今回は、HGUC ガンダムベース限定 TOLRO-800 -トロハチ-のレビューをご紹介します!
HGUC ガンダムベース限定 TOLRO-800 -トロハチ-は、『機動戦士ガンダムUC』に登場するプチモビ「TOLRO-800 -トロハチ-」のプラモデルです。トロハチの特徴的な機体形状を再現。コックピットハッチの開閉、肩関節やクローの可動、アームの伸縮ギミックなどにより、印象的なポージングが可能となっています。価格は2,200円(税込)。ガンダムベース限定の商品です。
大手機器メーカー「トルロ株式会社」が製造販売しているプチモビルスーツの1つで、劇中ではバナージ・リンクスが搭乗。オードリーを救うべく、駐機中の1機を無断借用して救出。地表へと不時着し、そのまま乗り捨てられた機体「TOLRO-800 -トロハチ-」がHGでキット化。
半球状のキャノピーや寸詰まりの胴体、長腕、短足、背部プロペラントタンクが付きスラスター・ポッドを持つ特徴的な機体形状が新規造形で再現されています。
成形色はイエローを基調に、内部や関節、ロールバー、背部プロペラントタンクなどにグレーを配色。その他、球体キャノピーはクリア成形色での再現となっています。
ホイルシールが付属し、キャノピー上部のロールバーや警告灯のような発光物、両側面のミラーなどを補いますが多くはありません。ロールバーやプロペラントタンクのアポジ、各部スラスター内部、指や足先の保安灯などを塗り分ける必要がありますが、素組みでも不自然さはないくらいの色分けが再現されています。
イエロー、グレー成型色パーツ共にKPS素材で軽量。イエローはマットな質感で、組み立てるだけでつや消しを吹いたようなリアルな仕上がりになります。ABSは不使用。前腕部にはブラウンのリード線が使用されています。
ポリキャップも不使用。肘や膝関節はKPSパーツ構成で関節強度はまずまず高めです。低頭身で脚底も前後に長いため、安定した接地が可能。
■付属品
ディスプレイ用ジョイントパーツ、ダブルボールジョイント型パーツ×2が付属。ダブルボールジョイント型パーツはお好みでご自由にお使いくださいとのことでしたが、使い方は不明です。HGで幅広く使われているボールジョイント型ポリキャップとは径が異なり、組み合わせることはできませんでした。
■各部形状
HGUC トロハチの各部を見ていきます。
■球体キャノピー
球体キャノピー。コックピットを覆う球体状の作業スペースで、上部や後部、側面にはロールバーが配置されています。ロールバー前側の一部はイエローのシールでの色分け。その他の大部分はホワイトやイエローに塗り分けが必要です。
キャノピー自体はドーム状のクリアパーツを前後から組み合わせる仕様。側面は合わせ目ではなく、段落ちモールドとして処理されています。内部がしっかりと確認できるのが良いですね。
ロールバーの上部には警告灯のような角型のライトを装備。ライトの前後はメタリックレッドのシールでの色分けです。ライトは少し凹んだ位置に貼るため、貼り付け時にシールがズレやすいので注意。
キャノピーは幅広く展開可能。コックピット内部が露出します。
キャノピー側面にはロールバーを介してライト兼用のサイドミラーを装備。こういった細部の作り込みが再現されている辺り、いかにも作業用マシンらしくて良いですね。
前面のライト、後面のミラーはともにシルバーのシールでの色分けです。
コックピット内部にはシートやコンパネ、操作レバーやボタンなどのメカニカルなモールドが造形されています。何気に操作ボタンなどは左右で形状が細かく異なっていて、リアリティを感じさせる作りになっています。
コンパネもかなり幅があり、さまざまな情報が表示されていそうな、機能性の高さを感じさせる作りになっています。デカールを自作して貼り付けても面白いかもですね。
背部には大型のプロペラントタンクを装備。グレーのプロペラントタンクパーツは一部のゲートが太めなので、ランナーから切り出す際に白化しやすいので注意です。二度切りなどで綺麗に切り取りたいところです。
プロペラントタンク側面にはアポジやスラスター口が造形。特にパーツで色分けされていないので、それぞれ内部をレットやダークグレーに塗り分けが必要です。
胴体部前面にはふんどし型の装甲が造形。シンプルな1個パーツ構成ですがディテールは良いです。
股間部に可動ギミックはありません。フレーム部分と外装がパーツできっちりと色分けされています。
■腕部
腕部。全体的に細身ですが、上腕の筒型フレームやリード線を使ったワイヤー、クロー型のハンドなど、いかにも作業マシンらしいメカニカルなデザインで造形されています。クロー先のモールド(保安灯)はグリーンに塗り分けが必要。
肩部は前後の組み合わせで上部に合わせ目ができます。合わせ目を消す場合は上腕部の後ハメが必要。前腕はイエローの装甲が前後の組み合わせで側面に合わせ目ができます。合わせ目を消す場合はクローの後ハメが必要です。
上腕は少しスライドし、伸縮が可能です。可動が少し緩めですが、側面のリード線でサポートされているので特にふらつきなどはありません。
筒型の上腕部は外装パーツを組み付けることでロックがかかる仕様で自然に抜けたりすることもありません。
