HGUC ガトー専用ゲルググ レビュー

今回は、 HGUC 1/144 MS-14A ガトー専用ゲルググのレビューをご紹介します!

HGUC ガトー専用ゲルググは、OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場するMS「MS-14A ガトー専用ゲルググ」の1/144スケールモデルキットです。ガトー専用ゲルググの特徴的なカラーリングを再現。試作型ビーム・ライフルが付属し、印象的なポージングが可能です。価格は2,420円(税込)。プレミアムバンダイ限定の商品です。

ゲルググのアナベル・ガトー専用機で、劇中ではアナベル・ガトーが搭乗。ア・バオア・クー防衛戦にて、ジムを撃破するなど連邦軍のモビルスーツを圧倒した機体「MS-14A ガトー専用ゲルググ」がHGUCでキット化。

2007年3月に発売されたHGUC ゲルググ/ゲルググキャノンをベースに、ガトー専用ゲルググのブルーとグリーンを基調としたカラーリング、試作型ビーム・ライフルが新規造形で再現されています。※大元は2006年10月発売のHGUCシャア専用ゲルググ

成形色は頭部と四肢がブルー、胴体部がグリーンの特徴的なカラーリング。その他はシールドやビームナギナタ柄がオレンジ、膝部やソール部、試作型ビーム・ライフルがブラック(ダークグレー)、内部や関節、ビーム・ライフルがグレー成型色での再現となっています。

ホイルシールが付属しますが、頭部モノアイと腹部コックピットハッチを補うくらいでわずか。塗装はほぼ必要ありませんが、ビーム・ライフルのセンサーや各部バーニアなどを塗り分けるとより良く仕上がりそうです。

ABSは不使用。大部分のパーツはPS素材となっています。ベースのHGUC量産型ゲルググ/ゲルググキャノンの発売当初、ABSだったDランナーもKPSに変更されています。

ポリキャップはPC-116を使用し、全身各部に組み込みます。肘膝共にKPSとポリキャップ構成で関節強度はまずまず高め。特別負荷のかかるような装備はなく、脚底も広く接地性が高いため自立は安定します。

■付属品

シールド、試作型ビーム・ライフル、ビーム・ライフル、ビームナギナタ(柄、刃✕2)、ビームナギナタ用ジョイント、武器持ち手(右)、平手(左)が付属。画像右上の指揮官機用頭頂部パーツが余剰で付属します。

■各部形状

形状の異なる頭部のみ他キットと比較しながら、HGUC ガトー専用ゲルググの各部を見ていきます。

■頭部

頭部をシャア専用ゲルググ、量産型ゲルググ、ゲルググキャノンと並べて比較。形状は量産型ゲルググと全く同じ。シャープなモノアイスリットや後頭部のとさか、手前に突き出た鼻部ダクトなどがゲルググらしく特徴的に造形されています。やや扁平型のシルエットですがバランスは良いですね。

頭部は合わせ目ができないパーツ構成。個体差と思いますが、後頭部のとさかが外れやすかったので固定強度を上げておきました。

モノアイやモノアイレールにモールドなどはなく、シールを貼って再現するようになります。シールはモノアイレール(ブラック)とモノアイ(ピンク)をまとめて色分けするものと、モノアイのピンクのみのシールを貼る方法をお好みで選択できます。今回はモノアイシールのみ貼ってみました。

モノアイは左右に可動し、表情を変化させることができます。頭頂部パーツを外し、モノアイレールの上部レバーを弄って左右に動かしますが、モノアイレールの可動が硬いので内側にグリスを塗ってスムーズに可動するようにしておきました。

■胴体部

胸部・腹部。胸部下や腰部周りのスリットダクトが特徴的に造形。シンプルながらもマッシブ感あるデザインになっています。胸部、腹部共に前後の組み合わせで側面に合わせ目ができます。関節パーツを挟むため、合わせ目を消す場合は後ハメなどの処理が必要。

腹部コックピットハッチはゴールドのシールでの色分けですが、別パーツ化されているので塗装する場合もラクに塗り分けられそうです。

首はボールジョイントの受け口で柔軟に可動。肩もポリキャップを交えた1軸ジョイントで前方、上下に可動します。

腰部は各面に幅のあるスカートアーマーが造形。ゲルググ特有のシルエットを印象づけるワンポイントになっています。

腰アーマー裏は各面ともパネルラインのようなモールドが造形。このままでも見栄えは良いですが、グレーやメタリック系で塗り分けたりすると更に映えそうです。後部スラスターには3基バーニアを装備。バーニアは別パーツ化されています。股間部はロール可能。

