BB戦士 ザクII F型 レビュー

今回は、2001年8月に発売されたBB戦士 ザクII F型のレビューをご紹介します!

BB戦士 ザクII F型は、『機動戦士ガンダム』に登場するMS「MS-06F ザクII F型」のSDキットです。ゲーム『SDガンダム GGENERATION-F』シリーズに合わせて商品化。ザク・マシンガンやバズーカ、ヒート・ホークといった武装が付属し、印象的なポージングが可能となっています。価格は550円(税込)です。

汎用性と拡張性の高さから、ザクIIという機体の代名詞的な仕様のジオン公国軍主力MSで、劇中ではルウム戦役からア・バオア・クー攻防戦まで様々な作戦に参加。ガンダム他、ホワイトベース隊と交戦するなど活躍を見せた機体「MS-06F ザクII F型」がBB戦士に登場。

1つ目のモノアイや頭部や腰部に動力パイプ、左右非対称の肩部アーマーといった特徴的な装備を持つ機体形状が新規造形で再現されています。

成形色はグリーンとダークグリーンを基調に、胸部やソール部、バックパック、内部パーツ、武装類にダークブルーを配色。その他に配色はなく、2色の成形色のみでの再現となっています。この少ない色数でザクの配色をきっちりと再現しているのは見事。

ホイルシールが付属しますが、モノアイと胸部、肩部シールドのジオンマークを補うくらいでわずか。ハンドパーツや一部モールド、ヒートホークなどを塗り分ける必要がありますが、素組みでも十分なくらいの色分けが再現されています。

KPSやABSは使用されていません。素材はほぼPSのみで構成されています。(ポリキャップはPE素材)

ポリキャップはPC-123を使用し、全身各部に組み込みます。肘はポリキャップとPS素材構成で関節強度はまずまず高め。特に負荷のかかる装備はなく、低頭身で足裏の接地面も広いため、自立は極めて安定しています。

■付属品

ザク・バズーカ、ザク・マシンガン、ヒートホークが付属。

■各部形状

BB戦士 ザクII F型の各部を見ていきます。

■頭部

頭部。ザク特有のモノアイや動力パイプ、口部スリットダクトなどが特徴的に造形。SDなのでかなり大きく、胴体部に乗っかるような愛嬌を感じさせる容姿になっています。モノアイスリットから覗く縦型モールドもメカニカルさが強調されていて良いですね。

メット部は左右分割構造で、口元を縦断するように合わせ目ができます。正面から見るとどうしても目立ってしまいますが、価格帯を考えると、ある程度は致し方ないところですかね。動力パイプ底面も肉抜きですが、こちらはあまり目立ちません。

メット部中央は展開可能。BB戦士ならではの面白いギミックで、展開することで内部モノアイやメカのディテールが楽しめるようになっています。内部メカは一部をゴールドやライトグレーに、外装の内側はダークグレーに塗り分けが必要。

モノアイは左右にスイング可能。表情を変化させることができます。上部を展開して動かしてもよいですし、面倒なら爪楊枝などで左右に動かすこともできます。(ただし傷がつかないように注意が必要)モノアイは表面をピンクのシールで色分けします。

■胴体部

胴体部。胸部はパーツできっちりと色分けされていますし、腹部動力パイプや腰部装甲の裾の切り欠きなどもしっかりと造形されていて造りが良いです。各部に細かなモールドも入っていて緻密。左胸のジオンマークはホイルシールでの再現で、マークのモールドはありません。

腕部との接続部は左側にのみ、ショルダータックル再現用の可動ギミックが造形。前方に幅広く展開するほか、上下へのスイングも可能です。右側は1軸固定で可動ギミックはありません。

胴体内部構造。

背部。バックパックも簡単な1個パーツ構成ながら、表面やスラスター周りのモールドが緻密。バーニア内部も適度に深みがあるので、塗装などで塗り分けるなどするとリアリティが増しそうです。

バックパックは簡単な2ダボ接続。

■腕部

腕部。凹凸の少ない、ディフォルメされた容姿が再現されています。肩から握り手にかけて一定幅なのがなんとも可愛らしくて良いですね。ですが、こちらも表面モールドが細かく入っていて緻密。

肩部、前腕部共に前後の組み合わせで側面に合わせ目ができます。肘が分離するので、合わせ目消しはラクそう。

ポリキャップ式の肘可動ギミックで前腕が適度に可動します。ハンドパーツもロールが可能。指の部分はグレーなどに塗り分けが必要です。

左肩のL字シールド。簡単な1個パーツ構成ではなく、ポリキャップを交えた構造で柔軟に可動しますし、可動強度も保たれています。内側のモールドもしっかりとデザインされていて無駄がないですね。表面のジオンマークはシールでの再現となります。

ショルダーアーマーは簡単な前後の組み合わせで上部と側面に合わせ目ができます。こちらもポリキャップを内蔵するため、肩部にしっかりと固定できます。

■脚部

脚部。ポリキャップを内蔵した2個パーツ構成で、足甲に少しモールドがあるくらい。ほぼソール部のみの簡易構造ですが、これによって極限なまでの低頭身を実現しています。

足裏はふちが肉抜き穴ですが、中央にはしっかりとしたモールドが造形されています。簡単ではないですが、肉抜き穴を埋めるとよりよく仕上がりそうです。

■他キットとの比較

HGUC RX-78-2ガンダムと並べて大きさを比較。全高はちょうどHGの半分程度ですが、ディテールの密度は見劣りしません。それでいて細部までしっかり造形されているのが、『SDガンダム GGENERATION-F』シリーズならではの魅力ですね。

