今回は、2009年8月に発売されたBB戦士 直江兼続頑駄無のレビューをご紹介します!
BB戦士 直江兼続頑駄無は、『SD戦国伝 武神降臨編』より、「直江兼続頑駄無」のSDキットです。二振りの名刀「後家兼光 壱式・弐式」、「愛の前立」を装備。愛の旗を掲げた幟が付属し、印象的なポージングが可能となっています。価格は660円(税込)です。
上杉家に使えた直江兼続公の魂を体に宿した武将頑駄無で、自分の利を捨て、主君と民のために戦うという信念を元に行動。誰よりも「義」を大切にし、敵が強大でも決して動じず常に冷静さを保つ「直江兼続頑駄無」がBB戦士に登場。
2005年8月に発売されたBB戦士 天翔狩人摩亜屈(テンショウカリウドマークツー)と大部分は同じですが、成型色やシールが変更。額の前立などが新規造形で再現されています。ちなみにストーリーの世界観が異なるため、天翔狩人摩亜屈とは別キャラクターとのこと。
成型色はブルーグリーンとダークグレーを基調に、頭部や肩部、脚部、大鷲突銃、刀などにホワイトを配色。その他、頭部前立がゴールド成型色での再現となっています。
ホイルシールが付属し、頭部前立や胴体部、腕部、ソール部などを補います。シール量は多めですが、シールだけでは色分けが足りず、全身各部や大鷲突銃、後家兼光壱式、後家兼光弐式などを細かく塗り分ける必要があります。
ポリキャップ以外のパーツは全てPS素材で塗装に対応。KPSやABSは使用されていません。
ニッパー不要の記載はないので、組み立て時はランナーからパーツを手でちぎるよりも、ニッパーで切り出したほうがきれいに仕上がりそうです。
ポリキャップはPC-123を使用し、首や肩、足の付け根、バックパックに組み込みます。低頭身で肘や膝に可動ギミックはなし。接地性が高く、特に負荷のかかるような装備もないので自立は安定します。
■付属品
大鷲突銃、後家兼光壱式、後家兼光弐式、平手(左)、幟(のぼり)が付属。
天翔狩人摩亜屈(テンショウカリウドマークツー)用のパーツが余剰で付属。パーツが一通り付属しているので、天翔狩人摩亜屈として組むことができます。(シールでの色分けはありません。)
シールを貼らない状態で。この状態だと色分けが大味で物足りない感じ。シールを貼ればある程度華やかになりますし、可能であれば塗装し、より綺羅びやかな容姿を再現すると良さそうです。
■各部形状
BB戦士 直江兼続頑駄無の各部を見ていきます。
■頭部
頭部は何と言っても額の愛の前立が印象的。直江兼続の兜をそのままに、独特で存在感ある装飾になっています。愛文字は下の黒い部分はシールでの色分けですが、文字内部は色分けされていないので黒く塗り分けが必要です。左右の吹返(ふきかえし)は赤いシールでの色分け。
ちなみに「愛」の文字には上杉謙信頑駄無から教わった情や思いやりを常に忘れないという信念が込められているとのこと。
メット部は前後の組み合わせで側面に合わせ目ができます。顎の赤はシールでの色分け。天翔狩人摩亜屈(テンショウカリュウド マークツー)の背部や左右ジョイントがそのまま残されていますね;
内部のバイザーは展開可能。天翔狩人摩亜屈のギミックがそのまま備わっていてフェイスの半分を覆うことができます。バイザーはクリアレッド成型色での再現ですが、ブラックライトには反応しませんでした。
兜を外すと軽装モードの頭部が露出。頭部は左右の組み合わせで頭頂部から側面にかけて合わせ目ができます。額の装飾や頭頂部のスリットモールドはシルバーに、左右のダクトはグレーに塗り分けが必要。
■胴体部
胴体部以下は天翔狩人摩亜屈と同形状。ガンダムタイプ特有のデザインですが、各部には鎧のようなモールドもデザインされています。エアインテークは片側に当て板のようなパッチを施すなど、仕事人のような雰囲気も感じさせる造りになっています。
胴体部は簡単な1色パーツ構成。腰部の手榴弾はグレーに塗り分けが必要ですが、それ以外の部分はシールできっちりと色分けされています。
首は1軸仕様で可動ギミックはなし。肩はポリキャップ仕様で少し上下します。
■腕部
腕部。ゴツゴツとした前腕部に加え、肩には武者というには少し異質な、飛行ユニットを思わせるアーマーを装備。全体的に幅のある、迫力のある腕部形状になっています。
上腕、前腕部は2枚パーツ構成で合わせ目ができます。肩の白いパーツを挟むため、合わせ目を消す場合は後ハメなどの加工が必要。前腕の一部はゴールドのシールで色分けしますが、上腕や前腕の一部は白に、肩や前腕のモールドはゴールドに塗り分けが必要。
肩やハンドパーツは裏面がごっそり肉抜き。塗装・制作する場合はなかなかモデラー泣かせの仕様になっています。
ショルダーアーマーは簡単な1個パーツ構成。肩の溝に組み付けるだけのシンプルなものです。前面のダクト内部はグレーに、ウイングの付け根はゴールドに塗り分けが必要。最側面はゴールドのシールでの色分けです。
■脚部