サイドアーマーはしっかりと押し込むことで位置が固定され、引き抜くことでボールジョイントで柔軟に可動するようになっています。

■腕部

腕部。側面の尖ったショルダーアーマーやマッシブ感のある上腕以下装甲が特徴的に造形。モールドのないシンプルな装甲ですが、威厳を感じさせるデザインになっています。前腕側面には補助推進ユニット(熱核ジェットエンジン)を装備。

上腕は筒型パーツ構成で合わせ目はなし。前腕は前後の組み合わせで側面に合わせ目ができます。幸い丸モールド内に合わせ目がなく処理はラクそうですが、内部パーツを挟むので後ハメなどの加工が必要です。

前腕の補助推進ユニット(熱核ジェットエンジン)は取り外しが可能。3.0mm穴なのでHGBCなどの武器セット、オプションパーツセットなどを組み付けてカスタマイズすることができます。

ショルダーアーマーは前後の簡単な組み合わせで上部中央、側面の端に合わせ目ができる仕様。内側も特にモールドはなく造りは簡易的ですが、幅広く展開し、干渉を避けることができます。

■脚部

脚部も腰部と同様、ゲルググの象徴でもある幅のあるスカートアーマーを装備。ゲルググらしいシルエット、デザインで造形されています。

大腿部は前後の組み合わせで上部や側面に合わせ目ができます。膝から下は左右の組み合わせで後部に合わせ目ができます。膝関節などを挟むため、合わせ目を消す場合は後ハメなどの加工が必要です。足の付け根はボールジョイントの受け口のみで可動ギミックはありません。

脚部内部にはポリキャップを交えたスラスターの簡単な可動ギミックが内蔵されています。外装の内側にはパネルラインのようなモールドが造形。

内部スラスターは可動ギミックによってフレキシブルに可動。スラスター基部とバーニアは別パーツ化されているので塗り分けて変化を出しても良さそうです。基部の内側は肉抜き穴。

ソール部はかなりシンプルな山型ですが重厚感があり、裾も幅広く接地性高く造形されています。脚甲のブルーとソールのダークグリーンのカラーリングも特徴的。

脚底はモールド入りの裏打ちパーツが造形。肉抜き穴などはありません。裏打ちパーツは簡単な1個パーツ構成ですが、スラスターなどはモールドに深みがあります。塗り分けるなどすると味が出そうですし、エッチングパーツでディテールアップしても面白そうですね。

■背部

背部にバックパックなどはなく、シールドやナギナタ柄マウント用のジョイントのみが造形。

背部のジョイントパーツを外すことでポリキャップの1軸穴が露出。HGUC量産型ゲルググ/ゲルググキャノンに付属のゲルググキャノン用バックパックを装備することができます。3.0mm穴ではないので一般的な1軸仕様の装備を組み付けることはできません。

両前腕と背部にベースキットに付属するRA-2型ビーム・キャノン付きのバックパック、3連装ミサイル・ランチャー、バックラー・シールド、それと余剰の指揮官機用のメット部パーツに組み替えてガトー専用ゲルググキャノン仕様にカスタマイズ。※RA-2型ビーム・キャノン付きのバックパック、3連装ミサイル・ランチャー、バックラー・シールドは別売りです。

■他キットとの比較

HGUC RX-78-2ガンダム(リバイブ版)、HGUCνガンダム(ファンネルなし)と並べて大きさを確認。HGとしては中間くらいの大きさ。特別大きくもなく小さくもなくといった感じですが、少し横幅は広めでボリューム感があります。ガトー専用ゲルググの全高は19.6m。

ベースのHGUCシャア専用ゲルググHGUC量産型ゲルググ/ゲルググキャノンの量産型ゲルググと並べて。シャアゲルググとは指揮官機用のアンテナの有無だけで他形状は同じ。量産型ゲルググとは形状が全く同じです。

HGUC量産型ゲルググを組み替えてゲルググキャノンとして比較。ガトー専用ゲルググは機体形状は比較的オーソドックス。カラーリングは少し派手で十分な存在感があります。

MGガトー専用ゲルググVer.2.0と並べて。プロポーションや情報量にも差がありますが、カラーリングがかなり違っています。MGは渋いミリタリー調のカラーリングなのに対し、HGは比較的ポップで明るめのブルーとグリーンになっています。

