今回は、2006年8月に発売されたケロロ軍曹プラモコレクション ケロロロボのレビューをご紹介します!
ケロロ軍曹プラモコレクション ケロロロボは、『ケロロ軍曹』に登場するロボ「ケロロロボ」のプラモデルです。ケロロロボの特徴的な機体形状再現。各関節が可動し、劇中のようなアクションが再現可能が可能となっています。価格は630円(税込)です。
ケロロ小隊が運用する巨大合体ロボットで、劇中、初登場時はメカヴァイパーとの決闘で圧倒的なパワーと合体アクションを披露。その後も地球侵略作戦や巨大な敵との戦闘にて、ケロロ小隊を支える主力メカとして活躍した「ケロロロボ」がケロロ軍曹プラモコレクションに登場。
ケロロの顔を模したような胸部、ケロロの趣味に合わせたガンプラ風の四肢といった特徴的なロボ形状が新規造形で再現されています。
成形色は明るめのグリーンを基調に、ケロロ軍曹の帽子やロボ頭部にイエロー、大腿部やシールドにホワイトを配色。その他、ソーサーや腰部、ハンドパーツ、ライフルなどがグレー成形色での再現となっています。
シールが付属し、ケロロ軍曹やロボの目、胴体の口や背部モールド、脚部モールド、シールドの一部など各部を補います。やや色味が足りず塗装が必要な箇所はあるものの、素組みでも違和感が無いくらいの色分けが再現されています。
ケロロロボの各部はPS素材で塗装に対応。ケロロ軍曹の胴体部はABSとPP素材での再現です。ABSは塗装時に破損やひび割れを起こす場合があるので注意が必要。
ポリキャップはPC-KR1を使用し、全身各部に組み込みます。肘や膝はポリキャップとPSパーツ構成で関節強度はまずまず高め。負荷のかかるような装備はなく、足底も接地状態がよく自立は安定しています。
シールド、ライフル、スタンドが付属。
シールを貼らない状態で。シールを貼らない状態だと、かなり色味が足りず大味。目も色分けされていないため、やや生気が感じにくい雰囲気になっています。
■各部形状
ケロロロボの各部を見ていきます。
■頭頂部とソーサー
頭頂部には、ソーサーにまたがったケロロ軍曹が搭乗した状態を再現。ライドメカを操縦するようなポーズで、どこかコミカルで愛らしい雰囲気が感じられるようになっています。ケロロ軍曹の目と口、額と腹部のスター、ソーサー前面はシールでの色分け。
合体用ソーサーとケロロ軍曹はシートと臀部をダボ固定します。脚で跨ぐ状態にもなっていてある程度しっかりと固定されます。
ソーサーは簡単なモナカ割で各面に合わせ目ができます。
ケロロロボの頭頂部にはソーサー格納部が造形。ふちにもモールドがあり、メカニカル感が強調されています。接続部内部はグレーに塗り分けが必要。
付属のスタンドを使用すれば、ソーサーに搭乗した状態のケロロ軍曹を単体でディスプレイさせることができます。ソーサー底面が3.0mm穴なので、アクションベースや他社製スタンドを使ってのディスプレイも可能。スタンド底板には「ケロロ軍曹」のネームシールを貼るようになっています。
スタンドの支柱を反転させることで、ケロロ軍曹を単体でディスプレイさせることもできます。
ケロロ軍曹は胴体部がアドバンスド・MS・ジョイントのような構造で四肢などは既に組み立て済み。
肩はボールジョイント接続で柔軟に可動します。肘は90度ほど角度変更が可能。脚の付け根はボールジョイント接続で、前方に幅広く展開しますが、後方への可動は制限されます。
■胴体部
胴体前面。つぶらな瞳のケロロ軍曹の顔をそのまま反映させたような、可愛らしさとともに、ロボの無機質な雰囲気も感じられるデザインになっています。瞳は黒いシールでの色分け。口内はメカニカルなモールドの上から赤いシールで色分けします。
シールを貼らない状態で。
胴体内面。こちらはロボらしいメカニカルなモールドが造形されています。ダクト内部は赤いシールで色分けしますが、ふちやスリットダクトなどはグレーに塗り分けが必要。
シールを貼らない状態で。シールによる色分けがないとかなり味気ない仕上がりになります。
腰部は1個パーツ構成で後部は肉抜き状態。肉抜き穴が背部からモロ見えなので、スラスターと捉えるにはちょっと・・・;一部を赤く塗り分けが必要です。
■腕部
腕部。エッジの効いた装甲や肘関節、ハンドパーツなどから、ガンプラのようなメカ感を感じさせるデザインで造形されています。上腕にロールギミックはありません。肘関節はポリキャップ式。
肩、上腕、前腕共に左右の組み合わせで前後中央に合わせ目ができます。肘から分離しないので、合わせ目を消す場合は後ハメなどの加工が必要。ハンドパーツ裏面はガッツリ肉抜き状態。
■脚部
こちらもメカ感の強いデザインですが、どことなくズゴックやメタスの脚部のような、丸みがあって愛らしい雰囲気で造形されています。膝のモールド、側面のケロンスターと「K66(ケロロ)」マークはシールでの色分け。曲面に貼るため、シール端が浮きやすいので注意です。
シールを貼る部分は各部ともモールドが造形されているので、塗装などで塗り分けることも可能です。
大腿部、膝から下共に左右の組み合わせで前後に合わせ目ができます。腕部と同様、膝が分離しないので、合わせ目を消す場合は後ハメなどの加工が必要そうですね。
膝関節はポリキャップ仕様。脚部装甲の内側にはメカニカルなモールドが造形されています。足の付け根はボールジョイントの受け口で、基部のロールギミックなどはありません。
ソール部。こちらもズゴック風の円錐型のデザインで造形。脚甲は白く塗り分けが必要です。足首はポリキャップ仕様。
脚底はスリット状にデザインされていますが、ガッツリ肉抜き状態です。中央穴はボールジョイント(ポリキャップ)とは径が合わず、3.0mm穴でもありません。用途がわかりませんでした。グレートケロン用・・・?
