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1/100 RX-78F00 ガンダム レビュー

今回は、1/100 RX-78F00 ガンダムのレビューをご紹介します!

1/100 RX-78F00 ガンダムは、『GUNDAM FACTORY YOKOHAMAの動く実物大ガンダム』の1/100スケールモデルキットです。動くガンダム「RX-78F00」のディティール、カラーリングを徹底再現。完全新規金型によってREシリーズと同等の可動を再現し、「歩行、右腕上げ、両腕あげ」といった動くガンダムの挙動も再現できるキットになっています。オリジナルの専用台座やライフル、シールドも付属。価格は3,960円(税込み)です。

『GUNDAM FACTORY YOKOHAMA』のガンダムをモチーフにしているため、これまでのRX-78-2とは一線を画したデザインになり、形式番号も『RX-78F00』に。各部外装にモールド造形されるなど、全体的に情報量の多いキットになっています。ちなみに『F00』は『GUNDAM FACTORY YOKOHAMA』オープン時に意味が明かされるとのこと。

成型色はホワイト、ブルー、レッド、イエローとシンプルなガンダムカラー。関節や内部パーツはダークグレーに配色されています。外装各部のモールドはグレーシールでの色分けで、色分け箇所が多いので貼るのに少し時間がかかります。ですが各部が細かく色分けされるので、見た目がぐっと引き締まった印象になります。シールは部分的にコーションマーキングがあるものと無いものがチョイス可能となっています。

胸部のライトブルーや腹部濃いレッド、外装のライトグレーなども色分けが必要ですが、これらの色分け用シールは付属していません。なので多くの箇所を塗装する必要があります。

ポリキャップはRE/100でよく使われているPC-0210を使用し、組み立てもRE/100のキットのような簡略的な構造になっています。関節や内部にはKPSパーツが使用され、関節強度は高め。構造がかっちりとしていて取り扱いやすいです。自立も問題なく可能。

シールド、ビーム・ライフル、ビームサーベル刃×2、平手(左右)、武器持ち手(右)が付属。

オリジナルの専用台座が付属します。

 

専用のマーキングシールが付属。

頭部。メット部など各部にモールドが造形された個性的なデザイン。ツインアイやクマドリ、こめかみのバルカンなどはパーツで細かく色分けされるなどリアルな作りになっています。眉間のモールドは白いシールでの色分けです。1/100サイズですがアンテナには安全加工がされていました。

センサーも赤いパーツで色分けされ、内側には◯モールドが造形。メット部は左右挟み込みタイプですが、とさかや後頭部にできる合わせ目は段落ちなどでモールド化されています。後部のパネルラインはライトブラウンのシールでの色分け。

胸部、腹部。造形や色分けはオーソドックスなガンダムタイプと似ていますが、各部に多くのモールドやパネルラインが入るなど個性的なデザインになっています。角のモールドはグレーのシールでの色分けですが、胸部のライトブルーや腹部の濃いレッドなどは塗り分けが必要です。エアインテーク側の角モールドもグレーに塗り分けが必要。コックピットの開閉ギミックなどはありません。

腰部。こちらもフロントアーマーやサイドアーマーの角はグレーのシールでの色分け。ヘリウムコアは正方形ではなく、一部角が落ちた形状になっています。ヘリウムコアも上下で塗り分けが必要。中央のV字はパーツでの色分けです。

リアアーマーも角のモールドはグレーのシールでの色分けです。

腰アーマー裏はフロントアーマーとサイドアーマーに裏打ちパーツが造形。モールドも適度に入っています。フロントアーマーは広く、リアアーマーとサイドアーマーはそれなりに展開が可能。

腕部。全体的に角型なタイプですが、肘関節が駆動をイメージした個性的な作りになっています。

二の腕は肩の付け根は可動せず、肘近くの円形駆動部がロール可動するようになっています。

二の腕は筒型で合わせ目はできません。前腕は左右挟み込みタイプですが、後部にのみ合わせ目ができます。肘から分離できないので、合わせ目を消す場合は後ハメなどが必要そうです。二の腕前後や前腕の肘側角型モールドはグレーのシールでの色分けです。

前腕はカバーを外すことでハードポイントが露出。肘は円形モールドパーツでの色分けとなっています。

ショルダーアーマーも形状自体はシンプルですが、モールドラインやデザインが個性的。角のモールドはグレー、角のセンサーは右肩がグリーン、左肩がレッドのシールでの色分けです。側面の肩内部は別パーツで円形モールドが造形。

ショルダーアーマーは前方の装甲が展開可能。後方は展開しません。

脚部。こちらも形状はオーソドックスなガンダムタイプですが、各部のモールドやパネルラインが個性的。部分的なグレーやブラウンのパネルラインはシールでの色分けです。

ふくらはぎやアキレスのモールドは内部のダークグレーパーツがそのまま露出。アキレスの装甲がカットされた部分は、左右で形状が異なるので組み間違いに注意が必要です。膝のセンサーは右膝がグリーン、左膝がレッドのシールでの色分けです。

足の付根は別パーツ化され、フレキシブルに可動する構造になっています。膝を曲げることで大腿部の装甲がスライド。膝をある程度深くまで曲げることができます。外装が干渉するので完全に曲げることはできませんでした。

ソール部はシンプルで小型なタイプ。側面の中央は濃いレッドで色分けするようになっています。アンクルアーマーのモールドはグレーのシールでの色分け。足裏はモールド入りの別パーツで造形され、肉抜き穴はありません。

