今回は、HG 1/144 ガンダムシャイニングブレイク(BEFORE)のレビューをご紹介します!
HG ガンダムシャイニングブレイク(BEFORE)は、『ガンダムビルドダイバーズブレイク』に登場するガンプラ『ガンダムシャイニングブレイク(BEFORE)』の1/144スケールモデルキットです。特徴的なダーク系のカラーリングを成形色で再現。ビームライフル、シールド、ビームサーベルといった武装類が付属する他、印象的なシャイニングベルクート形態への変形も可能なキットになっています。1,980円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
『ガンダムビルドダイバーズ ブレイク』の主人公『アーク』が所有するガンプラ『ガンダムシャイニングブレイク』。そのコンビフォース「ZA-∀Z(ザッズ)」結成時の姿である『ガンダムシャイニングブレイク(BEFORE)』がHGBDでキット化されました。2018年12月に発売されたHGBDガンダムシャイニングブレイク(以下、通常版)をベースに、ティターンズ所属機のようなダークブルーカラーが再現されています。
成型色は全身がダークブルー(2色)での再現。それ以外のアンテナやエアインテークなどはイエロー成型色、腹部やソール部などはレッド成型色と通常版と同じです。シールは一部のラインモールドやダクトを補うのみ。塗装もほとんど必要ないキットになっています。
ガンダムシャイニングブレイクの大元は2014年9月に発売されたHGFCシャイニングガンダム(以下、シャイニングガンダム)。HGBDガンダムシャイニングブレイクキット化時に各部が新規造形によってアレンジされました。
関節や内部パーツも通常版と同じKPSのグレー成型色パーツを使用。組み立て直後の関節強度は高めです。脚底は小型ながらも接地状態はいいですし、大きな背負いものもなく自立は安定します。ポーズをつけると少し後方に倒れやすくはありますね。
シールド、ビームライフル、ビームサーベル刃(長・短)、持ち手(左右、穴あき)が付属。自分のサーベル刃はランナーの状態からヒワっていたので少し曲がた状態でした。
その他、シャイニングブレイク用パーツやHGFCシャイニングガンダム用パーツが多数余剰として付属します。シャイニングガンダムとして組むことはできませんが、ビームライフルが余剰で付属するので2丁持ちにしたり、頭部や胸部パーツなどを組み換えてカラバリのシャイニングブレイクとして楽しむこともできます。
形状は通常版と全く同じなので、各部は簡単に見ていきます。
頭部。通常版からの新規造形ですが、アンテナなど部分的にシャイニングガンダムの名残を感じる作りになっています。ツインアイや後頭部のセンサーはシールによる色分け。
胴体部。パーツによって色分けされたエアインテークや腹部など、全体的な作りはベーシックなガンダムタイプになっています。腰部はダークブルーに配色。シャイニングガンダムからの流用ですが、サイドアーマーのサーベルホルダーはオミットされています。フロントアーマーのラインは黒いシールでの色分け。
中央のクリアーグリーンパーツはブラックライトで照らすと発光します。内部には丸モールドが造形。
腰アーマー裏にモールドは造形されていません。リアアーマーは基部がポリキャップ接続で少し展開させることができます。
腕部。全体をダークブルーに配色。二の腕と前腕の装甲以下はシャイニングガンダムから変わらずで、ベーシックな形状になっています。
二の腕は筒型で合わせ目はなし。前腕は左右挟み込みタイプで外側から装甲を被せますが、中央の一部に合わせ目ができます。肘から分離しないので、合わせ目を消す場合は後ハメ加工が必要です。ハンドパーツは穴なしのものが付属しています。
ショルダーアーマーはガンダムシャイニングブレイク(通常版)で新造。左右挟み込みタイプですが合わせ目はありません。
側面の装甲は可動式。内部のバーニアはパーツで色分けされています。
脚部。細身でウイングが造形されるなど、変形を意識した作りになっています。こちらも全体がダークブルーに配色されています。
大腿部、膝下ともにシャイニングガンダムからの流用ですが、それとは感じさせないような作りになっています。大腿部は筒型ですが、膝下は左右挟み込みタイプで中央に合わせ目ができます。膝から分離するので、あわせ目を消すのはラクかと。膝下にはバーニアが造形。
