今回は、HG 1/144 スレイヴ・レイス(パラシュート・パック仕様)のレビューをご紹介します!
HG スレイヴ・レイス(パラシュート・パック仕様)は、『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』に登場するMS『スレイヴ・レイス』のパラシュート・パック仕様1/144スケールモデルキットです。陸戦型ガンダムと異なる形状の頭部、肩アーマー、ランドセルを新規造形で再現。降下用パラシュート・パックに加え、各種武装など充実のオプションパーツがセットに。多彩な活躍シチュエーションの再現が可能なキットになっています。価格は2,420円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
極刑に処された者など、犯罪者ばかりで構成された地球連邦軍の特殊部隊※『スレイヴ・レイス』の名前を持ち、隊長のトラヴィス・カークランド搭乗機として運用された機体がキット化。2018年4月に発売されたHGUC陸戦型ガンダム、2018年9月に発売されたHGUC陸戦型ガンダム(パラシュート・パック仕様)をベースに、特徴的な頭部や肩部などが新規造形で再現されています。※犯罪者の罪状抹消を条件に、連邦軍高官の一人がプライベート・アーミー的に結成。
成型色はグレーを基調とし、ダークブルーやレッドなどを配色。極秘任務部隊らしい地味めのカラーリングになっています。頭部や一部モールドなどをシールで補いますが、全体的にシールは少なめ。シールドに貼るスレイヴ・レイス部隊マークシールも付属しています。
肘や膝はKPSパーツ構成で、その他の関節にはポリキャップ(PC-002)が使用。現行キットの基礎的な質の高いフォーマットになっています。背部にパラシュートパックを背負っており、若干後方に比重がかかりますが自立は可能です。パラシュートパックを外すと問題なく自立できます。
パラシュートパックを外した状態で。
頭部。フェイスガードなど、スレイヴ・レイスの特徴的な形状が新規造形で再現されています。前後挟み込みタイプですが、頭頂部から側面にできる合わせ目は段落ちモールド化。
額や後頭部のセンサーはグリーンのシールでの色分けで、ツインアイはクリアーグリーンパーツにシールを貼っての色分けです。クリアーパーツはブラックライトで照らしても発光しませんでした。後部のアンテナが長いので、引っ掛けて折ってしまわないよう注意です。
胴体部。陸戦型ガンダムと同じで、胸部右にはダクト、左にはバルカン砲とマルチランチャーを装備した左右非対称の特徴的な形状になっています。腰中央のV字マークはモールドに沿ったシールを貼っての色分けです。
リアアーマーも陸戦型ガンダムと同じですが、バックパックはスレイヴ・レイス用に新造されています。2個パーツを組み合わせてバーニアを取り付けるシンプルなタイプでバーニアの可動ギミックはありません。腰には100mmマシンガン用の予備マガジンを装備。腰アーマー裏に裏打ちパーツやモールドなどは造形されていません。
腕部。ショルダーアーマーがスレイヴ・レイス用に新造されている以外は陸戦型ガンダムと同じ形状。
二の腕は筒型で合わせ目はなし。前腕は前後挟み込みタイプで側面に合わせ目ができます。肘が分離できないので、合わせ目消しは後ハメ加工などが必要です。
ショルダーアーマーはスレイヴ・レイス用に新造され、ラインモールドなどが入ったメカニカルなスタイルに。前後の挟み込みタイプで合わせ目は端にくるようになっています。角のセンサー?はシールでの色分けです。
脚部は陸戦型ガンダムと同じで、ゴツゴツとした重機感のある独特の形状になっています。大腿部は筒型、膝から下は左右挟み込みタイプですが、合わせ目はモールド化されています。
膝のスパイクは別パーツでの色分け。アンクルアーマーは左右での組み合わせですが、合わせ目は端にくるようになっています。足裏はつま先側に肉抜き穴があります。
ふくらはぎの装甲内部にはサーベル柄を収納。内部にはモールドが造形されています。サーベル柄は脱着が可能です。
バックパックは2ダボ接続。他のキット(陸戦型ジムなど)とダボ幅は同じですが、背中の左右にある突起が干渉してしっかりと取り付けることはできませんでした。
パラシュートパックは陸戦型ガンダム(パラシュートパック仕様)に付属しているものと大体同じですが、成型色が渋めのカラーリングに変更されています。
