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RE/100 ビギナ・ギナ レビュー

今回は、RE/100 1/100 ビギナ・ギナのレビューをご紹介します!

RE/100 1/100 ビギナ・ギナは、劇場公開映画『機動戦士ガンダムF91』に登場するMS『ビギナ・ギナ』の1/100スケールモデルキットです。組み立てやすいRE/100シリーズのフォーマットにて立体化。ハイティテールな外装や曲面主体の美しいフォルム、特徴的なフィン・ノズルなど、洗練されたパーツ構成とマスターグレードに近い造形が再現されたキットになっています。価格は3,456円(税込み)。

1991年の劇場公開時に発売された1/100ビギナ・ギナから27年。RE/100のフォーマットによってキット化されました。RE/100特有の組み立てやすさと、内部フレームを持たないながらもリアルさのある造形が楽しめるキットになっています。

各部外装がアンダーゲート使用なので、極力ゲート跡が出ない仕様になっています。外装パーツのみの構成なので各部に合わせ目ができますが、大体の部分は段落ちモールド化されています。

ライトグレー、パープル、グレーのカラーリングは劇中のイメージを感じさせますし、塗装による塗り分けもあまり必要ないくらいに仕上がっています。

ポリキャップはRE/100おなじみの3種構成。ハンマ・ハンマやガンキャノン・ディテクターなど、REの大型キットだと関節が重量に耐えられない部分もありますが、このビギナ・ギナは小型で軽量ですし、肘や膝など主要部分はポリキャップを使わずに組み立てるようになっています。

バックパックに8基のスラスターを装備しているので少し後方に比重がかかりますが、自立に影響はなくしっかりと立たせることができます。

頭部。西洋騎士のような形状で、フェイスガードや機械的なフェイスが特徴的。パーツによって細かく色分けされています。首はそこそこ長め。

マーキングシールが付属。額のクロスボーン・バンガードロゴもシールを貼ることで再現可能です。

頭部は左右挟み込みタイプなので後部に少し合わせ目ができますが、段落ちモールド化されています。額のセンサー内部はクリアーグリーンパーツで色分けされ、クリアーパーツの下にはパールグレー調のシールを貼るようになっています。首周りも動力パイプが別パーツによって造形されています。

胸部。細かく色分けされ、モールド類もまずまず。

上部の装甲は、鹵獲前(丸みのある)と鹵獲後(角ばった)のパーツが用意され、組み替えて楽しむことができます。

腹部、腰部。ダクト類が内外パーツで細かく色分けされています。リアアーマーには2本のビーム・サーベル柄を対称の向きにマウント。サーベル柄にはダボがついています。

サイドアーマーはボールジョイントによる接続で、強度はまずまず。腹部脇にもダクトがあり、スリット入りで造形されています。

腕部。細身ですがショルダーアーマーには派手さがあります。二の腕は筒型パーツで、前腕は左右挟み込みタイプ。前腕前後の合わせ目は凸凹や段落ちモールドになっています。ハンドパーツはHGのような挟み込みタイプ。手首のアーマーは少し可動します。

左腕にはシールド基部を装備。MGガンダムF91のような収納ギミックはないですが、複数パーツによって見た目的にもリアルさがあります。付属のビームシールドを取付可能。ショルダーアーマーがシールドと干渉するので、アーマーを上げて避けるように装備します。シールド基部は回転可動します。ビーム・シールドは少し外れやすいので注意です。

ショルダーアーマー。動力パイプが別パーツによって色分けされ、複数パーツの組み合わせで派手さのある造形になっています。合わせ目もなし。側面のダクト部も別パーツによる色分けです。側面のアーマーも適度に上下可動します。

脚部。大腿部、膝から下ともに左右挟み込みタイプですが、どちらも合わせ目は段落ちモールドなどになっています。内部フレーム構造ではないものの、適度に内部、外部パーツの組み合わせで小型のバーニア類が色分けされています。バーニア内部は赤く塗り分ける必要があります。

後部の3枚のスラスターはそれぞれ独立可動します。スラスターの内部は塗り分けが必要で、一番上のスラスターは少し外れやすかったりするので注意が必要です。(個体差がありそうです。)

足首から下の部分。説明書では組み立て中につま先にシールを貼るよう指示されていますが、今回は貼っていません。

バックパック。クロスボーン・バンガード所属機らしい特徴的な形状。

背中のマウント部は角型で外れにくい造形になっています。

8基のスラスターは独立可動し、バックパック中央部もダクトなどが別パーツによって細かく造形されています。

下部のバーニア内部は赤く塗り分けが必要です。スラスターは本体部が左右挟み込みタイプなので、側面に合わせ目ができます。スラスター先端のフィン・ノズル内部も塗り分けが必要です。スラスター接続部は平ダボ接続。スラスターは縦4基それぞれの大きさが異なります。

