今回は、RG 1/144 MS-06R-1A 黒い三連星専用ザクⅡのレビューをご紹介します!
RG MS-06R-1A 黒い三連星専用ザクⅡは、『機動戦士ガンダムMSV』より、MS「MS-06R-1A 黒い三連星専用ザクⅡ」の1/144スケールモデルキットです。黒い三連星機の特徴的なカラーリング、機体形状を徹底再現。ガイア機、オルテガ、マッシュ機の頭部が選択式で再現可能な他、各種武装が付属し、多彩なポージングが可能となっています。価格は3,300円(税込)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
高機動型ザクII (R-1A型)の黒い三連星専用機で、ガイア、オルテガ、マッシュが操る機体「MS-06R-1A 黒い三連星専用ザクⅡ」がRGでキット化。
2018年1月に発売されたRG シン・マツナガ専用ザクⅡ※をベースに、黒い三連星専用機特有のカラーリングが成形色で、肘や、脚部燃料カートリッジといった各部が新規造形で再現されています。※大元は2017年11月発売のRG ジョニー・ライデン専用ザクⅡ。
成形色は2色のダークブルーを基調に、腕部にパープル、脚部にホワイトを配色。その他、動力パイプがブラック、肩部や腰部、膝部、ソール部などの外装、内部・関節の一部がダークグレー成形色での再現となっています。
ホイルシールは付属せず。各部ともパーツで緻密に色分けされているため、ほとんど塗装する必要がありません。素組みで十分なくらいの色分けが再現されています。
内部や関節には他のRG高機動型ザクⅡ(ジョニー・ライデン、シン・マツナガなど)と同じフレームであるアドバンスド・MS・ジョイント2が使用されています。アドバンスド・MS・ジョイントはABSとPP素材で構成されており、ABSは塗装やスミ入れ時に破損、ひび割れを起こしやすいので注意が必要です。
外装の一部はアンダーゲート仕様。ゲート跡が露出しにくく、よりきれいな状態でキットが仕上がるような配慮がされています。
肘や膝などの各部関節はアドバンスド・MS・ジョイント仕様で関節強度はまずまずといったところ。高機動仕様のバックパックを装備していますが、後方への負荷は少なめです。多少つま先が浮きやすく不安定なところはありますが、自立は問題なく可能です。
■付属品
ジャイアント・バズ、ザク・バズーカ、ザク・マシンガン、ヒート・ホーク、ジョイントパーツ(ヒート・ホーク用、L字シールド用)、ハンドパーツ各種(武器持ち手:左右)、平手:左右、可動手:左右)、選択式のメット部パーツ、ガイア大尉フィギュアが付属します。
その他、RG量産型ザク用などの余剰パーツが付属。コックピットハッチパーツが付属するので、破損時の予備として使用することができます。指揮官機用アンテナを使えば、表情の異なる指揮官機も再現可能。
専用のリアリスティックデカールが付属。黒い三連星それぞれのナンバーマーキングが含まれるので、お好みでガイア機(02)、オルテガ機(03)、マッシュ機(06)が選択可能です。
■各部形状
RG 黒い三連星専用ザクⅡの各部を見ていきます。
■頭部
頭部。モノアイや動力パイプを持つザクⅡ特有の頭部形状が再現されています。モノアイはピンクのシールでの色分け。モノアイのガードはクリアーパーツでの再現です。動力パイプはこれまでのRGザク系と変わらずのパイプ型でリアルに造形。口内は別パーツによるスリットモールドが細かく造形、色分けされています。
メット部は上から被せて後部パーツを組み付ける構造で合わせ目はありません。
内部はギア構造になっていて、首を回すとモノアイも合わせて可動。ギロリと睨みつけるような、よりリアルな表情を楽しむことができます。
首パーツは根元の差し込みが硬く、はめ込みが甘いと頭部が浮きやすいので注意です。しっかりと挿し込んでパチンとはめ込めます。
指揮官機用の頭部と量産機用のメット部パーツが付属し、お好みでアンテナ付きのガイア機と、アンテナなしのオルテガ、マッシュ機の選択可能です。
量産型機(オルテガ機、マッシュ機)のメット部パーツを組み付けた状態で全身から。
■胴体部
胸部。MS-06Rらしいメカニカル且つ厚みのある装甲が造形されています。パネルラインが細かく入っていてリアル。胸部両脇の四角いモールドパーツが外れやすく、小さいため、紛失しやすいので注意が必要です。