■各部可動域

各部可動域はHGUC量産型ゲルググ/ゲルググキャノンと全く同じ。頭部は僅かに上下する程度です。腹部可動ギミックによって上半身は割としっかりと反らすことが可能。腕は水平よりも少し上まで上げることができます。肘は1重関節で90度程度まで可動。

腰は干渉なく360度回転可能。膝は2重関節でV字程度まで深く曲げることができます。立膝は少しバランスが悪いようでした。

股間部がボールジョイントなので、左右への開脚はハの字程度までと制限されます。足首もさほど広くは曲がらず。

可動域の総括的には、ベースが20年前のキットなので、流石に柔軟というわけにはいきません。ぎこちない動きをする箇所も多いです。ですが腕上げや膝、腰回りなどは割と柔軟なので、それらを活かせばある程度のポージングは楽しめそうではありますね。

■武装類

試作型ビーム・ライフル。その名の通りの試作された大型ビーム・ライフルです。漫画『ソロモンの悪夢』に登場することぶきつかさ氏デザインのものと、プラモデル(初期MG)化の際に採用されたカトキハジメ氏デザインの2種類が存在。こちらはカトキハジメ氏デザインのものになります。

銃身と後部ストックは左右のモナカ割で上下に合わせ目ができます。

銃口は開口。銃口やセンサーは別パーツ化されているので、塗り分けて変化を出してみても良さそうですね。

MGガトー専用ゲルググの試作型ビーム・ライフルと並べて比較。MGは側面に動力パイプなどが配されていてメカニカル。一方のHGUCは形状が簡易的で小型ですがそのぶん取り扱いやすいです。

ビーム・ライフル。ゲルググの主兵装であるジオン初の携行ビーム兵器です。シルエットが細身のゲルググ定番のビーム・ライフル。ダークグレー成形色での再現となっています。

基部が左右の組み合わせで上下に合わせ目ができます。こちらもセンサーや銃口が別パーツ化されているので、塗り分けて雰囲気を変えて見ても良いかと。

シールド。先端が尖った楕円形のシールドです。ラグビーボールのような独特の形状が特徴で、ゲルググを象徴する装備の一つとなっています。シールド本体は2枚パーツ構成で、裏面にはメカニカルなモールドが細かくデザインされています。

裏面にはジョイントパーツを介してナギナタ柄がマウント可能。

ナギナタ柄はゲルググ本体の背部にもマウント可能。シールドはジョイントの角度を変更することで背部にマウントすることができます。

■ポージング

一通り武装して。

試作型ビーム・ライフルは付属の武器持ち手で保持します。特にダボ固定などではなく、ハンドパーツでグリップを挟んでの保持なので少し垂れやすいです。外れることはないですが、遊びが多いので何か詰め物をして固定させたほうが良いかも。

フォグリップが縦型なので、ハンドパーツをムリな角度に変えることなくラクに握らせることができます。ハンドパーツをバラすことなく保持できるので、両手持ち保持はかなりラクに再現することができます。

一般機にはない特別仕様の大型武装なので、構えるだけでもポーズに重厚感が出て格好良いですね。まさにガトー専用ゲルググが持つに相応しい武装だと思います。

浮かせてディスプレイさせる場合は股間部のカバーパーツを外し、アクションベースなどに付属している縦長ジョイントを組み付けます。

シールドは前腕に組み付け可能。大型のシールドですが、特に外れるようなことはなくしっかりと装備できているようでした。

ジョイント部分がロールしますし、ジョイントの可動ギミックで角度が変えられたりするのは表情付けがしやすくて良いですね。

ビーム・ライフルも試作型ビーム・ライフルと同様、付属の武器持ち手で保持します。ダボ固定ではないためふらつきますが、試作型ビーム・ライフルほど傾いたりということはないので比較的ポーズは付けやすいです。

ナギナタも特にダボ固定ではなく若干保持が緩いですが、モールドが上手く引っかかるのでスルッと抜けたりすることなく構えられます。たまに反転しますが許容範囲。緩いと感じる場合はティッシュを詰める、グリップにマスキングテープを巻くなどして補強してもよいかと。

余剰の頭頂部パーツに組み替えることで指揮官機仕様も再現可能。意図的に付属させている気もしますが、こういった組み替えで異なる仕様のガトー専用ゲルググが再現できるのはかなりありがたいですね。