バックパック。本体に派手さはないですが、サーベル柄の形状が少し個性的です。柄の凹みモールドはグレーに塗り分けが必要。

スラスター基部は上下に可動します。

バックパックは2ダボ接続。他のキットで付け換えられるものがちょっと見当たりませんでした。MGVer.3.0やジェガン、ジム・コマンドなどのバックパックも取付不可でした。サーベル柄はもちろん脱着が可能。

MGジム・コマンド(コロニー戦仕様)、MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと並べて。

塗装済みですが、MG RX-78-2ガンダムVer.3.0と並べて比較。プロポーションやシルエットなどはそんなに違いはないかなという印象ですが、各部のモールドやデザインは大幅に違っています。RX-78F00はかなり個性的。重量に少し差があり、構造がシンプルな1/100RX-78F00はVer.3.0の1/2程度の重量となっています。

頭部は顎引きは干渉するためわずかですが、見上げる動きは幅広く展開が可能です。左右へも干渉なくスイングが可能。

腕はY字程度まで高く上げることができます。肘はV字程度まで曲げることが可能。

肩はわずかに前方にスイングが可能です。

胸部、腹部が可動するので上半身を少し前後スイングさせることができますが、きっちり姿勢が維持されず、深く傾けても姿勢が戻りがちでした。

腰は全く干渉なく360度回転が可能。アクションベースやスタンドへは、付属のジョイントパーツを股間部に取り付けてのディスプレイとなります。

前後への開脚は、フロントアーマーが広く展開するので前方に広く展開させることができます。一方後方は、脚の付け根パーツが腰内部パーツと干渉するため、可動が制限されます。

股間部にはスライドギミックがあり、脚部の可動を広げることができます。

膝の可動はV字程度まで。膝裏はきっちりと裏打ちパーツが造形されています。

足首は前後に幅広く可動します。左右へはそれなり。

左右への開脚は、かなり広くまで展開が可能。ただしサイドアーマーが干渉するので後方に向けるのと、股間部をスライドさせて付け根位置を変える必要があります。

内股、ガニ股は共に幅広く可動します。

立膝もかなりきれいな姿勢でこなすことができます。

可動域の総括としては、比較的簡易的な構造ながらもよく動いてくれるキットになっていると思います。主要な関節は深くまでしっかりと曲がりますし、どんなポーズでもきれいな姿勢でこなしてくれそう。作りがシンプルな分、ガシガシ動かしても破損が少なそうなのでいいですね。

シールドをMGガンダムVer.3.0(画像上)のものと並べて比較。造形的には似ていますが、F00のものは表面に異質なモールドが入っています。裏面も網状で個性的。

グリップは可動式で、基部は組み換えによって配置変更が可能です。

シールドはグリップを握らせ、前腕の装甲を外してハードポイントに取り付けます。保持強度はまずまず。特に外れやすくもないですね。バックパックにもマウント可能です。

ビーム・ライフル。こちらもMGガンダムVer.3.0(画像上)のものと並べて比較しています。こちらはF00本体やシールドのようなクセは少なめ。シルエットは通常のRX-78-2のものとあまり変わらない印象です。

全体が左右挟み込みタイプで、銃身側に合わせ目ができます。後部は段落ちモールド化。

フォアグリップ、センサー共に可動式で、センサーは黄色いパーツでの色分けです。

一通り武装して。

ビーム・ライフルは武器持ち手の穴幅とグリップ幅がきっちりとあっているので、全くふらつきもなくしっかりと保持してくれます。

両手持ちもきれいな姿勢で再現が可能。保持もラクでした。

平手を使えば少し違った表現も可能。

ちなみに付属の武器持ち手でVer.3.0のハイパー・バズーカを保持することはできませんでした。エモーションマニピュレーターも手首ボールジョイントがゆるいので、バズーカを保持させたいなら多少強度アップをしてやる必要がありそうです。

ビームサーベルは多少スルッとなりますが、柄が太めなのでハンドパーツとの隙間もなく、保持はしやすいほうかと。

オリジナルの専用台座。3個パーツの簡易的な作りで支柱もモナカ割ですが、各部がメカニカルに造形されています。

キットへの接続部は、実物のF00を動かす動力部を意識したような造形に。

付け根もどことなく階段やエレベーターを意識したような作りになっています。

リアアーマーのカバーパーツを外し、ジョイント部分をはめ込んでのディスプレイとなります。ジョイント部部の形状が特殊ため、他のキットをディスプレイすることはできないようです。

F00をディスプレイさせることで、ヨコハマの動くガンダムのようなスタイルで飾っておくことができます。

もちろん通常通りディスプレイさせることも可能。ただし角度をつけることはできません。

台座裏にはハンドパーツ各種や前腕、リアアーマーのカバーパーツ、ディスプレイ用のジョイントパーツなどを収納することができます。

ビーム・ライフルやシールドも収納可能。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。デザイン的に好き嫌いが分かれそうではありますが、キットの性能的にはかなり柔軟でポーズもつけやすく、取り扱いやすいキットになっています。専用の台座にディスプレイすることで、横浜のF00をイメージしたようなシンプルで機械的なポーズも雰囲気が出るのでいいですね。

気になる点としては、各部のグレーやライトグレーがシールでの色分けで貼るのが大変なのと、胸部や腹部などは色分けがされていないので、完全な状態で仕上げたい場合はかなり細かな塗装が必要になります。

ですがシールを貼らない場合もノーマルっぽいガンダムとして十分楽しめますし、組み立てもRE/100っぽくて組み立てやすいです。『GUNDAM FACTORY YOKOHAMA』を訪れた記念品としても十分な存在感のあるキットですね。

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長太郎様 ガンダムブログ、とても参考にさせていただいております!MGEX ユニコーン、自分も楽しんで製作しようと思います(^^♪

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