今回は、2003年11月に発売されたHG 1/144 ガンダムアストレイ レッドフレームのレビューをご紹介します!
HG ガンダムアストレイ レッドフレームは、月刊誌ガンダムエース、少年エース掲載の『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』等に登場する主人公機『ガンダムアストレイ レッドフレーム』の1/144スケールモデルキットです。HG特有のプロポーションに加え、換装システムを再現したバックパックを装備。メッキ仕様で再現されたガーベラストレートが付属します。価格は1,296円(税込み)です。
その名の通り、レッドのフレームカラーが印象的なアストレイレッドフレーム。ジャンク屋のロウ・ギュールにより発見され、彼の愛機となった機体がHGでキット化されています。アストレイ本体の形状は以前レビューしたHGガンダムアストレイブルーフレームと同じです。
成型色はレッドのフレームにホワイトとグレーの外装。赤いパーツは部分的にアンダーゲート仕様になっています。腰や腹部など部分的にシールで補いますが多くはありません。細かい箇所は塗装で塗り分ける必要があります。
ポリキャップはPC-123プラスを使用。関節部に一通りポリキャップが使われているので、関節強度は高めで自立も安定しています。
頭部。前後挟み込みタイプで上部から側面にかけて合わせ目ができます。額はシールでの色分け。大まかなパーツの組み合わせになるので、両側面のダクトや後頭部など塗り分けが必要な箇所は多めです。
胸部から腰部。複数パーツで適度に色分けされています。腹部や腰アーマーの左右モールドは赤いシールでの色分け。
腕部。赤いフレームパーツで構成され、手甲や前腕などが白いパーツでの色分けです。二の腕やマニピュレーターなどは白く塗り分けが必要です。
二の腕、前腕共に左右挟み込みタイプで合わせ目ができます。アンダーゲートをきれいに切り取らないと隙間ができやすいので注意です。
ショルダーアーマーはシンプルな構造。後部ダクト内部は塗り分けが必要です。
脚部。赤いフレームパーツと白い外装パーツで適度に色分けされています。一部膝周りのダクト内外は赤やグレーで塗り分けが必要です。
大腿部、膝から下、共に左右挟み込みタイプ。大腿部は後部に、膝から下は前側に合わせ目ができます。
ソール部。赤とグレーのパーツで色分けされています。足裏は別パーツで蓋された状態。モールドも細かいです。
バックパック。シャープさのある特徴的な形状が再現されています。上部のマルイチモールドは赤く、下部のバーニア内部はグレーに塗り分けが必要です。
バックパックは下方に可動します。
HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと並べて。アストレイは小型で陸ジムよりも小さいです。作品を見る限り、バルバトスよりもアストレイが小さいとはイメージしにくいですが、設定ではルプスレクスが19m、アストレイレッドフレームが17.53mです。
ブルーフレームと並べて。フレームの色が違うだけで造形は同じ。色が違うだけなのでそれほど大きな変化はないかなと。
各部可動域についてはHGガンダムアストレイブルーフレームと同じなのでそちらのレビューをご参考くださいm(_ _)m
対ビームシールド、武器持ち手(右)、ガーベラ・ストレート、ビームサーベル刃×2、強化ビームライフルが付属。
ロウ・ギュールやジャンク屋組合(ジャンクヤギルド)?六角形マークの入ったマーキングシールが付属。
対ビームシールド。HGエールストライクガンダムやHGデュエルガンダムアサルトシュラウドなどに付属しているものと同じです。グレーとホワイト成型色パーツの組み合わせ。表面のモールドは赤や白で塗り分けが必要です。
強化ビームライフル。本体部分はモナカ割のシンプルな構造。上下に合わせ目ができます。ブルーフレームに付属しているものと同じです。フォアグリップなどの可動はありません。
センサーはシールでの色分け。
ガーベラストレート。日本刀を意識したMS用の打刀です。
鞘は左右挟み込みタイプで上下に合わせ目ができます。節目などモールドが造形された部分は赤や金で塗り分けが必要です。
日本刀の部分はメッキ使用。柄の部分はレッドやゴールドなどで塗り分けが必要です。
ガーベラストレートを装備した状態で。ガーベラストレートは腰にマウント。特別固定強度が高くないですが、抜けやすくもない程よい感じです。
強化ビームライフルや強化ビームライフルを装備して。武器類は遊びもなく、まずまずの固定強度で保持が可能です。バックパックは下げた状態にしてみました。
コの字パーツを股に挟んでディスプレイさせるとあまり開脚できないので、コの字パーツに乗せるだけの状態でディスプレイしています。
干渉してあまり首が左右に動かないので、その点は多少ポージングの幅が狭まるところがあるかも。フォアグリップが可動しないので、強化ビームライフルの両手持ちはできません。
全体的にそれほど動くわけでは無いですが、ある程度のポージングは可能です。
忍者スタイルのアストレイなので、サーベル系の装備はとても様になります。
抜刀シーンなどの演出用に平手などが付属していると良かったですね。メッキは何度も抜き差ししていると剥げてくるので、気になる場合はクリアーコートなどをしておくと良いかも。
両手持ちも可能です。
ガーベラストレートを構える姿がこのキット最大の見どころです。刀を構える姿は流石に美しいものがありますね。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。だいぶ前のキットなので合わせ目があったりシャープさに欠ける部分があったりもしますが、ポージングもある程度はとれますし、忍者らしい造形で様になるキットだなと思います。赤いフレームが映えますし、ブルーフレームとは一味違った最主役機らしい良さが感じられます。
その中でもガーベラストレートを保持するとアストレイがより引き立ち、和の印象が色濃く出ます。逆にビームライフルやシールドを装備すると洋の印象も出せて、いろんな雰囲気を醸し出せるキットとして楽しめるのがいいですね。
アストレイはハイレゾやRGなど、情報量や造形密度のスゴイキットがリリースされていますが、この初期HGでもまだ十分に通用するので、あえてこのレトロなアストレイを楽しむのもいいかもしれませんね。
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2 件のコメントがあります。
名無しの閲覧者
on 2019年7月18日 at 11:38 -
フライトユニット装備や戦国アストレイと同じものと思ってましたが結構違いますね(。ŏ_ŏ)
メッキ版ガーベラストレート欲しいんで買ってきます
匿名
on 2019年7月18日 at 17:58 -
2013年に出たフライト装備とかは事実上のリバイヴだからねぇそりゃ