今回は、HG 1/72 ASC-716E 特大型装甲特殊運搬車のレビューをご紹介します!
HG 特大型装甲特殊運搬車は、アニメ『境界戦機』に登場する大型特殊車両「ASC-716E 特大型装甲特殊運搬車」の1/72スケールキットです。KEN OKUYAMAデザインによる特殊な車両形状を新規造形で再現。別売りのHGケンブやHGジョウガンなどが積載が可能な他、車両前方の防護シャッターや後方車両のあおり開閉ギミックが再現されています。価格は3,300円(税込)です。
日本人レジスタンス組織「八咫烏(やたがらす)」が所有するAMAIMや各種装備運搬用の大型特殊車両で、劇中では第3話以降で登場し、ケンブやジョウガンなどを積載。安全に格納、運搬できるよう様々な改造が施された「ASC-716E 特大型装甲特殊運搬車」がHGでキット化。
装甲車のような重厚かつ頑丈さを感じさせる各部装甲、大型トレーラーのような牽引車、荷台などを持つ車両形状が特徴的に造形されています。
成形色は大部分が黒ずんだダークグレー成形色での再現。その他はフロントガラスとヘッドライトがクリアブルー、付属の腕部超熱振式戦闘爪(わんぶちょうねっしんしきせんとうづめ)の一部装甲がホワイト成形色での再現となっています。
ホイルシールが付属し、ヘッドライトの内部やテールランプ、フロント装甲の一部などを補いますが多くはありません。一部ウインカーモールドやタイヤ・ホイールの一部などを塗り分ける必要がありますが、素組みでも十分なくらいの色分けが再現されています。
車輪の基部やシャフトなど、一部のダークグレー成形色パーツはKPS素材となっています。ABSは不使用。
ポリキャップも不使用。ほぼPSとKPSパーツ構成で組み合わせ強度は十分。ポロリなどなく安心して取り扱えますし、牽引車、荷台共にタイヤでしっかりと接地できるため、安定したディスプレイが可能です。
■付属品
腕部超熱振式戦闘爪(わんぶちょうねっしんしきせんとうづめ)、荷台連結用ジョイントが付属。
■牽引車(トラクター)
牽引車(トラクター)部分を全体から。一般的な車両とは異なり、装甲特殊運搬車らしい重厚なデザインで造形されています。後部タイヤも装甲で覆われるなど、高い防御性を感じさせる造りになっています。
ルーフなどは曲状で近未来的な雰囲気も感じられるようになっています。
ルーフは取り外しが可能。内部が確認できるようになっています。
室内には3つの運転席のほか、会議室のようにシートが並べられた区画も造形されていて細かな作り込みが見られます。運転席の大きさからも、この室内の広さや車両の大きさがよくわかりますね。
フロントガラスはクリアブルー成形色パーツでの再現。外側からうっすら内部が確認できるようになっています。
フロントガラス下の装甲(防護シールド)は可動式。上部へスライドさせることでフロントガラスを覆うことができます。スライド時にはシールド形状に沿ったモールドが露出。こちらはシルバーのシールでの色分けです。
ヘッドライトはシャープなデザインで、最下部にコンパクトに造形されています。モールドの上からシールを貼り、その上からクリアパーツを被せての再現。塗装での塗り分けも可能ですが、ダークグレー成形色なので隠蔽が難しく、塗装の難易度は高め。
前輪は特徴的な溝を持つラグタイヤのようなデザインで造形。大柄車両らしく牽引力の高さを感じさせる造りになっています。
前輪の内側は抜かれた状態。サスペンション周りの造りは簡易的ですが、左右タイヤはシャフトによって連結されており、連動して角度が変わるようになっています。もちろんロール可能。ホイールの一部はゴールドに塗り分けが必要です。
シャーシ表面には✕字のフレーム状モールドが造形。実車ではあまり見ないデザインで、近未来的な雰囲気が感じられる作りになっています。
後輪は前輪よりも二周りほど小柄で片面2本となっています。こちらも内側は抜けた状態で簡易的。ロールは可能ですが、左右へのスイングギミックはありません。
後部は荷台を牽引する構造のため、大きく開口した状態になっていて、中央には牽引用のカプラーが簡易ながら造形されています。後部の縦長テールランプ?はモールドの上から赤いシールを貼っての色分けです。カプラーに可動ギミックはありません。
■荷台(ローディングプラットフォーム)
荷台はダンプカーの積載部のような枠状構造が特徴的なデザインで造形されています。
荷台前側はエッジの効いたフレーム構造で、角のモールド(ウインカー?)はオレンジのシールでの色分けとなっています。一部には人員の出入りを想定したようなドア状モールドも造形。造りが細かいです。
側面のあおり(煽り板:パネル)は開閉式。最上部がヒンジ接続で折り畳めますし、その下のパネルも外側に少し引き出してロックを外すことで、下方に展開(スライド)することができます。最下部分でパチンとロックがかけられるため、自然にスライドしたりすることはありません。
荷台の内側は各面にしっかりとしたモールドが造形されています。
後部はフラットな装甲のみ。特に可動ギミックはありません。上部ウインカーはオレンジ、下部のテールランプは赤いシールでの色分けです。
荷台の底面には鉄板を思わせる細かな凹凸モールドが造形されており、金属板のような質感が表現されています。