脚部。低頭身ながら、脚部と足部が別パーツ造形されるなど可動を意識した造りになっています。足部は簡単な1個パーツ構成で一部塗装が必要。後部はガッツリ肉抜きで、こちらも綺麗に制作したい場合は手間がかかりそうです。
足部はポリキャップを挟んでの簡単な左右の組み合わせで中央に合わせ目ができます。足甲こそシールで色分けしますが、足甲の一部やアンクルガード、踵のモールドなどは白、側面の丸モールドはゴールドに塗り分けが必要です。
足裏は特にモールドなどはなく簡易的な造り。
■バックパック
背部には起伏のあるバックパックを装備。Mk-Ⅱのフレキシブルスラスター思わせるバインダーの名残、下部の2口バーニアのような丸モールドなどが印象的に造形されています。リアアーマーにコの字型のジョイントがありますが、説明書に用途の記載はありませんでした。
バックパックは直江兼続頑駄無本体とは2ダボ接続。手持ちのBB戦士(ガンキャノン、ザクⅡ)とは形状が合わず、組み替えることはできませんでした。中にはフィットするものがあるかも。
■他キットとの比較
HGUC RX-78-2ガンダム(リバイブ版)と並べて大きさを確認。他のBB戦士と同様、HGの2/3程度の大きさになります。横幅は1.5倍程度と幅広。
BB戦士以外のSDシリーズとして、SDEXとSDCS(クロスシルエット)のRX-78-2ガンダムと並べて。SDですが造形的なクォリティはどれも高め。特にBB戦士は通常の機体から、武士やナイト系まで幅広く網羅されているので集めがいがあります。
手持ちのBB戦士でガンキャノン、ザクⅡと並べて。武者系はリアル等身のものが少なく、機体設定のようなものもありませんが、歴代の偉人がベースになっていることもあって、キャラクター性(人物性)は高いですね。
■各部可動域
頭部は少し引き抜くことでわずかに前後します。左右へは少し干渉する程度で水平まで問題なくスイング可能。
腕は肩のポリキャップで45度程度まで上げられます。腰が可動しないので、ロールや上半身の前後スイングなどはありません。
前後開脚はハの字程度まで展開可能。つま先もしっかりと伸ばせます。浮かせてディスプレイさせるようにはなっていないので、ポーズは接地状態で楽しむことになりそうです。
左右への開脚もハの字程度までとなります。足首はボールジョイントで適度に角度変更が可能。
■武装類
後家兼光壱式(ゴケカネミツイチシキ)と後家兼光弐式(ゴケカネミツニシキ)。豊臣秀吉頑駄無が兼続の才能を称えて与えた名刀になります。天翔狩人摩亜屈の空刃、天刃とは同形状。
鞘の所々が開口していて造りは簡易的。鞘の一部はダークグレーやゴールドに塗り分けが必要です。
刀は鞘から取り出しが可能。こちらも白成型色のみの1個パーツ構成なので、鍔などはゴールドに塗り分けが必要です。刃をシルバーに塗り分けるとより実刀っぽくなって良さそうですね。
後家兼光壱式、後家兼光弐式はそれぞれ腰部にマウント可能。しっかり押し込むことで固定されますが、何度も脱着していると外れやすくなるので注意です。(個体差があるかも。)
大鷲突銃(イーグルトップ)。こちらも天翔狩人摩亜屈のものがそのまま付属。説明書に解説はありませんでした。各部はゴールドやダークグレー、グリーンなどに細かく塗り分ける必要があります。側面に「摩亜屈」文字がそのまま残されているのが面白い・・・;
簡単な左右の組み合わせで上下に合わせ目ができます。塗装・制作する場合はなかなかやりがいを感じる武装ですね;
砲口は別パーツ化されています。
天翔狩人摩亜屈と同様、銃口には付属(余剰)の弾丸が装着できますが、スプリングが内蔵されていないので弾丸射出ギミックはありません。
幟(のぼり)。直江兼続頑駄無用の旗になります。Cランナーの一部を切り出し、説明書に印刷してある旗をハサミで切り取ります。そしてランナーと旗をシールで貼り付けて使用します。
■ポージング
一通り武装して。
大鷲突銃(イーグルトップ)は後部の1軸をグリップに差し込んで保持します。サイズ感のある武装ですが、腕が垂れること無く構えることができます。
浮かせてディスプレイできるようにはなっていませんが、一応股間部に、アクションベースに付属しているコの字パーツを挟むことができました。
自然な表情の平手が付属するので、家来に指示を出す、大鷲突銃を支えるなどの演出ができるのが良いですね。
バックパックにジョイント穴があるので、大鷲突銃を背部にマウントしてみました。大型武装なので逆に背負われている感が強い・・・。
頭部のバイザーを展開して。特に説明書に詳細は記載されていませんが、展開すると戦闘モードっぽくなって格好良いですね。
後家兼光壱式と後家兼光弐式も柄をハンドパーツに差し込むだけで保持が可能。柄が太めに造形されているので、特にハンドパーツから抜けたりクルッと反転したりという心配はありません。
全体的に大味な造りですが、腕部がロールしたり、脚部も付け根や足首が動くので表情が付けやすくて良いですね。
