今回は、HG 1/144 ガンダム G‐エルス(BEFORE)のレビューをご紹介します!
HG ガンダム G‐エルス(BEFORE)は、『ガンダムビルドダイバーズブレイク』に登場するガンプラ『ガンダム G‐エルス(BEFORE)』の1/144スケールモデルキットです。ヒロイックなルックスのフェイスや機体カラーなど、BEFORE時の特徴を新規パーツを交えて再現。両腕・両脚に装備するグローアップユニットや展開可能なビームエフェクトなど、印象的なバトルアクションが再現可能なキットになっています。価格は2,090円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
『ガンダムビルドダイバーズ ブレイク』のもうひとりの主人公『ゼン』が所有するガンプラ『G-エルス』。そのコンビフォース「ZA-∀Z(ザッズ)」結成時の姿である『G-エルス(BEFORE)』がHGBDでキット化されました。2020年3月に発売されたHGBD:R ガンダム G-エルスをベースに、印象的なマスクが新造され、特徴的なホワイトカラーが再現されています。
成型色は全身がホワイト。部分的にワインレッドやダークパープルといったヒロイックながらもどこか闇を感じるようなカラーリングになっています。全身各部に表現されたセンサー類はグリーンのシールでの色分けで、一部の表面にはクリアーグリーンパーツを被せるようになっています。完全な状態で仕上げたい場合には細部に塗装が必要です。
G-エルスの大元は2014年9月に発売されたHG ガンダム G-セルフ(大気圏用パック装備型)(以下、G-セルフ)。HGBD:R ガンダム G-エルスキット化時に各部が新規造形によってアレンジされました。
脚底にクローが造形されていますが、大きな背負いものもなく関節強度も高めなので自立は安定しています。関節はグレー成型色のKPS。
ビーム・ライフル、ビーム・サーベル刃×2、武器持ち手(右)が付属。
その他、G-セルフ用の各部パーツが付属します。大気圏用パックやシールドなどは付属しませんが、G-セルフのカラバリ(本体のみ)として組むことはできるようです。
シールはG-エルスのものがそのまま色変更されているだけなので、一部のシールが余ります。※画像上がG-エルス、画像下がG-エルス(BEFORE)。
大部分がG-エルスと同じなので、各部は簡単に見ていきます。
頭部をG-エルスの頭部と並べて比較。マスクが新造されたことで整った顔立ちに。頬にモールドが入るなど、凛々しい印象になっています。額のセンサー周りモールドや左右の装甲部分がシールで色分けされています。
額のモールドはシールを貼らなくても一部がパーツで色分けされています。
胴体部をG-エルスと並べて比較。ガンダムタイプ特有の配色で、グリーンのシールやクリアーグリーンパーツで色分けされたことでよりヒロイックな印象に。各部のクリアーグリーンパーツはブラックライトで照らしても発光しませんでした。
腰アーマー裏にモールドは造形されていません。
背部の作りも同じです。背部パーツがG-セルフと同じなので、大気圏用パックなどが装備可能です。
腕部をG-エルスと並べて比較。形状は同じですが、BEFOREではショルダーアーマーのラインモールドの色分けがなくなっています。BEFOREではラインモールドがなくなっていますが、G-エルス(AFTER)とパーツは同じ。上部のフィン状の装甲を左右で組み換えることで、ラインモールドが露出するようになっているようです。
腕部はG-セルフと大体同じですが、前腕にグローアップアームマウント部が造形されています(G-エルスと同じ形状)。肘のセンサー?はグリーンのシールでの色分けです。
ショルダーアーマーは挟み込みタイプですが、合わせ目は段差モールド化されています。
グローアップアームをG-エルスのもの(画像上)と並べて比較。一部が対象のカラーリングになっていますが、クローがワインレッド成型色になっている以外はそこまで変化は感じない印象。
クローやグリップは展開が可能です。
ウイングも展開が可能。
グローアップアームは3.0mm穴などは空いていないので、単体でディスプレイさせる場合はアームなどで支えてやる必要があります。先端にはビームサーベル刃がマウント可能。
脚部をG-エルスと並べて比較。左右のフォトン装甲やソールのクローが後方に向いているので、刺々しさがなくヒロイックな感じが出ています。
背部や側面、スラスター下部など各部のラインがグリーンのシールでの色分けとなっています。各部とも合わせ目ができないような組み合わせで見た目もいいですね。膝はシールを貼り、その上からクリアーグリーンパーツを被せての再現となります。
