HGUC νガンダム(ヘビー・ウエポン・システム装備型) レビュー

今回は、2009年4月に発売されたHGUC 1/144 FA-93HWS νガンダム(ヘビー・ウエポン・システム装備型)のレビューをご紹介します!

HGUC νガンダム(ヘビー・ウエポン・システム装備型)は、機動戦士ガンダム 逆襲のシャアのMSバリエーション『CCA-MSV』より、『νガンダム(ヘビー・ウエポン・システム装備型)』の1/144スケールモデルキットです。HWSの各部追加装甲(胸部、フロント・リアアーマー、脚部大型スラスター)に加え、ハイパー・メガ・ライフル、やハイ・メガ・シールドといった特徴的な大型武装が新規造形で再現されたキットになっています。価格は3,080円(税込み)です。

フルアーマーガンダムの構想をνガンダムに継承した機体とされるνガンダムの強化型仕様『νガンダム(ヘビー・ウエポン・システム装備型)』がHGUCでキット化。2008年3月に発売されたHGUC RX-93 νガンダム(以下、通常版)をベースに、各部のHWS装甲や武装類が新規造形で再現されています。

成型色はHWS、νガンダム本体ともにダークグレーとホワイトがベースで、部分的にイエローやレッドを配色。通常版はダークブルー(ネイビー)に近いダークグレーでしたが、こちらはさらにダークグレーに近いカラーリングになっています。関節は通常版と同じメタリックなダークブラウン成型色です。

腰のV字やファンネルの一部などをシールで補いますが、全体的にシールは少なめ。細部に塗装が必要です。発売当初は内部や関節などに使われているメタリックダークブラウン成型色パーツがABS素材でしたが、最近PS素材に変更されたようです。

ポリキャップはPC-132Aを使用。各部にHWSを装備するため、キットに多少の負荷がかかりますが、自立は問題なく可能です。ファンネルによって背部に比重がかかるのは通常版と同じ。

背部のフィンファンネルを外した状態で。

頭部はHGUCνガンダムと同じ。メット部が1個パーツ構成でフェイスパーツに被せるだけなので、合わせ目はできず後ハメも必要ありません。こめかみのバルカンは塗り分けが必要。とさか前後のセンサーはグリーンのシールでの色分けです。

胸部はHGUCνガンダムの胴体部を流用しつつ、表面にHWS用の装甲が新造されています。HWS装甲は単純な2個パーツ構成。裏面には特にモールドは造形されておらず、ハッチの開閉や胸部ミサイルランチャーなどの造形もありません。

胸部のHWS装甲を外した状態。胸のセンサーはグリーンのシールを貼るようになっていますが、装甲を被せるので見えません。

肩のミサイルランチャーは前後挟み込みタイプ。中央の合わせ目は段落ちモールド化されています。表面の凹み部分はグレーに塗り分けが必要。基部を挟み込む構造で、少し上下にスイングが可能です。

腰部。フロントアーマー、リアアーマーともにHWS用の肉厚な装甲が造形されています。フロントアーマーのマルイチモールドやリアアーマー下部のダクト内部はイエロー、グレーに塗り分けが必要。腰中央のV字は黄色いシールでの色分け。

サイドアーマーはνガンダムと同じです。

フロントアーマーは1個パーツ構成。裏はνガンダムのフロントアーマー状に枠組みが造形されています。サブアームのような造形物はないですが、適度にモールドが入っています。

リアアーマーはνガンダムのリアアーマーにHWSの装甲を被せての再現。赤いパーツ取り付け用のダボ穴にHWS装甲を被せます。裏面にはモールドが造形されています。

腕部はνガンダムと全く同じです。全体的に角張った作りでモールドも少なめ。

二の腕は筒型で合わせ目はなく、前腕も左右挟み込みタイプで端に合わせ目がくるので、特に合わせ目処理の必要はありません。ショルダーアーマーも端に合わせ目がくるので処理する必要はなし。側面のダクトはイエローパーツで色分けされていますが、内部はグレーに塗り分けが必要です。ハンドパーツは穴なしのものが造形。