■他キットとの比較
HGUC RX-78-2ガンダム(リバイブ版)と並べて大きさを確認。ケロロ軍曹搭乗時だとHGと殆ど同じ大きさになります。大きすぎず小さすぎずで取り扱いやすく、飾ると存在感が感じられるくらいの大きさ。
HGUCズゴックと並べて。似てるといえば似てる・・・か・・・;
■各部可動域
腕は45度程度上げることができます。肘は2重関節で深くまで曲げることが可能。
腰が1軸接続でその他の可動ギミックもないため、上半身を前後にスイングさせることはできません。
腰は干渉なく360度回転可能。股間部にガンプラのような3.0mm穴はなく、浮かせてディスプレイできるようにはなっていません。なので浮かせてディスプレイしたい場合はアクションベースのアームで挟むなど工夫が必要そうです。
前後開脚は水平まで幅広く展開可能。
膝は肘と同様、2重関節で深くまで曲げることができます。立膝もきれいな姿勢で再現できました。
左右への開脚も広く展開させることができます。足首の可動はそれなり。なので大股を開いて自立させるのは少し難しいかなという印象でした。
■武装類
ライフル。簡単な1個パーツ構成ですが、縦に厚みがあり、表面にメカニカルなモールドが造形された重厚さのあるライフルになっています。
部分的に肉抜き穴がありますが、モールドっぽくデザインされているのでそこまで不自然な感じはないですね。
シールド。こちらも1個パーツ構成のシンプルな実態盾になります。左右装甲と中央のケロンスターはシールで色分けしますが、ふちをグリーンに塗り分ける必要があります。
裏面にはメカニカルなモールドが造形。ふちをグリーンに、その他の箇所はグレーに塗り分けが必要です。
■ポージング
一通り武装して。
ライフルはグリップをハンドパーツに差し込むだけで保持が可能。太さもちょうどよく、ふらついたり反転することなく安定した保持が可能です。
シールドは内側のダボを前腕に差し込んで固定。若干固定が甘いですが、自然に角度が変わるほどではなく、まずまずの強度で装備できています。
搭乗しているケロロ軍曹を含め、各部が可動するのでポーズにいろんな表情が付いて良いですね。
ただ、この腕、このシールド位置でケロロ軍曹を守れるのかというのは少し疑問も・・・;
浮かせてディスプレイできるようにはなっていませんが、腰部の肉抜き穴を上手く利用すれば出来なくもないかなという感じ。
ケロロ軍曹が搭乗しない状態で。悪くはないですが、なにか足りない気がするのが面白いところでもありますね。
「ヘルダーーー・オーーン! ・・・であります!!」
ケロロ軍曹を単体でディスプレイ。四肢が割とよく動くので表情が付きますし、敬礼っぽいポーズ、可愛らしいポーズなども十分に再現できます。
ただし背部が3.0mmよりも少し小さいようで、ケロロ軍曹単体でのアクションベースや市販のスタンドを使ってのディスプレイは難しいようでした。頭部が少し外れやすいので注意です。
ソーサーは3.0mm軸に対応しているので、ソーサーに搭乗させればアクションベースやスタンドでディスプレイさせることができます。
■カスタマイズ
各部ジョイントを利用すれば、HGのガンプラとも組み替えが可能。
BB戦士とも組み替えが可能。BB戦士のザクⅡF型と組み合わせると何気に格好良く見えます。ただ、腰部の1軸の組み合わせがゆるゆるでふらつきやすいので補強が必要そうでした。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。安価ながらもケロロ軍曹、ケロロロボ共に劇中そのままの容姿が上手く再現されています。モールドが細かく入っていてメカメカしいのも良いですね。合体用ソーサーや武装類も少ないパーツ構成ながらもいい加減な造りではないですし、プロポーションのバランスもよく格好良く出来ています。
気になる点は、発売されて時間が経っているからなのか、シールの粘着力が弱めでやや浮きやすかったり剥がれやすい感じでした。弄っていると気が付かないうちに取れていたりということもあるので少し注意が必要です。それとできればロボが浮かせてディスプレイできると良かったかも。
各所に合わせ目はできるものの、ポリキャップを使用した関節には柔軟性がありますし、それによってポージングもしやすく動きが付けやすいです。ポロリもほぼ無く、弄っていてストレスがありません。面倒な組み立てがなくサクッ完成させられますし、ケロロ軍曹の搭乗や他シリーズとの組み合わせなど、組み替えやカスタマイズも多彩に楽しめる、プレイバリューの高いキットなのが良いですね。
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