今回は、タミヤ モデルクリーニングブラシ（静電気防止タイプ）のレビューをご紹介します！
タミヤ モデルクリーニングブラシ（静電気防止タイプ）は、模型作りなどの細かい作業に欠かせない道具の一つで、小さなパーツや細かい部分のクリーニングに適したブラシです。ホコリを取って静電気も抑えられるという高性能ブラシ。除電ブラシとミニブラシで構成されています。
今回、ガンプラなどのレビューや塗装前のホコリ取りなどに必要と思って購入してみました。価格は1,760円（税込み）です。
タミヤ製品ということで、パッケージは英字表記のおしゃれなデザイン。
台紙の表裏に使用上の注意やお手入れ方法、保管方法などが細かく記載されています。後でご紹介しますが、穂先カバーの記載は「装着のしかた」の矢印を左向きにするか、「装着のしかた」と「はずし方」を上下で入れ替えたほうがいいような気がします；
長さは20cm程度でやや長め。1/144サイズのガンプラと並べるとこれだけの差があります。MGだと同じくらい・・・かな。
除電ブラシは梱包時は穂先カバーが被せてありますが、はじめはピタッとくっついているので取り外しにくいです。カバーの根元を左右から抑えて広げ、上から引き抜くように外しますが、毛先を傷めないように注意します。下から抜くと毛に折り目が入ったりするので注意。一旦取り外すと脱着がラクになり、取り付けるときは下から被せていきます。
自分は説明書の画像だけを意識したため、間違えて下から外してしまって、外側の毛先が少し逆向きに広がりました。大事には至らなかったですが、この辺りは台紙の説明書をしっかりと確認してから取り外したほうがいいですね。
除電ブラシは表面の静電気を取り去りながらホコリを払い落とせるのが特長。2種類の繊維を使用していて、高い除電性能と柔らかいタッチを実現しています。毛先が長く絡みにくいので、入り組んだ部分のホコリ取りにも威力を発揮。
銀色の短い毛が『有機導電性繊維』で、表面の静電気を取り除いてホコリを落としやすくし、白色の長い毛『PBT樹脂毛』がホコリをやさしく払い落とします。
手で触っても全くトゲトゲしさがなく、サラッとしていて化粧筆のような柔らかさがありますね。
毛先の幅は5cm程度。広範囲のホコリも一気に取り除いてくれるので作業がラク。MGなどの大型キットも比較的短時間でホコリを除去することができます。
意図的にホコリを被せていますが、MG Gファイターの被ったホコリもサッと撫でるだけでしっかりと除去してくれます。
何度も撫でるとそのぶんだけきれいになっていきますね。
静電気防止タイプなので、ホコリが再度キットに張り付くようなこともありません。
ただ完璧にホコリが除去出来るとは言い切れないので、塗装やつや消しを吹く場合はしっかりとパーツ洗浄してからホコリを付けないようにして塗装したほうが安心とは思います。パーツ洗浄が難しい場合は、ブラシをかけながら息を吹きかけてホコリを飛ばすと良さそうですね。（しんどいけど・・・・；）
金属製の持ち手を引き抜くとミニブラシが出てきます。ミニブラシにはPBT樹脂毛が使用され、毛先が短く、細い溝につまった削りカスなどをかき出すのに便利とのこと。
ちなみに持ち手部分ですが、身体にたまった静電気を効果的に逃がすため、クロムメッキ処理された金属製の軸になっているみたいですね。なのでこのブラシを握っているときは髪の毛が静電気で絡まったり、肌にひっついたりしにくいというメリットもあります；
動画内での静電気除去力は圧巻。
ミニブラシの毛先は0.5cm程度。
毛先が斜めに切り欠いてあるので、スジボリ後の溝に溜まったカスなども取り除きやすくなっています。
ガンプラだと除電ブラシが行き届かない、細かな造形箇所やダクトなどに溜まったホコリを取り除いてくれます。ただ、ミニブラシだけだと静電気は除去されにくいので、仕上げとして除電ブラシ側でもホコリを払ったほうがいいですね。
毛先が広くて柔らかいので、ガンプラを立たせた状態でもキットの姿勢やポーズが崩れることなく処理できるのもこのブラシのメリットです。
その他裏技として、ミニ四駆やRCカーなどの透明ステッカーを貼る際、台紙から剥がしたステッカーの表面をブラシで触って除電すれば、静電気によるボディなどへの吸い付きを軽減できるとのこと。もちろん模型だけでなくキーボードなどPC周りの掃除などにも使えます。
使った感想としては、除電ブラシ側は毛先が長く、「狭い箇所には届かないのでは？・・・・」とも思いましたが、毛先で突くようにすれば細部のホコリもきれいに取り除いてくれます。どんな細部のホコリでも除電ブラシで大体事足りる感じ。
一方のミニブラシは、「塗装直前などにスジボリし忘れていた」、「溝が浅かった」などでスジボリした際、ちょこっと溝を掃除したいときなどに重宝しそうです。
毛先が柔らかいので触っていると気持ちいいですし、作りがしっかりとしているので長期に渡って破損なく使用できそう。あるとないでは大違いなので、毛先を曲げないようにだけ注意すれば、長く、撮影や塗装・製作などの手助けになってくれるのではないでしょうか。
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