左前腕にはビームサーベルホルダーが造形。パーツによって細かく色分けされています。装甲をスライドさせてサーベル柄を起こすことで脱着が可能になります。

脚部。νガンダムの脚部に、側面に脚部装甲兼スラスターユニットを装備した形になります。

後部のスラスターカバーは適度に展開が可能。内部にはバーニアも造形されています。

スラスターユニット下部のダクトはイエローパーツでの色分けですが、内部をグレーに塗り分ける必要があります。

スラスターユニットはふくらはぎの装甲を外した部分に2ダボでの接続。内側には裏打ちパーツが造形されています。脚部とは太めの2ダボ接続で固定強度は高め。簡単に外れるようなことはありません。

ソール部はνガンダムと同じ。つま先とかかとのクロー展開はなく、イエローに塗り分けが必要です。クローの裏面は肉抜き穴があり、塗り分けも必要です。

バックパックはνガンダムから変わらず。アシンメトリーな形状になっています。各部ともパーツで色分けされていますし、合わせ目も段落ちモールド化などされていて作りはいいです。接続は2ダボにコの字型ダボの組み合わせで、固定強度は高め。首はパーツによる構成で、裏面には肉抜き穴があります。

中央のニュー・ハイパー・バズーカ接続部は適度に可動。下部バーニアは固定式で可動しません。

ファンネルもνガンダムに付属しているものと同じです。

脱着させることで単体でのディスプレイが可能ですし、コの字型や半身に折りたたむことも可能です。

ファンネルは2本ずつ形状が違っていて、わかりやすいよう、裏面にはⅠ、Ⅱ、Ⅲラインのモールドが入っています。反対側は無印(画像一番右)。

接続リブや接続穴の配置など、側面の形状もファンネルごとに違っています。そのためパーツの形状も違っているので、組み立て時には間違えないように注意が必要です。

ファンネルの黄色い装甲は一部がシールによる色分けです。裏面には折りたたみ用の2ラインダボやダボ穴も造形。固定強度が高めてあります。

HGUC νガンダム(通常版)と並べて。HWSを装備しているので、キットに全体的に厚みが出て力強い印象になっています。ファンネル裏を含め、通常版はダークブルー、HWS装備型はダークグレーになっているので、全体的な渋さも増しています。

MG νガンダムHWS Ver.Kaとサイズを合わせて比較。HGよりも成型色の違いがはっきりとしているのと、プロポーションも少し違っています。細部の作りはVer.Kaのほうが密度感やメカニカル感がよく出ていますね。

頭部上下可動は通常版と同じ。左右への可動は、両肩にミサイルランチャーを装備していても広く可動させることができますが、通常版に比べると干渉して再現されます。塗装した場合は擦れなども心配。

腕を上げる動きも、肩のミサイルランチャーがショルダーアーマーと干渉するので制限されます。通常版は真上くらいにまで上げられますが、HWS装備型はY字程度まで。肘の可動域は同じです。腰も少し浮かせることで360度回転が可能。

左右への開脚や膝曲げ角度、足首の可動などもほとんど同じですが、リアアーマーが大型化されているぶん、膝を曲げたり脚を後部に開脚させると干渉しやすくなっています。

ハイパー・メガ・ライフル、ハイ・メガ・シールド、ハイ・メガ・シールド用のジョイントパーツが付属。

通常版と同じく、ニュー・ハイパー・バズーカ、ビームライフル、シールド、ビームサーベル刃2種、平手(左)、武器持ち手(右)、穴ありの握り手、シールド用ジョイントパーツが付属。

HGUC νガンダム用の余剰パーツが付属。

パーツが一通り付属するので、ノーマルのνガンダムとして組むことも可能です。成型色が違うので、印象も違っていていいですね。

フィンファンネル接続用のパーツも付属するので、通常版からファンネルを拝借することで、HWSやノーマルνガンダムのダブルフィンファンネル装備仕様にすることもできます。

アムロ・レイのパーソナルマークが入ったマーキングシールが付属します。

ハイパー・メガ・ライフル。HWS特有の大型武装です。左右のマルイチモールドや各部のラインモールドなどはグレーに塗り分けが必要。

全体的に合わせ目が確認しにくい構造にはなっていますが、下部に合わせ目ができます。基部がモナカ割で、各部にパーツを被せていくタイプなので合わせ目を消すのはラクかと。

銃口上部のセンサーは赤いシールでの色分けで、周りの凹み部分はグレーに塗り分けが必要。銃口下部のバイポッドは、組み換えることで展開した状態が再現可能です。取り扱い時にバイポッドに手が当たりやすく、比較的外れやすいので注意が必要です。