腹部のコックピットハッチは展開可能。内部にパイロットフィギュアはありませんが、シートが別パーツで造形されています。ハッチはMGの高機動型ザクのようにスライドで左右入れ替えることはできず、左側が開閉するのみとなります。
腰部。フロントアーマー中央部などは別パーツによってパネルが細かく色分けされています。フロントアーマーは付け根がボールジョイント式。
フロント、リア、サイドアーマー裏はメカニカルなモールドや裏打ちパーツが造形されていて見栄えがします。
■腕部
右腕部。右肩にはザク系特有のL字型シールドを装備。肩装甲の形状はジョニー・ライデン機と同じです。ちょっとわかりにくいですが、肘両脇のダークブルー装甲は、モールドや丸穴のない、黒い三連星機独自装甲パーツが新造されています。
L字型シールドは内部パーツを挟み込んで組み合わせるリアルな仕様。裏面も色分けがよく、鉄板のような点型モールドが細かく再現されています。
左腕部。こちらはスパイク付きのショルダーアーマーを装備。それ以外は右腕部と同じ形状です。シールドがないため、こちらのほうが肘の両脇パーツの形状が確認しやすいですね。
ショルダーアーマーは2色パーツ構成で、モールドに沿った緻密な色分けが再現されています。全体的にパネルラインが入っていてリアル。上部に多少パーティングラインがありますが、ヤスリがけすれば簡単に消せそうですね。
■脚部
脚部。各部に動力パイプや燃料タンクなどが増設された、高機動型ザクⅡ特有のメカニカルな脚部形状が再現されています。下部のスラスター脇にあるフィンは可動式。
脚部のサブスラスター(バーニア)表面に網状のモールドが造形。内部にも適度にスリットやモールドが入っていて見栄えがします。後部の燃料タンクは補給しやすい円筒型で、黒い三連星機用のものが新造されています。タンクは1個パーツ構成で合わせ目はなし。
バックパックは3口スラスターや底面の2基バーニア、上部フック、左右フィンなどがメカニカルに造形。高機動型ザクⅡおなじみのバックパック形状がリアルに再現されています。
下部スラスター表面は脚部と同様、網状のモールドが造形されていますが、内側は抜けた状態でスリットモールドのみが造形されています。
バックパック下部の両脇フィンやスラスター(バーニア)も適度に可動。各部に細かなギミックが収録されています。
■他キットとの比較
RGジョニー・ライデン専用ザクⅡ、RGシン・マツナガ専用ザクⅡと比較して。脚部形状だけでなく、肩部や肘部、スパイクアーマー、バックパック、カラーリングなどがそれぞれで細かく違っています。どれもそれぞれの良さがありますし、独特の良さがあるので甲乙付け難いです。(画像ではジョニー・ライデン機のバックパックのフック位置が違ってますね;)
■各部可動域
可動域はこれまでご紹介したRGジョニー・ライデン専用ザクⅡやRGシン・マツナガ専用ザクⅡとほとんど同じですが、一応簡単にご紹介していきます。
頭部は干渉しやすく、わずかに上下する程度。
モノアイと連動しているため、左右への可動はやや制限されます。ですがそれでも可動は十分です。
腕部はショルダーアーマー類を交わすことで水平程度にまで上げることができます。
肘も2重関節で深くまで曲げることが可能。
肩はアドバンスド・MS・ジョイントによる可動機構で前方に幅広く展開可能。武器の両手持ちなどもかなり柔軟に再現することができます。
浮かせてディスプレイさせる場合は、付属のジョイントパーツを股間部に組み付けます。そしてアクションベースなどの太めの軸を組み付けて固定。股間部にかなりしっかりと固定されるので、安定したディスプレイが可能です。逆に取り外しが難しいくらい;
前後開脚は、フロントアーマーが展開するため、前方へは幅広く展開することができます。ただし上げすぎると大腿部との干渉でサイドアーマーがポロリしたりするので注意です。
膝は90度程度まで曲げることができます。膝の可動に合わせて外装がスライドし、隙間から内部フレームが露出。よりメカニカルな構造を楽しむことができます。
足首の前後可動はまずまず。
左右へはサブスラスター(バーニア)の配置範囲内で左右に可動します。
つま先は適度に可動。表情は付けやすいですが、この可動が自立の妨げになったりするので注意です。HGのオリジン版のような構造のほうが良かったかもですね。
