今回は、RE/100 1/100 ガンキャノン・ディテクター(Z-MSV Ver.)のレビューをご紹介します!
RE/100 ガンキャノン・ディテクター(Z-MSV Ver.)は、『機動戦士Zガンダム』MSVより、カラバの要請で開発された砲撃専用MS『ガンキャノン・ディテクター』の1/100スケールモデルキットです。特徴的な赤い機体色が再現され、頭部や脚部装甲、ライフル基部などが新規造形で再現。新規デザインの水転写デカールが付属するなど、MSV版としての変化が加えられたキットになっています。価格は4,104円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
2018年2月に発売されたRE/100ガンキャノン・ディテクター(UC版)をベースに、カラババージョンとして発売されたRE/100ガンキャノン・ディテクター(Z-MSV Ver.)。Z-MSVおなじみの頭部形状やカラーリングなどが再現されています。
簡易的な組み合わせながらも内部パーツが適度に露出していて、MGと比べて遜色無いくらいの完成度を持っています。
外装パーツが赤になったことで内部パーツの露出部分が明確になり、同時にガンキャノンらしさも増しています。バックパックや肩部アーマー、足首から下の部分などもダークブラウンの成型色になっています。
地上砲撃型の機体ということもあり、自立はかなり安定。つま先やかかとが長めで接地性も高いです。メタスとガンキャノンを組み合わせたような特徴的な形状になっています。
頭部。ブルーのUC版とは異なり、額部分が平らな形状になっています。後部アンテナも斜め後ろに伸びる形状になり、イアーマフも形状が変化。アンテナを切り出す時に少し折れ曲がって白化してしまったので、ランナーから切り離すときには注意が必要かもです。
UC版頭部との比較です。モールドなどは似ていますが、クマドリや額形状、アンテナ角度などが違っています。昔からZガンダムに馴染みのある方は、ガンキャノン・ディテクター(Z-MSV)はかなり懐かしさを感じるキットだと思います。
UC版と同じく、アイガードの内部にはモノアイが造形されています。パーツ形状はUC版とは異なるZ-MSV版独自の形状。アイガードはシールによる色分けで、シールを剥がすとクリアーグリーンのパーツになっています。
胸部。エアインテークや胸部の縁、中央のコックピットハッチ上部など、各部に内部パーツが露出し、パーツ数は少ないながらもリアルさを感じさせる造形になっています。
腹部、腰部。形状はUC版とほぼ変わらず、メタスらしい骨組みを持つ形状になっています。フロントアーマーなどがないので可動がスムーズで柔軟性があります。
股下のパイプ型パーツもUC版と変わらず。
腕部。UC版と変わらない形状。肩から下は左右対象で、円筒型のシンプルなスタイルになっています。前腕は前後はさみ込みタイプなので側面に合わせ目がありますが、段差があるので合わせ目を消す必要はなさそうです。二の腕は筒型パーツ。肩の球型パーツも前後はさみ込みタイプですが、こちらは側面の合わせ目が段落ちモールドになっています。
右肩にはビーム・ガンを搭載したアーマーを装備。ビーム・ガンは開口しておらず、リアルさを出すならくり抜く必要があります。
左肩にはビーム・ガンのないアーマーを装備。
左右のガードは両方とも、裏面がモールド入りの裏打ちパーツで造形されています。
脚部。UC版とは一部が異なる形状になっています。
UC版に比べ、大腿部のサイドスカート裏面にあるランチャーパーツが小さくなり、5基に変更されています。
膝裏には変わらずゴムチューブを使用。
UC版では内外にあったアポジモーターですが、Z-MSV版では外側のみ造形されています。
足首から下の部分はUC版と変わらず。つま先とかかとが長く、砲台として支えの効く形状になっています。
バックパック。形状はUC版と変わらず。中央のセンサーはシールによる色分けで、シールを剥がすとクリアーグリーンのパーツになっています。
キャノンの付け根形状も変化なし。バックパック中央部は合わせ目が出る組み合わせですが、内部パーツやシャフトが露出するメカニカルな形状になっています。
バックパックは四角型のダボ接続。
キャノンの形状もUC版と変わらずです。ダークブラウンの成型色になったことで、少し渋さを増した感じがします。
後部のダクトも変わらず。ダクト内部はスリット入りのパーツで造形されています。砲口は開口していないので、開口してリアルさを出してみてもいいかも。
UC版のガンキャノン・ディテクターと。どちらがいいかは、ほぼ好みの問題ですね。
構造はUC版とほとんど同じなので、可動域に関してはRE/100ガンキャノン・ディテクター(UC版)のレビューをご覧ください。⇒RE/100 ガンキャノン・ディテクター レビュー
ライフル、台座用マウントパーツが付属。このZ-MSV版には残念ながら170mmキャノン砲は付属しません。
その他、ライフル基部などの余剰パーツが付属します。
Z-MSV版のライフル。基部が薄型に変更されています。複数パーツの組み合わせになっていて、合わせ目も段落ちモールド化されていて完成度は高めです。
下部のグリップ?や上部のフックは適度に可動。砲口はやや浅めに開口されています。センサーはクリアーパーツによる色分けになっていて、クリアーパーツ裏面にはシルバーのシールを貼るようになっています。一度埋め込むと外れにくそうだったので、今回は後の塗装を考慮してはめ込んでいません。
UC版のライフルと比較してみました。成型色やライフル基部の形状が異なります。(画像下がUC版)
水転写デカールはカラバ仕様。カラバの英語表記などが入っています。
ライフルはグリップのダボと手のひらのダボ穴を組み合わせるのでしっかりと保持できます。
では適当に何枚かどうぞ。
以上です。UC版との違いは頭部形状やライフル、成型色などと比較的違いの少ないガンキャノン・ディテクターですが、こちらのほうがよりガンキャノンらしさが感じられていいですね。頭部形状もカッコイイと思います。キットも組み立てやすく完成度も高いので、素組みでも塗装でも比較的ラクに仕上げられるかと。
個人的には昔ガシャポン(戦士SDワールド)に付属していたシールにこのガンキャノン・ディテクターがあったのを見て、この機体に惚れ込みました。なのでどうしてもZ-MSV版に思い入れが強くなっちゃいますね。
そういった意味でも、Zガンダム世代には懐かしさを感じることができるキットになっていると思います。なので、Zガンダムファンやガンキャノンファンはより魅力的に映る機体として楽しめそうですね。
最後に、自分が持っていたガシャポンのシールをアップしていますので、ご覧になってみてくださいね。
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