MGのハイパー・メガ・ライフルを並べて比較。デザイン的には大きな差はないようです。

ハイ・メガ・シールド。HWS用の大型武装が新造されています。比較的カンタンな作りで、シールド下部に大口径メガ粒子砲が造形されたものになります。表面の二重ラインはグレーのシールでの色分け。裏面はモールドが少なめ。

下部の大口径メガ粒子砲はパーツ2枚の組み合わせで側面に合わせ目ができます。砲口部分は別パーツ化されています。

ハイ・メガ・シールドはジョイントパーツを取り付け、通常のシールドをストッパーに引っ掛けて装備するようになっています。固定強度は結構高め。

こちらもMGのハイ・メガ・シールドと並べて比較。下部の大口径メガ粒子砲の形状が違っているのと、MGでは左右のシールド部分が可動するようになっています。

ビームライフル。νガンダムに付属のものと全く同じで、下部の一部に合わせ目ができます。表面には細かいモールドが造形されるなど、見た目はいいものになっています。

ニュー・ハイパー・バズーカ。こちらもνガンダムに付属のものと同じ。砲口周りやグリップ周りの四角い装甲部分、上部のマウント基部はグレーに塗り分けが必要です。センサーもグリーンに塗り分けが必要。

単純な構造なので、後部のマガジン部分や白い砲身部分も左右挟み込みタイプで上下に合わせ目ができます。砲身側は合わせ目を消すのはラクそうですが、後部マガジン側は赤い弾頭が別パーツ化されているのでちょっと面倒そうです。

ニューハイパーバズーカはバックパックにマウント可能。可動式のジョイントパーツに差し込んで取り付けます。固定強度は高めで簡単に外れることはなさそうです。フォアグリップは可動式。

シールドも通常版に付属のものと同じ。先端のミサイルは赤成型色パーツで色分けされています。

ハイパー・メガ・ライフルとハイ・メガ・シールド、ニュー・ハイパー・バズーカを装備して。

関節強度は高く、両武装ともそこまで重量があるわけでもないので、特に腕への負荷もかからず保持はラクです。ハイメガシールドも前腕のジョイントパーツが外れることもなさそうです。

重武装感があってかっこいいですね。背部のファンネルとハイメガシールドが干渉しやすく、シールドの動きが制限されがちなので注意が必要です。

シールドは組み換え位置を変えることで配置変更が可能。

肉厚な装甲を装備しているため、腕を広げたりライフルの砲口を向けたりする動きは干渉しやすいですが、ポロリはほとんどないのでポージングはストレスを感じるほど難しくはなかったです。

ビームサーベルはバックパックのなぎなた状のものと前腕の通常タイプのものをお好みで使い分けることができます。どちらも保持強度がそれほど高くはないので、抜け落ちないように注意が必要です。

ニュー・ハイパー・バズーカはグリップが可動するので、肩に担ぐことも脇に抱えることも可能。表現力は高いです。ハンドパーツもダボ固定なので、ポージングさせるのに不自由さは全くありませんでした。砲身が伸縮しないのはちょっと残念。

ビームライフルもラクに保持できます。

ファンネルは3.0mm穴などがないので、スタンド用のアームなどに挟んでのディスプレイとなります。武装類が多いので、ポージングが幅広く楽しめるのがいいですね。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。HWSの肉厚な装甲によって重厚感が増したことで、νガンダムの良さがさらに引き立っているようですね。通常版よりもさらにグレーなカラーリングになっているのが渋いですし、装甲全体がホワイトで統一されているので清潔感も出ています。

気になる点は、HWSの作りが単純でポロリがなく、取り扱い易いのはメリットですが、フロントアーマー裏にサブアームがなかったりするので、もう少し凝った作りだと良かったですね。

HGUCνガンダムが少し時代を感じる作りなので全体的な古さはあるものの、それでもまだまだ十分にかっこよく、迫力のあるキットになっていると思います。RGでもHWSの発売が予定されていますが、「コスト面や組み立てのしやすさなどを考慮してHGUCを!」という場合でも、まだまだ楽しめるキットですね。

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2 件のコメントがあります。

  1. 匿名

    on 2020年7月29日 at 01:23 - 返信

    ABSからKPSになったのは最近ですよ

    • nori

      on 2020年7月29日 at 08:32 - 返信

      コメントありがとうございます!
      そうなんですね!ご指摘感謝ですm(_ _)m
      記事に追記しておきます!

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