左右への開脚はハの字程度まで展開可能。
内股は大腿部と股関節が干渉するのでわずか。がに股は後方にまでしっかりと可動します。何気にガニ股にしたほうが自立が安定します;
立膝はかなり難しめ。あまりムリに可動させると各部がポロリしたりするので注意です。
■武装類&ポージング
ジャイアント・バズ。MG並の複数パーツ構成で合わせ目はほぼありません。RGジョニー・ライデン専用ザクⅡに付属しているものと同じです。
センサーのハッチは開閉可能。内部はクリアーパーツで色分けしますが、一度取り付けると抜けにくくなりそうなので、後の塗装を考慮して取り付けていません。サブグリップもセンサー部も上下に可動します。
後部には弾頭型パーツを収納。見えない箇所も細かく造形されています。
ジャイアント・バズは付属の武器持ち手でグリップを握らせて保持します。グリップのダボを手のひらに固定するため、外れることなく保持することが可能。
グリップが前後にスイングするので、あまり干渉することなく保持することができます。
両手持ちも問題なく再現することができました。
ザク・バズーカ。こちらも多数パーツ構成。砲身部分は筒型で合わせ目はありませんが、中央のグレー装甲左右の組み合わせで上下に合わせ目ができます。RGジョニー・ライデン専用ザクⅡやRGシン・マツナガ専用ザクⅡに付属しているものと同じです。
センサー部分はグレー成型色のパーツをはめ込む仕様になっています。こちらはセンサー部分にフタはなし。サブグリップとセンサー部分は可動し、グリップには可動式のダボが付いているので保持もしっかりとしています。
ザクバズーカもジャイアントバズと同様、固定式の武器持ち手で保持します。ダボ固定で安定した保持が可能。平手が付属するので、砲身を支えるような自然な表情がついて良いですね。
説明書に記載はありませんが、ザク・バズーカはバックパックとリアアーマー中央のラッチで挟むことで一応背部にマウント可能です。ただ、腰部を動かすと外れやすいのであまりオススメはしません。
ザク・マシンガン。こちらもRGジョニー・ライデン専用ザクⅡやRGシン・マツナガ専用ザクⅡに付属しているものと同じです。
センサーはクリアーパーツ埋込式。こちらも一旦組み付けると外しにくいので仮組み時は注意です。フォアグリップは左右に可動。グリップには可動式のリブがあります。
軽装なのでジャイアントバズやザクバズーカに比べて取り回しがラク。両手持ちも表現しやすいですね。
ヒート・ホークもこれまでのものと変わらず。グリップにダボがあるので、ハンドパーツのダボ穴に挿し込むことでしっかりと保持できます。
刃と柄は別パーツになっているので塗装もラクです。
L字シールドに付属の武器用ジョイントパーツを組み付けることで、ジャイアント・バズ、ザクマシンガン、ヒートホークといった各武装類をまとめてマウント可能。重厚感ある装備が楽しめるようになっています。ただ、腰部や腕部などの関節強度が弱く、武装各種をマウントするとどうしても姿勢が崩れてしまうのが玉に瑕。
ヒート・ホークは付属のジョイントパーツを使用することでサイドアーマーにマウント可能です。
ガイア大尉フィギュア。パイロットスーツ姿での再現です。脇がくり抜かれていませんが、かなり小さいのでほとんど気になりません。
余剰の指揮官機用アンテナを組み付けた状態で全身から。
適当に数枚どうぞ。
以上です。ネイビー、グレー、ホワイト、パープルのカラーリングが他のザクⅡと比べて躍動感を感じさせますし、身軽そうでスポーティーなスタイルになっていると思います。やはり映えるキットなので、ついつい3機そろえて黒い三連星を再現したい気分になります。
欠点はこれまでのRG高機動型ザクⅡと同じくアドバンスド・MS・ジョイントによる可動域の弱さとポロリ箇所の多さです。小さいパーツの集合体なだけに、ポロリするとすぐに紛失してしまうこともあるので取り扱いやポージングには要注意ですね。
なので、リアルグレードという情報量の多いキットなだけに、やはり大人しくポージングして飾っておくのが最善策なのかもしれません。ポージングはもちろん様になりますし、武器類も豊富でかっこよさも十分なので、ディスプレイしても満足できるキットでいいですね。
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