SD系のキットであるSDCSザクⅡ、シャア専用ザクⅡと並べて。SDCSのほうが後発で発売時期にも15年以上の差がありますが、並べても頭身の違いくらいで造形的な差はそんなにないですね。

HGUCザクⅡ、HGオリジン版ザクC型/C-5型と並べて。同じザクⅡでもデザインは大きく異なり、多彩なバリエーションが存在します。さまざまなザクⅡの中から、自分好みのキットを選んで楽しめるのもガンプラの魅力ですね。

同シリーズのBB戦士 ガンキャノンとも並べて。劇中ではランバ・ラル部隊との交戦シーンが印象的でしたが、この2体を組み合わせて砂漠戦を再現してみるのも面白いかと。

■各部可動域

首が短く干渉しやすいため、頭部は少し上下する程度。左右へは口と肩が干渉しやすいですが、一応真横にまでスイング可能です。

腕は45度程度までしか上げられず。肩アーマーが左右で異なるため、若干ですが可動域が違っています。

左肩にはショルダータックル用の可動ギミックがあるため、前方に幅広くスイングさせることができます。

腰は干渉なく360度回転可能。脚部はボールジョイント接続で適度に前後します。

内股、がに股は幅広く展開可能。ポーズに表情が付きます。

■武装類

ザク・バズーカ。ザクが使用する大型火器の一つです。センサーやグリップ類の可動ギミックはありませんが、モールドはしっかりとデザインされていてこのサイズでもチープさはありません。よく造り込まれていると思います。

簡単な左右の組み合わせで上下に合わせ目ができます。

砲口や後部もしっかりと開口されています。

シンプルにグリップをハンドパーツ穴に差し込んで保持します。

ザク・マシンガン。ザクの主兵装である120mm口径のMS用マシンガンです。こちらも簡単な2個パーツ構成ですが、銃身周りの凹凸形状が緻密で良いですね。

ただし反対面はガッツリ肉抜き状態。できればバズーカと同様、左右2枚パーツ構成だと良かったですが、この辺りも製造コストとの兼ね合いですかね。穴埋めを試すのにはもってこいなので、パテ埋め造形の技術力を高めてみても良いかと。上部ドラムマガジンは別パーツ化されています。

ヒートホーク。MS用の近接格闘武器です。1個パーツ構成ながら、刃周りや後部動力パイプもしっかりとモールドがデザインされています。柄の部分をパープル、刃の部分をイエローに塗り分けが必要です。

こちらも反対面は肉抜き穴。

■ポージング

ザク・マシンガンとヒートホークを装備して。どちらもグリップをハンドパーツに差し込むだけで保持が可能。ハンドパーツ穴に隙間無く差し込めるので、クルッと反転したりすること無く安定して保持できます。

ビーム・ライフルは後部が縦に長いため、前腕と干渉して少し支えるところがありますが、肘が曲げられるのである程度の干渉は避けられます。上手く交わすようにしてポーズを取らせたいところです。

腕はしっかりと上げられるので、ヒートホークを振り上げるようなポーズも再現可能です。ただし、右側から見ると武器の肉抜き穴が目立つので、飾るなら左側から見える向きでディスプレイしたほうが見栄えは良さそうです。

全体的に可動域は広くはないですが、モノアイが可動するのでポーズに表情が付きやすいです。肘も可動するのでそのぶん、細かく柔らかなポーズが再現できるのが良いですね。

ザク・バズーカを装備して。そこそこ大きく太い武装なので、構えるだけで重厚感が出て良いですね。低頭身で小型のザクⅡですが、組み合わせてもサイズ的な違和感はなく、バランスよくまとまっています。

ディスプレイ用の3.0mm穴がないため、浮かせた状態で飾りにくいのは惜しいところ。劇中でも宙域戦でガンダムと対峙していたので、浮遊ポーズを手軽に再現できないのは少し残念ですね。

浮かせた状態でのディスプレイは難しいですが、それでもメット部装甲の展開や肩部可動によるショルダータックルが再現できるのは面白くて良いですね。腕をグッと突き出すことで、スパイクアーマーを前面に押し出した迫力ある突進ポーズも見栄え良く再現できます。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。どのSDよりも低頭身でコンパクトな容姿がとにかく可愛らしくて良いですね。省スペースでディスプレイしておけるので邪魔にならないですし、それでいて造形のクォリティが高く、飾ると展示物としても際立ちます。ポージングも比較的自由度が高く、いろんなポーズが再現できるので表現力が高まって良いですね。

口元の合わせ目や武器の肉抜き穴など気になる点はいくつかありますが、それでもこの価格でこの緻密な造形、可動ギミックを再現しているのはかなり優秀でコストパフォーマンスが良いです。

その他、メット部の展開やモノアイ可動、ショルダータックルなどいろんなギミックが楽しめますし、ザク特有の3種武装がしっかりと揃っているのも申し分なし。安価なSDながらも魅力の詰まった、奥深さを感じさせてくれるキットなのが良いですね。

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執筆者:nori
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1件のコメントがあります。

  1. ひたか先生

    on 2026年6月11日 at 23:41 - 返信

    初めまして!コメントしますね!
    BB戦士も!熱いですよね!
    僕は昔から!BB戦士が好きでしたよ!(^^)/

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