HGBD インパルスガンダムアルク レビュー

今回は、HGBD 1/144 インパルスガンダムアルクのレビューをご紹介します!

HGBD インパルスガンダムアルクは、ガンダムビルドダイバーズに登場するチームアヴァロン所属女性キャラ『エミリア』のガンプラ『インパルスガンダムアルク』の1/144スケールモデルキットです。インパルスガンダムをベースに特徴的な造形が再現され、アルクライフルやビームキャノンといった武装類が付属。レッグフライヤーとチェストコアフライヤーといった2種の飛行ユニットに分離可能なキットになっています。価格は2,052円(税込み)。

2016年6月発売のREVIVE版フォースインパルスガンダムをベースに、各部が新規造形によってキット化されました。大部分にインパルスガンダムの造形を残しつつ、頭部や胸部、肩部などが新造パーツで再現されています。

設定では兄弟機のインパルスガンダムランシエに比べ、空戦、射撃能力と加速力に優れたセットアップがされているとのことです。『アルク』はフランス語で『弓』という意味。

成型色はライトブルーにダークブルーの組み合わせで、部分的にダークイエローが入った比較的シックな配色になっています。ガンダムタイプながらもサポート役機らしい落ち着いたカラーリング。

HG定番のポリキャップ(PC-002)を各部に使用し、強度もまずまずで可動も柔軟なキットになっています。背負い物も小型なので前後に比重がかからず自立は安定しています。リアアーマーのプロペラントタンクも自立に影響はありません。

頭部。横広で特殊な造形のアンテナを装備。先端には安全加工がされています。ツインアイはHGCEフォースインパルスガンダムと同じクリアーグリーンパーツにシール貼り付けで、とさか前後のセンサーは青成型色パーツにシール貼り付けです。マスクも新造パーツ。後頭部に合わせ目ができますが、メット全体はモナカ割でパーツを挟み込むタイプではないので合わせ目消しはラクそうです。

胸部。色分け度合いはまずまずの新造パーツで構成されています。中央のセンサーはグリーンのシールによる色分け。

腰部。フロントアーマーとリアアーマーはインパルスガンダムと変わらず。サイドアーマーには特徴的な造形のビームキャノンを装備し、リアアーマーにも2基のプロペラントタンクを装備しています。

フロント、リアアーマー共に裏面はシンプルな造形。

プロペラントタンクは上下パーツの組み合わせなので中央に合わせ目ができます。

サイドアーマーのビームキャノンは3個パーツの組み合わせ。本体部分は上下モナカ割ですが合わせ目はモールド化されています。表面のライトブルーはシールによる色分けです。

腕部。ショルダーアーマー以外はHGCEフォースインパルスガンダムと全く同じ造形です。

二の腕は筒型、前腕は左右挟み込みタイプで、合わせ目は端にくるようになっています。

ショルダーアーマーは新造パーツ構成。上部をパーツで色分けするようになっているので合わせ目はできません。

脚部。こちらもHGCEフォースインパルスガンダムと全く同じ造形です。大腿部は筒型パーツで、膝は左右挟み込みタイプ。後部に合わせ目ができます。

後部のスリット入り角型スラスターは適度に上下可動します。

足首から下の部分。こちらもフォースインパルスガンダムと全く同じ造形。脚底パーツのダークイエロー成型色が特徴的です。画像ではわかりにくいですが、アンクルガードは端に合わせ目が出るようになっています。足裏はつま先に肉抜き穴が出るようになっていて、中間部のグレーは合わせ目が段落ちモールド化されています。

バックパックは新造されたウイングを装備。

ウイングとリアアーマーのエネルギータンクは上下に可動します。エネルギータンクはさらに上まで上げることができます。ウイングのバーニアはフォースインパルスガンダムのシルエットフライヤーのものが使用されています。

背中のウイングは2箇所のダボ接続。

HG陸戦型ジムやダイバーナミのバックパックもマウント可能でした。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと。SEED関連機なので、比較的小柄なキットになっています。ちなみに設定されている全高は17.8mです。

HGCEフォースインパルスガンダムと。腕部、腰アーマー、脚部など、部分的には同じ形状ですが、成型色が全く違っているので全体的な印象もだいぶ違っています。

HGBDインパルスガンダムランシェとの比較。成型色や部分的な形状が違うため、若干アルクのほうが小さく見えますが、サイズ的には同じです。

頭部は首が長めなのでまずまず広めに上下可動します。左右へも全く干渉なく可動させることができます。

腕部はかなり柔軟で、頭部アンテナをかわすようにすることで真上にまで上げることができます。ただ、両腕を上げるとなるとアンテナが干渉してしまって完全に上げるのは難しいようです。アンテナを折ってしまわないよう注意が必要です。肘も深くまで折り曲げることができます。肩には引き出しギミックがないので、ボールジョイント部を引き出して前後スイングさせる感じです。