フォトン装甲はG-エルスから変わらず、棘の部分は裏打ちパーツが造形されています。
ソール部はグローアップレッグとして機能。BEFOREでは曲状の面が前側になっているので、少し柔らかい印象が感じられます。
グローアップレッグをG-エルス(画像右)と並べて比較。クローやつま先部の色味が違うので、グローアップアームと比べてこちらは対照的な印象を感じます。
クローは可動式。
こちらはG-エルス(BEFORE)本体との接続が3.0mmなので、スタンドなどの3.0mm軸を使ってディスプレイさせることができます。
HGBD:R ガンダム G-エルスと並べて。フェイスマスクがベーシックなガンダムタイプに変更されたのと、全体的なカラーリングが真逆になっています。その他、ショルダーアーマーの形状や膝側面のフォトン装甲、ソール部のグローアップレッグの向きが逆になるなど、全体的に見ても善悪の関係がうまく表現されているようです。
各部のユニットをパージした状態でG-エルスと比較。自立はできますが、脚底が小さいので少し不安定さがありますね。
大元のHGガンダムHG ガンダム G-セルフ(大気圏用パック装備型)と並べて。グローアップレッグが追加されたことで、プロポーションバランスなどがだいぶ違っています。
マスクの形状が違いますが、頭部の可動域はあまり変わらない印象でした。左右への可動はともに肩の装甲が干渉しますが、BEFOREのほうがマスクがシンプルなぶん可動させやすいかと。
全身の形状はG-エルスと同じなので可動域もほぼ同じです。
その他各部の可動域はHGBD:R ガンダム G-エルスと同じなので、可動域の詳細は以下のリンクからそちらのレビューをご参考くださいm(_ _)m
ビーム・ライフル。G-セルフからの流用で、成型色はG-エルスと同じです。本体部分はモナカ割の簡単な作り。上下に合わせ目ができます。画像がボヤケてますねm(_ _)m
簡単に武装して。
組み立て直後の関節強度は高いのでポージングはラクです。ただ、肩の装甲や前腕のグローアップアームが外れやすいのでその点は少し不自由な感じがあるかも。腕を動かすとグローアップアームのウイングが干渉しやすいのでその点も注意が必要です。
グローアップアームのグリップはハンドパーツをとの連結が可能。グリップを握るような表現が可能です。
グローアップアームの先端にビーム刃を取り付けて攻撃的なポーズを再現。画像は用意していませんが、ビーム刃はブラックライトで照らすと発光します。
別のスタンドを使って、グローアップレッグをファンネルのような遠隔操作シーンを演出。グローアップレッグにもビームサーベル刃がマウント可能です。
G-エルス(AFTER)だと全体的に黒いので、アームとレッグを展開するとごちゃごちゃする印象がありました。ですがこちらはそれほどごちゃつきを感じない印象です。
グローアップレッグを介して足裏にビーム刃が装備できるので、違った武装としての表現も可能です。
グローアップアームは3.0mm軸でのディスプレイではないので、アームでのディスプレイだと落下頻度が立っ買う、遠隔操作シーンを演出するのは少し難しさがありました。
グローアップレッグなどを逆向きに取り付けて、G-エルス(AFTER)っぽく。この状態でも十分にヒロイックさが感じられます。こちらの形態もありですね。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。カラーリングがG-セルフともG-エルス(AFTER)とも異なり、ヒロイックかつクールな印象が強いのでとてもかっこよく見えますね。造形的にG-エルスから大きく変化したわけではないですが、頭部マスクや膝側面の装甲、グローアップレッグの向きの変化だけで印象が大きく変わっているのも驚きでした。
欠点はそれほどないですが、肩の装甲が頭部の可動と干渉するので、もう少し余裕があれば良かったと思います。前腕のグローアップアームも劣化などによってぽろりしやすくなるので、ガシガシ動かす場合は少しストレスを感じることになるかもです。
グローアップアームやグローアップレッグをファンネルとして使うことでディスプレイやポージングの幅が広がりますし、凛々しいマスクやカラーリングによって清潔感も出ています。BEFOREとAFTER正反対のカラーリングですが、どちらも揃えて対象的なG-エルスを楽しんだり、主人公の変化を感じてみるのも面白かもですね。
⇒あみあみでHG ガンダム G‐エルス(BEFORE)を探す
⇒DMM.comでHG ガンダム G‐エルス(BEFORE)を探す
⇒楽天でHG ガンダム G‐エルス(BEFORE)を探す
⇒駿河屋でHG ガンダム G‐エルス(BEFORE)を探す
⇒ヤフーショッピングでHG ガンダム G‐エルス(BEFORE)を探す