荷台の後部タイヤも牽引車の前輪と同じラグタイヤのようなデザインで二周りほど小型。ホイールの一部はゴールドに塗り分けが必要です。後部タイヤはロール可能。造り自体は簡易的で内側はくり抜き状態です。
牽引車と荷台を連結した状態で。連結部は90度近くまで可動し、角度を変えることができます。そのため、走行時の急な方向転換にもある程度対応できそうです。
■他キットとの比較
HGUC RX-78-2ガンダム(リバイブ版)と並べて大きさを確認。横幅は10cmほど、全長は25cmほどでそこそこ大きめ。1/144と1/72でスケールは異なりますが、ディスプレイさせる場合、HGのガンプラであれば7~10体分くらいのスペース確保は必要そうですね。
同作品登場機であるHG メイレスケンブ、HG メイレスジョウガンと並べて。こちらは各種とも1/72の同スケールで立体化されています。
手元にあるカーモデルで、98式特型指揮車(1/43)と、痛車 三菱 ランサーエボリューションX(1/24)と並べて比較。スケールが異なるため参考程度ですが、一般的なカーモデルと並べても遜色のない大きさになっています。
■積載方法
荷台にAMAIM(アメイン)を積載する場合、AMAIM(アメイン)の一部を変形させる必要があります。HGメイレスケンブを積載する場合は、上半身を反転し、腕部と脚部をコンパクトに収納します。
流石に専用車両ということもあり、荷台の内部にちょうどよく収まります。
座らせた状態であれば、アメインを2機並べて積載することも可能。
荷台がそこそこ広めなので、18m設定のHGガンプラであればラクラク積載させることができます。
HGUCνガンダムのような大きめのキットだと荷台には収まりきらないようで、膝を曲げるなどして収納する必要がありそうです。(バスタブみたいな・・・;)
HGスコープドッグは問題なく積載可能。
近年のFigure-rise Standardシリーズであれば2体分がすっぽりと収まります。
■荷台連結用ジョイント
荷台連結用のジョイントパーツが付属し、荷台の後部に更に荷台を連結させることができます。ただし連結させるにはこのキットがもう一体必要です。
連結用ジョイントパーツは簡単な1個パーツ構成で裏面は肉抜きです。塞ぐ場合はプラ板の型取り、パテ埋めなどそれなりの成形技術が必要ですが、表面は車両の形状に沿ったデザインで造形されています。
ジョイントパーツは荷台の後部中央にあるフックに組み付けます。固定強度はまずまず。ジョイントパーツのカプラーにもう一つの荷台を連結させます。
手元には特大型装甲特殊運搬車が1体しかないので、フォトショップで加工して連結した状態を再現してみました。同じ要領で何台でも連結させることができます。
腕部超熱振式戦闘爪(わんぶちょうねっしんしきせんとうづめ)。ブレンゾン社から供給された展開式の格闘用クローです。劇中ではアレクセイ・ゼレノイのゼリーゼジアマンとの交戦時などに使用しました。
腕部超熱振式戦闘爪はHGメイレスケンブの通常腕部をバラし、前腕部と交換して組み替えます。可動箇所は通常の腕部と同じ。特殊な構造で肘と手首が前後に幅広くロールします。
表面のクローは展開可能。尖った2本爪が露出します。
腕部超熱振式戦闘爪を装備した状態でポージング。劇中ではゼリーゼジアマンのシールドをあっさりと分断していましたが、かなりの切れ味を持った武装で、展開してポーズを取らせることで、より攻撃的な演出が可能です。
■ポージング
人型機体のような派手な動きが付けられるわけではないですが、ディスプレイ時のサポートアイテムとしてこういった車両タイプのものが存在するのは現場の臨場感が感じられて良いですね。
荷台のあおり部分を左右とも展開して。展開することで平トラックのような仕様としても楽しむことができます。
もちろん境界戦機のアメインだけでなく、フィギュアやキャラクターのプラモデルを荷台に飾って楽しむのもありですね。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。ダークグレー基調のカラーリング、装甲車らしい重厚なフォルムがとても良い味を出していますね。丈夫さが感じられるデザインで、HG境界戦機のキットと組み合わせることで、よりリアルで臨場感あるディスプレイが演出できますし、大型車両らしいボリューム感があります。剛性の高い装甲で存在感も十分。
気になる点は殆どないですが、タイヤの造りがやや簡易的なので、できれば内側もくり抜きではなく、パーツでしっかりと蓋がされていると良かったかなと。荷台連結用のパーツも同様ですね。
装甲やあおりのスライドギミックも違和感がないスムーズな動きで展開状態も見栄えがしますし、実用性の高さがとても良く感じられます。付属の腕部超熱振式戦闘爪も攻撃的な武装で、ケンブのポージングの幅を広げてくれます。また、車両タイプのユニットなので、フィギュアやキャラクターと組み合わせるなど、ストーリーの枠に収まらない、様々な楽しみ方ができるキットなのが良いですね。
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