胸部も少し前後スイングしますが、全体的には腰のボールジョイントによって広く前後スイングさせるようになっています。

フロントアーマーが干渉したりしますが、少し浮かせるようにすると腰を回転させることができます。サイドアーマーが干渉するので360度はちょっとむずかしいかも。通常のHGと同じく股間部に差し込んでアクションベースにディスプレイさせます。

前後開脚は広く可動させることができます。膝も完全ではないですがまずまず折り曲げることができます。

足首の前後可動は広めに。左右への可動はそれほど広くありません。

つま先を折りたたむことができます。

左右への開脚はサイドアーマーが干渉するため水平にとはいかず。サイドアーマーを外すと水平にまで可動させることができます。内股は大腿部と股間部が干渉するのでわずかに可動する程度。がに股は水平程度まで可動させることができます。

立膝もまずまずな形になってくれます。

アルクライフルと飛行ユニット変形時に使用するアクションベースマウントパーツ2種が付属します。

その他HGCEフォースインパルスガンダム用パーツが余剰で多数付属します。アンテナパーツや胸部エアインテークパーツなどがないためインパルスガンダムとして組むことはできません。フォースシルエットが付属しないのはわかりますが、あとパーツ数個でインパルスガンダムが組めるだけに、部品が足りないのはちょっと残念。コアスプレンダーやシルエットフライヤー、高エネルギービームライフルがまるまる付属するのは嬉しいところです。

シールはブルーやグリーンのところが大きめに余るので、好きなようにカットして使ってもいいですね。

アルクライフル。大型の武器になります。本体部分や白いエネルギータンクは左右挟み込みタイプで合わせ目ができます。本体部分はライトグレーパーツのみの構成なので、砲口やなど部分的に塗装が必要です。上部のセンサーはシールによる色分けです。

砲口は途中までのくり抜きとなります。エネルギータンクやグリップは前後可動します。エネルギータンクはリアアーマーにマウントしているものと形状が同じですが、脱着ギミックはないので交換はできません。

アルクライフルを装備して。特に腕が負けることもなく、ハンドパーツにグリップを差し込むだけなので保持しやすいです。少し手首がふらつくので、しっかりと押し込んで固定しつつ保持させます。

余剰の高エネルギービームライフル。本体部分には上下に合わせ目ができ、センサーとサブグリップは可動式のアイテムです。作りはまずまず。

ハンドパーツでグリップを挟み込みますが、問題なく保持が可能です。

肩の前後スイングが広くないので多少きつめではありますが、両手持ちも問題なく可能でした。

腰のビームキャノンを前方に向けると、脚部と干渉したりしてあまり広く開脚できなくなります。

アルクとランシエの上下半身を組み換えて。半色別々になり、各部の形状も変化したことで、この2種キットの違った良さが出てきます。

ではチェストコアフライヤーとレッグフライヤーに変形させていきます。まずは上半身と下半身を腹部から分離させ、上半身は腕を前側に移動させます。腕を上げるときに頭部のアンテナを折ってしまわないよう注意が必要です。そして両前腕にアルクライフルを固定したらチェストコアフライヤーの完成です。

チェストコアフライヤーを色んな角度から。

下半身はフロントアーマーを少し前に展開し、膝を逆S時に曲げてつま先を伸ばします。そして腰のビームキャノンを前側に向けたらレッグフライヤーの完成です。

レッグフライヤーを色んな角度から。

チェストコアフライヤー、レッグフライヤー共に付属のマウントパーツを使ってアクションベースにディスプレイ可能です。

では適当に何枚かどうぞ。

余剰のコアスプレンダー、シルエットフライヤーと一緒にフライト。

以上です。部分的にはインパルスガンダムの造形が大きく残ったままなので面白さに欠けるところもあるかもしれませんが、成型色の配色バランスが良かったりポージングも思いの外映えたりするので、地味にかっこいいキットになっていると思います。劇中でそれほど目立っていない分、キットでじっくりと見るとなかなか味がある感じですね。

武器類が少ないのも余剰の高エネルギービーム・ライフルで(一応)補われていますし、チェストコアフライヤーとレッグフライヤーへの換装もラク。分離した造形もいいですし、それぞれ単独でも十分に楽しめます。インパルスガンダムランシエと組み合わせることでさらに幅も広がるので、AGEⅡマグナムの補佐役として両機を一緒に楽しみたいですね。

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3 件のコメントがあります。

  1. 匿名

    on 2018年9月29日 at 17:21 - 返信

    ランシエのレビューはまだですか?

    • 高井俊明

      on 2018年10月4日 at 07:35 - 返信

      もうやっています。

  2. 高井俊明

    on 2018年10月4日 at 07:34 - 返信

    欲しいです。

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