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Mr.ウェザリングカラー WC05~WC08(マルチホワイト、マルチグレー、グレイッシュブラウン、ラストオレンジ) レビュー

今回はMr.ウェザリングカラー WC05~WC08(マルチホワイト、マルチグレー、グレイッシュブラウン、ラストオレンジ)のレビューをご紹介します!

Mr.ウェザリングカラーは、スミ入れを始め、ウェザリングや明度の調整などに使える油彩ベースの塗料です。以前WC01~WC04までをレビューしましたが、今回はWC05~WC08のマルチホワイト、マルチグレー、グレイッシュブラウン、ラストオレンジの4種をレビューしていきます。価格はそれぞれ410円(税込み)です。

側面には使用方法や注意事項などが記載されています。「はみ出た部分はMr.ウェザリングカラー専用うすめ液で拭き取ってください。」とありますが、タミヤなどのエナメル溶剤でも拭き取ることができます。ABS樹脂のパーツに使用すると割れることがあるので注意です。

匂いはラッカー系ほど強くなく、エナメル塗料や水性塗料などと同じで弱め。

今回もMr.ウェザリングカラーの検証用に3色に塗装したスプーンを用意しました。100均のプラスチックスプーンにミリタリー調のグリーン、サンドブラウン、ダークグレーを吹き、その上からMr.カラーのスーパークリアーつや消しを吹いてつや消し状態にしています。

■WC05 Mr.ウェザリングカラー マルチホワイト

まずはWC05 Mr.ウェザリングカラー マルチホワイトです。

エナメルのホワイトを薄めたような溶液でサラッとしています。おそらくWC01のマルチブラックとは対になるウェザリングカラーで、白っぽい汚れを再現することができます。全体的に白味を加えたり、冬季迷彩用などに使用するとのこと。

3色のスプーンにマルチホワイトを塗って乾燥させ、右側を綿棒にエナメル溶剤を付けて拭き取りました。

シャバシャバなので曲状のスプーンだと流れていきやすいですが、乾燥してくれば表面にもある程度のるようになります。完全に乾燥すると白ぽく粉を吹いたような表面に。乾燥が比較的早いので作業がスムーズに進みそうです。

黒いパーツにスミを入れるとモールドがかなりくっきりと浮かび上がります。スーっと入っていくのがいいですね。

■WC06 Mr.ウェザリングカラー マルチグレー

次にWC06 Mr.ウェザリングカラー マルチグレーです。

こちらもマルチホワイト、マルチブラックと同種のウェザリングカラーで、グレーの汚れを表現することができます。比較的サラッとしていますが、乾燥が早くグレーがしっかりとのってくれるのがいいところ。埃が溜まった表現に最適なグレーとのことです。

色味的にはホワイトとブラックの中間くらいのグレー。グリーンやサンドイエローのスプーンの色味を変えてしまうくらいの濃さはありますが、溶剤で落としてやることでいい感じの汚れや埃感を表現することができます。

白いパーツにスミ入れをする際、タミヤのスミ入れ塗料だとブラックは濃く、グレーだと薄い感じになりますが、このマルチグレーはちょうどいい色味なので、きれいなモールドラインを表現することができます。

黒いパーツにスミ入れしてもきれいなラインモールドが浮かび上がります。

■WC07 Mr.ウェザリングカラーグレイッシュブラウン

続いてWC07 Mr.ウェザリングカラーグレイッシュブラウンです。

やや濃い目の黄土色で、泥感のあるウェザリングを施すことができます。マルチホワイトなどと比べると若干粘度があるのでしっかりとした汚しができそう。湿り気のある土や泥を表現するミルクティー色のブラウンとのこと。

同系のサンドブラウンのスプーンに塗ってもしっかりとグレイッシュブラウンの色味が出ていて泥感が強いです。乾燥は若干遅めですが、完全に乾燥すると土がのっているように見えるので、戦車などミリタリーモデルの足回りや陸戦型タイプのモビルスーツの汚し用に使うと良さそうですね。

流し込むような感じではないですが、しっかりと拭き取れば程よい汚れ感も表現できそうです。

■WC08 Mr.ウェザリングカラーラストオレンジ

次にWC08 Mr.ウェザリングカラーラストオレンジです。

わずかに赤みのあるオレンジ色のウェザリングカラーで、主にサビを表現することができます。グレイッシュブラウンに比べると少しサラッとしていますが、その分乾燥は早そうです。赤錆の質感を再現するレッドオレンジとのこと。

サラッとしているぶん曲状のスプーンだと垂れて色がのりにくいところはありますが、乾燥すればある程度色はのってくれます。ただ、グリーンやサンドブラウンだとサビっぽさは出にくいかも。ダークグレーのスプーンだといい感じに表現されていますね。

スミ入れも問題なく可能。

サビ垂れを表現してみましたが、本物っぽく表現するのはちょっと難しいようでした。エナメルの赤サビなどでサビ垂れを表現しつつ、このラストオレンジを部分的に塗って変化を加えるなど、サポート的に使うほうがいいのかなと思います。

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最後にスプーンの色ごとに分けてそれぞれのMr.ウェザリングカラーを比較しておきます。まずはグリーンのスプーン。

続いてサンドブラウンのスプーン。

ダークグレーのスプーン。全て色味や仕上がりが違っているので、一通り揃えておくと様々な表現に対応できると思います。

以上です。ただシンプルに塗装してつや消しなどで仕上げるだけでなく、これらのようなウェザリングカラーを塗ることで実機感や使用感が表現できます。スミ入れ塗料としても使用できるなど用途は様々。ガンプラにも宇宙や北米、デザートといった様々な専用機があるので、それらをリアルに忠実に再現ために、これらのアイテムを使ってみるのもいいのではないでしょうか。

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