MGジム・コマンド(コロニー戦仕様)、RE/100ガンキャノン・ディテクターと比較してみました。比較的小柄なジム系キットよりも小さいですし、同じRE/100のガンキャノン・ディテクターと比べてかなり小さくなっています。

同シリーズ機のMGガンダムF91Ver.2.0と。ビギナ・ギナはRE/100ですが、MGと並べても外見的なディテールは見劣りしないようになっています。

首が長いこともあり、頭部の可動には柔軟性があります。頭部メットが干渉するので、見上げるポーズは今ひとつかと。左右へも問題なく可動します。

腕はショルダーアーマーの干渉に関係なく、水平程度にまでしか上げることができません。肘は外装パーツが干渉し、完全に折り曲げることはできませんが、可動範囲としてはまずまず。

肩は内部パーツが引き出せるので、適度に前方にスイング可能です。後方ヘはほとんど動きません。

肩の接続は鍵型になっているので、ムリにはめ込んで破損させないよう注意が必要です。

腹部は前側にはまずまず傾けることができますが、後方へはほとんど傾けることができません。腰は360度回転可能。

腰部アーマー類はすべてのパーツに細かなモールドが造形されています。付属のマウントパーツを後部から差し込んで固定し、アクションベースにディスプレイします。小型キットなので、小さいアクションベース(アクションベース5など)にディスプレイしてもふらつくこと無くポージングが可能です。股関節は前後への可動式なので、脚部の柔軟に可動させることができます。

フロントアーマーは広く展開するため、前側への開脚は水平以上に上げることができます。膝は外装パーツが干渉するので90度程度まで。

足首はかなり広めに前後可動します。アンクルガードも少し可動します。左右への開脚もまずまず。

脚部はサイドアーマーの干渉に関係なく水平程度にまで可動します。サイドアーマーも水平程度にまで可動。股関節が少し外れやすいので注意が必要です。

足の付け根が回転するので、内股、ガニ股は柔軟に可動します。足の付根は抜けやすいので注意が必要です。多少RE/100の抜けやすいポリキャップの影響が出ているのかもしれません。

立膝はキレイにこなしてくれる可動域を持っていますが、アンクルガードなど外装形状の関係で少し不十分な姿勢になります。

ただ、気になるところが1点。脚部後部にある3基スラスターの一番上が膝パーツと連結しているため、ムリに膝を曲げると干渉して接続部が白化してしまうことがあります。自分の組み方や膝の曲げ方が悪かったのかもしれませんが、後ろを気にしながらゆっくりと曲げないと破損する可能性がありそうです。(個体差があるのかもです。)白化するとスラスターがかなりポロリしやすくなります。

ビーム・ランチャー、ビーム・ライフル、ビーム・サーベル刃☓2、ビーム・シールド、鹵獲後の胸部装甲パーツが付属。

その他、少し余剰パーツが付属します。

ビーム・ランチャー。ビギナ・ギナ専用というわけではなく、地球連邦用の武器になります。クロスボーン・バンガード所属機は装備の規格を地球連邦軍のものに準じているため、装備が可能となっているようです。エネルギーパックも分離せず、単色のシンプル構造。本体部分が左右挟み込みタイプなので、上下に合わせ目が出る仕様になっています。

砲口は別パーツ構成で、グリップは角度調整用の可動式です。

グリップにダボが付いているので、しっかりと保持できてふらつくこともなくポージングがしやすいです。

ビーム・ライフル。それほど凝った作りではないですが、造形もよくてリアル。本体部分はモナカ割なので、上下に合わせ目ができます。

サブグリップは可動式。センサーは特にシールや別パーツ構成では無いので、塗装による塗り分けが必要です。肩が前側にスイング可動するので、両手持ちもそれほど苦ではなかったです。

以上です。激しいポージングをすると多少抜けやすかったりする部分もありますけど、全体的にはまずまずかっちりとしたキットに仕上がっていると思います。これまで発売されたRE/100シリーズキットと比べると、小柄ということもあって小回りが効くのがいいですね。

外装もディテールがいいので物足りない部分も少ないですし、可動域もそこまで狭くもないのでそこそこ派手なポージングも可能。武器類の作りやその他少し気になる部分はありますが、全体的には良いキットに仕上がっていると思います。

これでMGガンダムF91Ver.2.0との共演ができるので、作品のバトルシーンが楽しく再現できます。そしてヘビーガンやダギ・イルス、デナン・ゾンなど、このシリーズのその他のキットの発売につながると嬉しいですね。

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2 件のコメントがあります。

  1. 匿名

    on 2018年6月24日 at 22:04 - 返信

    すいません、ビームランチャーは、CV軍では無く、連邦製ですが。
    旧F90のキットに同梱されてますよ。

    • nori

      on 2018年6月24日 at 22:40 - 返信

      コメントありがとうございます!
      ご指摘ありがとうございますm(_ _)m
      正しくは『クロスボーン・バンガード所属機は装備の規格を地球連邦軍のものに準じているため、装備が可能』でした^_^;
      失礼しました。修正しておきますね。

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