く演出してくれます。その他も圧倒的な武装量でとにかくポージングバリエーションが多彩。全てを使ってポージングを演出していると、ついつい時間が過ぎるのを忘れてしまうくらい、ポージングやディスプレイに熱中させてくれるキットになっているのが良いですね。

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執筆者:nori
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