側面の赤いウイングは少し可動します。
ソール部は小型でシンプル。足裏も簡易的な作りになっています。つま先は変形用に完全に伸ばし切る事が可能です。
バックパックには長短のサーベル柄をマウント。マウント基部は上下に可動します。変形時のライフルマウント用に角型ダボ穴が造形されていますが、プラネッツシステムなど他キットの装備をマウントすることはできないようでした。
バックパックは1ダボ接続。
通常版と並べて。変化は白い外装が少し薄めのダークブルーに変更されたくらい。多少ヒロイックさは失われていますが、それほど強いヒール感はないですね。
HGBDガンダムG-エルス(AFTER)と並べて。コンビ機ですが、ストーリーに合わせた対照的なカラーリングになっています。サイズ感にも少し違いがありるようです。
各部可動域は通常版と全く同じなので、以下のリンクからそちらのレビューをご参考くださいm(_ _)m
ビームライフル。数個パーツのシンプルな作りになっています。左右挟み込みタイプですが、上部にできる合わせ目は段落ちモールド化。センサーはグリーンのシールでの色分けです。
グリップは変形用に可動します。下部の赤い装甲は展開が可能。
シールド。こちらも少ないパーツ数のシンプルな作りになっています。表面には適度にラインモールドが造形。
裏打ちパーツを埋め込む形で合わせ目ができないようになっていますが、一部は肉抜き穴っぽい隙間ができる作りになっています。グリップは展開が可能。
赤いウイングも変形用に開閉が可能です。
一通り武装して。ビームライフルはハンドパーツの穴に差し込むだけで保持が可能。シールドもグリップを握らせて前腕にマウントするだけなので、どちらの武装も特別保持は難しくないですね。
ビームライフルはトリガーに指が掛かっていないタイプなので、もう少し見た目に工夫があると良かったかも。
シールドは前腕から外してグリグリ動かしているとハンドパーツがバラけやすくなってくるので注意が必要です。
ビームサーベルはハンドパーツの穴サイズと合っているので、しっかりとした保持が可能です。ただ、サーベル刃と柄を組み合わせたあと、柄をバックパックに戻すときに抜けやすくなってしまいました。
身軽なスタイルなので軽快なポーズが演出できます。ビームサーベル刃はブラックライトで照らしても発光しませんでした。
各部を変形させてシャイニングベルクート(MA形態)に。シールドとビームライフルを連結させて機首とするため、かなり縦長でシャープなフライト形態になります。
シャイニングベルクートをいろんな角度から。ガンダムキュリオスなどのような扁平タイプですが、その分シャープでスピード感を感じやすいデザインになっています。
通常版のシャイニングベルクート(MA形態)と並べて比較。こちらもMS形態
簡単にフライトシーンを再現。各部が固定されないのでやや形状が崩れやすいですが、フライトシーンでのディスプレイだとそれほどグリグリ動かすようなことも武装を組み換えることもないので問題ないかと。
適当に何枚かどうぞ。
別売りのHGBDガンダムG-エルス(AFTER)と組み合わせて。
以上です。機体色がダークブルーですが、見た目がベーシックなガンダムタイプということもあってあまりヒール感は感じない印象でした。大元がシャイニングガンダムですが、全体的に機敏さを感じるような作りになっているのもちょっとした意外性を感じるところです。
欠点的なものもそれほどないですが、シールドを保持させるとハンドパーツがバラけやすいのと、脚の付け根部分が比較的抜けやすいので、グリグリ動かしていると少し気になるかもですね。サーベル柄もサーベル刃と組み合わせたあとだとダボ穴が広がるのか、バックパックからぽろりしゃすくなる場合があるので注意です。
ダークブルーの重たいカラーリングながらも、MS形態、シャイニングベルクートともにそれを感じさせないデザインになっています。G-エルス(AFTER)とは対照的なカラーリングなので、組み合わせるとお互いの良さがより引き立つのもいいですね。
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