頭部の兜と肩の装甲が大きく、腕を上げた状態で頭部を左右に振るなどすると干渉しやすいので少し注意です。それと兜や肩のアーマーの固定強度がそこまで高くないので、弄っていると外れることがあるので注意。
軽装状態で幟旗を持たせて。
ランナーと説明書でできるのはコスパが良いので、他のHGとかでも何かしら出来そうな気がしますね。ちょっとシルバーのシールが目立つので、この辺りは和を意識したデザインだと良かったかも。
バックパックなどに多数のジョイント穴がありますが、微妙に3.0mmよりも穴が小さいようで、しっかりと押し込まないと組み付けが難しいようでした。一応取り付けられますが、軸を折ってしまわないように少し注意が必要です。
■武者大鷲(ムシャシーグル)
武者大鷲(ムシャシーグル)。武者大鷲、後家兼光壱式、後家兼光弐式、肩部装甲、兜を組み合わせることで再現できるサポートメカ(鳥型支援メカ)です。こちらも特に説明書に詳細の記載はありませんでした。
各部ユニットを組み合わせることで、上手く鳥状の形態が再現されていると思います。アイデアの賜物。
こちらも浮かせてディスプレイできるようになってはいませんが、一応大鷲突銃の側面に3.0mm穴があるので、そちらにスタンドの軸を差し込めば単体でディスプレイできます。
武者大鷲(ムシャシーグル)を組んでも軽装モードの直江兼続頑駄無がそのまま残るので、組み合わせてディスプレイすれば、よりストーリー性のあるポージングが楽しめて良いですね。
■余剰パーツと組み合わせて
余剰パーツを組み合わせることで、鉄機大鷲(テッキイーグル)が再現可能。説明書には「残ったパーツで色々な形を作ってみよう。」と記載されているおまけユニットですが、組み合わせることで別マシンが再現できるのは遊びの幅が広がるので良いですね。
車両型の武装なので底面に車輪が付いています。なので地面を這うような動きが付けられますし、直江兼続頑駄無と組み合わせることで、こちらもサポートメカとしての支援シーンが楽しめます。
天翔狩人摩亜屈のパーツが一通り付属するので、天翔狩人摩亜屈として組むことも可能。闘牛のような2本角を持つ、摩亜屈の見慣れたシルエットに変化します。
天翔狩人摩亜屈と他の武装類と組み合わせることで、超武者大鷲形態(スーパームシャイーグルモード)も再現可能。天翔狩人摩亜屈を交えた超大型の飛行ユニットになっています。
武装類を組み替えて高速戦闘形態(マッハバトルモード)に。弓矢やボウガンを思わせる印象的な武装になっています。こちらも片手でも難なく保持が可能。
天翔狩人摩亜屈の設定では、鉄機武者の技術を応用して駄舞留精太(ダブルゼータ)殿が作った専用の武具を装着することで、10倍のスピードでの戦闘が可能とのこと。
直江兼続頑駄無の各部に余剰パーツを組み付けることで、刃斬武将軍(バーザムショウグン)も再現できます。シールは付属しないので、きっちりと再現したい場合は塗装が必要。
余剰パーツでありえないほどの組み替えギミックが楽しめるのは、この上ない喜びですしかなり満足度が高いですね。
更に余剰パーツを組み合わせることで、鎧台座としても楽しめます。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。容姿こそ摩亜屈からの流用ではあるものの、額の「愛」の前立にはかなりの存在感がありますし、それによってこの直江兼続頑駄無の性格が表現されているようで面白いですね。ただBB戦士のキャラクター1体というだけでなく、鎧を外した軽装モード、各部装甲を組み合わせた武者大鷲などが楽しめるのも魅力です。
気になる点は、他のBBやSDにありがちですが、全体的に色味が足りないのと、部分的に肉抜き穴があるので、綺麗に製作・塗装して仕上げたい場合は難易度が高いです。筆塗りでコツコツ、パテでウメウメで手間がかかりますが、その分やりがいはありそうですね。
余剰パーツでここまで多彩なギミックが楽しめるのはなかなか無いですし、そのギミックが本キットのギミック以上にボリューミーなのも嬉しいところ。どうせなら余剰扱いではなく、直江兼続頑駄無の設定に混ぜてしまっても良かったような・・・。これで摩亜屈の660円と同価格という、恐るべきコスパを持った、安心してオススメできるキットですね。
⇒メルカリでBB戦士 直江兼続頑駄無を探す
⇒アマゾンでBB戦士 直江兼続頑駄無を探す
⇒あみあみでBB戦士 直江兼続頑駄無を探す
⇒DMM.comでBB戦士 直江兼続頑駄無を探す
⇒駿河屋でBB戦士 直江兼続頑駄無を探す
⇒楽天でBB戦士 直江兼続頑駄無を探す
⇒ヤフーショッピングでBB戦士 直江兼続頑駄無を探す










































































































