今回は、HGBD 1/144 リーオーNPDのレビューをご紹介します!
HGBD1/144 リーオーNPDは、『ガンダムビルドダイバーズ』に登場するガンプラ『リーオーNPD』の1/144スケールモデルキットです。作品内ではダイバーを持たない「ガンプラバトル・ネクサスオンライン」NPD(Non Player Diver)として登場。差し替え式の頭部4種、肩アーマー3種などが付属。組み合わせによって様々なカスタマイズが楽しめるキットになっています。価格は1,296円(税込み)。
リーオーNPD。ガンダムビルドダイバーズ劇中でのやられメカとして登場するノンプレイヤーダイバー機です。2018年5月に発売されたHGACリーオーをベースに、胸部やショルダーアーマー、頭部、バックパックなどが新規造形でキット化されています。
カラーリングはライトなブルーグレー、ダークパープル、ダークブラウンといった比較的地味で闇を感じるような配色に。ですがコストのかからない量産機っぽさが逆に魅力的。
ポリキャップは最小数(6個)のみのボールジョイント型(PC-7)を仕様。腹部や足の付け根など部分的に補うくらいで、全体的にはPSパーツを使用した造形になっています。ベースのHGACリーオーがガンプラエヴォリューションプロジェクトキットなので組み立てやすく、ランナーのパーツ配置もわかりやすいです。
関節強度はまずまずで、軽装なため自立も安定。ただし、あまり頻繁にポージングしていると、各部がヘタれてくる可能性もありそうです。
頭部。通常のメット型、ジェノアスやアデルのようなAGE型、マグアナック型、ドラム型の4種類付属し、お好みの頭部を組み合わせて楽しむことができます。AGE型、マグナアック型、ドラム型は前後挟み込みタイプで真横に合わせ目ができるので、気になる場合は合わせ目消しが必要です。
3種頭部のセンサーやバイザーはクリアーパーツにシールを貼る色分けで、青、赤、黄色の3種が付属。お好みで貼り替えて楽しむことができます。頭部の接続はボールジョイント型パーツ。HGACリーオーとは異なり、頭部各種は可動させることができます。
胸部。NPD用に新造された装甲パーツで、シンプルですが厚みと強度を感じさせす造形になっています。
腹部、腰部。こちらはHGACリーオーと同じ形状。腰部アーマー類は小型で身軽な形状が再現されています。
腕部。全体的な形状はリーオーと同じですが、ショルダーアーマーが新造されています。二の腕は筒型、前腕は前後挟み込みタイプなので側面に合わせ目ができますが、肘から下が分離するので合わせ目消しはラクそうです。腕部関節などの構造についてはHGACリーオーのレビューで分解画像をご紹介していますのでそちらをご参考ください。⇒HGACリーオー レビュー
ショルダーアーマーは3種付属し、それぞれ組み替えてカスタマイズすることができます。
脚部。こちらも形状はHGACリーオーと同じ。ダークパープルのカラーリングが独特の味を出しています。大腿部、膝から下ともに前後挟み込みタイプ。ですがどちらも側面の合わせ目が段落ちモールド化されています。
大腿部側面にはリーオーと同じくマウント部っぽい穴がありますが、NPDでも特にマウントするパーツは付属していません。(いったい何用?)
足首から下の部分。複数パーツの組合せで、合わせ目は出ないようになっています。足裏パーツも別パーツ化されてモールドもしっかりと入っています。
バックパック。リーオーにはなかったボックスタイプのバックパックが追加されています。複数パーツの組合せになっていますが、中央に少し合わせ目ができます。
バックパックは上部の外装やバーニア、ボールジョイントパーツを外すことで、3mm幅のダボ穴が露出します。両サイドにもダボ穴があり、いろんなパーツを組合せてカスタマイズすることができます。
ダイバーエースユニットに付属のマウントパーツを使用することで、ダイバーエース用のバックパックなども装備可能でした。
サイドにスーパーGNソードⅡも。プトレマイオスアームズなども装備可能です。
おなじみのHG陸戦型ジム、HGルプスレクスと比較してみました。リーオーと同じく陸ジムよりも小柄。
HGACリーオーとも比較。上半身各部が違っていたり、カラーリングが違ったりしているので、全体的な印象にも違いを感じます。
メット型頭部の可動は微量。頭部が胴体に沈み込む組合せになっているので、上下可動の範囲は狭いです。左右へは問題なく水平にまで可動。
AGE型頭部。広めに上下可動させることができます。左右への可動も問題なし。
マグナアック型頭部は小顔ということもあり、こちらもまずまず広めに可動してくれます。
ドラム型頭部。それなりに上下かどうします。左右へは問題なし。どの頭部も、少しボールジョイントから浮かせることで、もう少し広めに可動させることはできるかと思います。
腹部はボールジョイント接続なので、少し浮かせるようにすれば360度回転可能です。
その他の可動域に関してはHGACリーオーとほとんど同じなのでそちらを御覧ください。⇒HGACリーオー レビュー
付属品は先程ご紹介した頭部、肩部パーツ類と、HGACリーオーにも付属していた105mmライフル(ドラムガン)、シールド、ビームサーベル刃☓2です。劇中に登場したタンク型のラウンドバーニアなどは付属していません。
HGACリーオーのランナーがそのまま付属するため、余剰パーツとして胴体や頭部、肩部パーツなどが付属。組み換えでリーオーのカラバリが楽しめます。
余剰パーツと組み替えて、HGACリーオーと比べてみました。グリーンよりもさらに地味な量産機としてやられメカ感が増しています。やはりこの色だとNPDの形状のほうが良さそうですね。(個人の感想です。)
シールド。HGACリーオーのものと比較してみました。ともにシンプルな造形ですが、モールドは色分けされていてつくりもいいです。
サーベル柄をつけ忘れてますね;
ショルダーアーマーを外して肩部にマウントします。しっかりと固定され、外れたりふらついたりすることはありませんでした。
105mmライフル(ドラムガン)。ブラウンがNPD用のものです。本体部分は左右挟み込みタイプなので上下に合わせ目ができます。グレーとブラウンの組合せがなかなかいい感じ。
ドラムマガジンは左右挟み込みタイプで、グリップは可動式。分離が可能です。合わせ目は消す必要があります。
こちらもHGACリーオーのものと並べて。
グリップを掴んで保持。両手持ちも問題ないですし、ハンドパーツにグリップを差し込むだけでしっかりと保持できるのでポージングしやすいです。
では適当にカスマイズして撮影した画像をどうぞ。
以上です。リーオーベースですがHGACリーオーとはまた違った良さを感じますし、部分的な組み換えで様々なカスタマイズが可能なのも面白くていいですね。組み換えでHGACリーオーのカラバリにできるのも嬉しいところです。雑魚キャラにしてはなかなか遊びの詰まったキットになっていると思います。
欲を言えばラウンドバーニアや大腿部にマウントできる武装類があると嬉しかったですね。リーオーの最新フォーマットを使っているためキットの出来はいいですし、思い入れのある形状をした頭部も付属しているので、親しみやすいキットとして楽しめるのがいいですね。
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