クローは適度に展開可能。短いほうが幅広く展開します。内側は長短ともに肉抜きとなっています。
肩にはスライドギミックがあり、腕部を前後にスライドさせることができます。
なので腕をしっかりと突き出したり、後方に引いたりする動きが表現可能です。
■脚部
脚部。三角型の可愛らしいデザインで造形。簡単な左右の組み合わせですが、一部装甲がフレームっぽく、メカニカルさも感じさせるデザインになっています。脚底にはスキー板のような装甲が造形。
上述した通り、脚部は左右の簡単な組み合わせで各面に合わせ目ができます。合わせ目を消す場合は内部軸や脚底部の後ハメが必要。
脚部内部構造。
胴体への接続部はボールジョイント型で上下に可動。
脚底部には、工事車両で見られるようなスリットモールドが造形。滑り止めのような雰囲気もありますね。中央のスラスター口は内部を赤く塗り分ける必要があります。
脚底部は少し左右にスイング可能。接地時の安定性を高めてくれます。内側のほうが広めに傾けられるようになっていますね。足先のモールド(保安灯)はグリーンに塗り分けが必要。
■他キットとの比較
HGUC RX-78-2ガンダム(リバイブ版)と並べて大きさを確認。通常のHGの2/3程度の大きさです。ちなみに通常のHGは1/144スケールですが、このトロハチのスケールは不明です。
MG ユニコーンガンダム(MG フルアーマー・ユニコーンガンダム Ver.Ka)と並べて。搭乗する人間の大きさを考えると、トロハチも1/100スケールではないようですね。1/50くらい・・・?
手持ちのキットと並べて比較。各種とも大きさにあまり差はありません。トロハチも容姿が可愛らしいので、これらのキャラクターモデルやBB戦士シリーズと並べてワチャワチャするシーンを再現しても楽しいかと。
HGメッドと並べて。どちらもガンダムシリーズに搭乗する作業マシンですが、それぞれ個性的な容姿でバリエーション性があって良いですね。
ともにキャノピーを開いてコックピットを確認。コックピットはメッドのほうが若干広めかも。ただしスケールが同じとは限らないので、あくまでキットとしての差になります。
■各部可動域
肩が可動しますが、腕は45度程度までしか上がらないようでした。肘はヒンジの1軸関節でしっかりと伸ばせますし、90度程度角度変更が可能です。
腕はロールさせると真上にまで上げることができます。
浮かせてディスプレイさせる場合は、股間部に付属のジョイントパーツを組み付けます。ジョイントパーツはかなりしっかりと組み付くので安定したディスプレイが可能。取り外す際も外装パーツが一緒に外れるくらいしっかりと組み付いています。
脚部は前方に広く展開可能。後方はプロペラントタンクが干渉するため制限されます。
左右へは少し開く程度。
■ポージング
まずは浮かせてディスプレイ。
軽量小型のキットなので、支柱の細いスタンドでも問題なくディスプレイさせることができます。
腕の可動部が多いので、シンプルに作業するポーズはもちろん、バタバタした動きも付けられますし、クローで掴むようなポーズも再現できます。
脚部が前方に展開できるので、ちょこんと座り込むようなポーズも再現可能。マスコットのような可愛らしいポーズも再現できます。
コックピット内部にはケロロ軍曹プラモコレクションのケロロ軍曹を搭乗させることができ、球体キャノピーもきっちりと締めることができました。
腕部側面のリード線も、奥までしっかりと差し込めるので特に抜けたりすることはないですね。リード線がブラウンで機体カラーのイエローともよく合っていると思います。
笑ってはいかんが笑いが・・・(笑)
先月発売されたV作戦ビスケットのRX-78-2ガンダムを乗せて。このキットだとコックピットにしっかり収まってハッチも締められますが、椅子に腰掛けるのは難しいようですね。
一応クローでもビーム・サーベルやビーム・ライフルが保持可能でした。グリップ強度はあまり高くないので、保持を安定させたい場合は補強するか、両面テープで貼り付けるなどしたほうが良いかも。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。小型で低頭身の容姿がなんとも可愛らしくて良いですね。成形色のイエローもシンプルなカラーではなく、少し深みがあって実物感がありますし、マットな素材感がとてもリアル。多少合わせ目はできるものの、「抜かりないな・・・」という造形物としての質の高さを感じさせるキットになっています。
気になる点も殆どなし。多少色分けが足りない部分があるため、塗装などが必要ですが、それでもパーツ単位で違和感がない程度の色分けは再現されていますし、パーツ数が少ないので組み立てもラクです。
緻密な造形でディスプレイが映えますし、可動が柔軟でポージングの自由度も高いです。コックピットには小柄なキャラクターなら搭乗できますし、それなりに武器を保持することも可能。通常のHGガンプラに劣らない、作業マシン以上の楽しみ方ができるキットなのが良いですね。
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