適当に何枚かどうぞ。

「連邦の雑魚どもがっーー!!!」・・・劇中ではビーム・サーベルでしたが、付属していないのでナギナタで代用;

以上です。キット自体は古いですが、青とグリーンのガトーカラーが思った以上によく、ポージングをかなり質の高いものに押し上げてくれますね。見た目以上に動くのでポーズが付けやすいですし、躍動感あるポーズも十分に再現することができます。青いカラーリングにもエース機らしい風格が感じられますし、何気に映えるカラーリングであることを認識させてくれますね。

気になる点はそんなにないですが、ベースが古いのでどうしてもプロポーションに少し寸胴感があるかなというのと、多少武器保持に遊びがあり、構え方によってはライフルやナギナタの角度が変わったりする場合があります。自分はそんなに気にはならなかったですが、気になる場合は詰め物をするなど補強しても良いかなと。経年でハンドパーツがバラけやすくなる可能性もあるので注意です。

試作型ビーム・ライフルも重厚感があり、造形的にも特別感があってガトー専用機が持つにふさわしい武装になっていると思います。これによって単なるカラバリ機に収まらない、プレミアムな魅力を持ったキットに仕上がっています。劇中ではあまり活躍シーンは見られませんでしたが、キットでも十分にそれを補えるぐらい、ガトーカラー、HGUCゲルググの良さを十分に味わえるキットなのが良いですね。

⇒メルカリでHGUC ガトー専用ゲルググを探す
⇒アマゾンでHGUC ガトー専用ゲルググを探す
⇒あみあみでHGUC ガトー専用ゲルググを探す
⇒DMM.comでHGUC ガトー専用ゲルググを探す
⇒駿河屋でHGUC ガトー専用ゲルググを探す
⇒楽天でHGUC ガトー専用ゲルググを探す
⇒ヤフーショッピングでHGUC ガトー専用ゲルググを探す



執筆者:nori
多数のガンプラやプラモデル(リアルロボット系、車など)のレビュー、制作アイテム、制作工程や制作方法などをご紹介しています。
その他のレビュー、制作物については下記リンクや上部、サイドバーのメニューリンクをご参照ください。⇒執筆者プロフィールはこちら

ガンプラレビュー一覧(最新)はこちら
制作物一覧(最新)はこちら
トップページへ

『ガンダムブログはじめました』を投げ銭で応援する

いつも『ガンダムブログはじめました』をご覧いただきありがとうございます。「この記事に満足した」「寄付してあげてもいいよ」という場合は、投げ銭していただけるとありがたいですm(_ _)m 投げ銭はAmazonギフト券で行っています。金額は15円から自由に設定が可能。ギフト送信時、『受取人』に入力していただくメールアドレスは「[email protected]」です。※投げ銭額は「金額を入力」欄に(15円から)書き込んでください。ちなみにステマや案件ではなく、全て身銭を切ってやってます;

投げ銭いただきました!

積みプラは罪 管理人様、いつも記事を楽しく読ませて頂いております!レビューを見て満足してしまい自身の積みが消化出来ません笑 オデッセイの制作をされるどの事でしたが、実車用のタッチアップペンで塗装などされて見ては如何でしょうか?これからもガンプラレビューや制作など楽しみながら見させて頂きますので、管理人様も楽しみながら制作&記事更新をお願い致します!

長太郎様 ガンダムブログ、とても参考にさせていただいております!MGEX ユニコーン、自分も楽しんで製作しようと思います(^^♪

おっさn様 いつも参考にさせていただいております

tak様 たくさんの画像ありがとうございます。ターンA,ターンXのブログともによかったです。

匿名希望様 見やすい写真レイアウトと、公平で無駄のない文章で購入の参考にとても役立っております。 微額ですがサイト運営のためにお納め頂ければ幸いです。 ご多忙と存じますが、コトブキヤ商品や30MMなどもレビューしていただければ更に助かります。

長谷川 亮様 いつもサイトを楽しく読ませていただいております。これからも頑張ってください。

y nose様 分かりやすい記事をいつもありがとうございます。製作、購入時の参考にさせて頂いております。

菊地 俊介様 素晴らしい仕上がりに敬服しております。

ありがとうございます! いただいた投げ銭はレビュー用キットの購入資金として大切に使わせていただきますm(_ _)m

コメントを残す