HGUC陸戦型ガンダム(パラシュートパック仕様)に付属しているもの(画像右)と並べて。バックパックへの接続部が新造されています。
ネイビーの装甲は前後パーツの組み合わせで側面に合わせ目ができますが、ダクトなどは別パーツ化によって色分けされています。
フレーム枠やバーニアは別パーツ化。中央装甲の2ラインは黒いシールでの色分けです。
バックパックの接続穴部分を塞ぐためのカバーパーツが付属。
HGUC陸戦型ガンダム(パラシュートパック仕様)と並べて。カラーリングも含め、何故かスレイヴ・レイスのほうがしっくりときている感じも。
HGUC陸戦型ジムとも並べて。形状は似ていますが、細部の形状が細かく違っています。
新造された頭部は、顎引きはあまり広くできませんが、見上げる動きは適度に可能です。左右へは、襟が干渉しやすいですが、一応水平にまで可動します。
ショルダーアーマーが新造されていますが、腕の可動は陸戦型ガンダムと大きな違いはありません。
その他の可動はHGUC陸戦型ガンダムと同じなのでそちらのレビューをご参考くださいm(_ _)m
180mmキャノン、ロケットランチャー、ビーム・ライフル、100mmマシンガン、シールド、平手(左)、武器用持ち手(右)、ビーム・サーベル刃☓2といった多種の武装が付属。武装類もHGUC陸戦型ガンダム(パラシュートパック仕様)と共通です。
シールは武器センサーや三角モールドなどを補えるシールが予備で付属しています。
HGUC陸戦型ガンダム用の余剰パーツが付属。コンテナやジムヘッドなどは付属しませんが、陸戦型ガンダム本体のカラバリとしては組むことができるようになっています。
180mmキャノン。複数パーツの組わせでリアルな造形が再現されています。
砲身部分は2個パーツ構成の箇所もあり、合わせ目ができる箇所があります。
本体部分。左右挟み込みタイプで、下部に合わせ目ができます。フォアグリップは可動式で、上部のマガジンは脱着が可能です。マガジンはモナカ割で合わせ目あり。
180mmキャノン各部は分解が可能。
ロケットランチャー。本体部分は左右挟み込みタイプで上下に合わせ目ができます。
グリップは少し可動し、後部のマガジンは脱着が可能です。
ビームライフル。2色成型色パーツで構成されています。
グレー成型色の部分は左右挟み込みタイプで上下に合わせ目ができます。
センサーはシールでの色分けで、フォアグリップは左右に可動します。
100mmマシンガン。小型でシンプルな武装ですが、複数パーツで構成されています。
左右挟み込みタイプで上下に合わせ目ができます。下部のマガジンは脱着可能で、サイドアーマーのものと交換が可能です。
フォアグリップは可動式。後部のストックも展開が可能です。
シールド。表面にはスレイヴ・レイス隊エンブレムのシールを貼るようになっています。
下部のトライポッドは展開が可能。シールドを自立させることができます。上部のジョイント部分も可動式。シールドを使った攻撃的なポーズが再現できるようになっています。
簡単に武装して。
可動域が広いフォーマットなので、武装類を使った軽快なポーズが再現可能です。ポージングもしやすいですね。武器持ち手がかなりバラけやすかったので、武器保持時には注意が必要かと。(個体差があるかも。)
造形バランスがいいのか、どんな武装してもどんなポーズでも様になるのがいいですね。
サーベル柄が抜け落ちることもなかったですし、武装類の保持強度もまずます。ポージングにおけるストレスはほとんどなくポージングできました。
180mmキャノンの両手持ちもラク。輝き撃ちのような射撃ポーズも演出可能です。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。陸戦型ガンダムベースで見慣れた部分が多いながらも、カラーリングや新造箇所の作りも良く、なかなか渋いキットになっていると思います。その名の通り、極秘任務部隊にふさわしい感じがありますね。頭部が小顔で締まった造形だからか、胴体部とのバランスもよく見えます。ここまで何体か陸戦型機がキット化されていますが、それの集大成的な感じも。
欠点的な部分もほとんどなく、武器も豊富に揃っているのでポージングが自由にチョイスできます。ピクシー(フレッド・リーバー機)や陸戦型ジム(スレイヴ・レイス隊仕様)と並べればさらに良い演出ができそうな、外伝機ならではの良さが味わえるキットですね。
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