今回は、HG 1/144 ガズ R/Lのレビューをご紹介します!
HG ガズ R/Lは、『機動戦士ガンダムZZ』に登場するMS『ガズ R/L』の1/144スケールモデルキットです。ガズRとガズⅬが2体セットで同梱。頭部アンテナや足先、肩部ショルダーアーマー、腕部形状などを新規造形で再現し、特徴的な「ロイヤル・ガード」主兵装ヒート・ランスが付属するなど、劇中の印象そのままのスタイルが楽しめるキットになっています。価格は3,780円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
2018年6月に発売されたHGUCガルバルディβをベースに、対称的な造形のガズ R/Lがキット化。キャラ・スーンの護衛機として印象深い機体です。パイロットはニー・ギーレン(ガズアル)とランス・ギーレン(ガズエル)。
全体的な成型色はシルバー。胸部や腰部、その他各部がガズRはブルー、ガズLはレッド成型色になっています。シルバーは多少ウェルドラインが目立つものの、全体的に高貴なイメージが再現されたカラーリングになっています。内部、関節パーツもダークグレー成型色に変更されています。
ヒート・ランス✕2、ビーム・ライフル(ガズR仕様、ガズL仕様)、ビームサーベル(柄を含む)✕4、武器持ち手(左右)、ハイパー・ビーム・サーベル刃✕4、ハイパー・ビーム・サーベル用持ち手(左✕2、右✕2)、ハイパー・ビーム・サーベル用ジョイントパーツ✕2が付属。
その他余剰パーツがいくつか付属します。
『王室の衛兵』をイメージしたディテールの水転写デカールが付属。劇中のようなエングレービング模様が再現可能です。
右肩に大型ショルダーアーマー、右前腕に増加装甲を装備したガズR(ガズアル)。劇中では最後までキャラ・スーンの護衛を果たしたものの、第47話(最終話)で量産型キュベレイのファンネルに撃墜されています。
左肩に大型ショルダーアーマー、左前腕に増加装甲を装備したガズL(ガズエル)。第46話でドーベン・ウルフの胸部メガ粒子砲からキャラのゲーマルクをかばい、散っていきました。
近年のフォーマットで可動域も広く柔軟。ポリキャップ(PC-002)を各部に使用しているので関節強度はまずまず高めです。柔らかめのPS素材が使われていますが、ガルバルディβがそこまでヘタレていないので、このキットも経年による劣化はそこまでではなさそうです。
カラーリングは異なりますが、全体的な造形は同じで左右対象なだけなので、主にガズRを使って各部を見ていきます。ガルバルディβと大まかな部分も同じなので簡単に。
頭部。ガルバルディβの頭部をベースに、アンテナが新造されています。アンテナ先端には安全加工あり。モノアイもガルバルディβと同様に、十字モールド入のパーツにシールを貼る仕様で左右への可動ギミックはありません。
胸部から腰部。造形はガルバルディβから変わらず。全体的にブルー(レッド)ですが、腰部とフロントアーマー中央部がシルバー成型色で色分けされています。
左胸の装甲を外すとコックピットハッチが造形されています。(ガルバルディβと同じ。)
右腕部。ガズRなので右肩に大型のアーマーを装備しています。(ガズLは左肩に装備。)右前腕には曲型の増加装甲を装備。(ガズLは左前腕に装備。)反対側の腕はガルバルディβの腕部と全く同じ形状です。
大型の肩アーマーは上部にモールドはなし。ショルダーアーマー上部に装備されていたサーベル柄収納部はオミットされています。裏面は簡単なパネルラインが入っています。先端はブルー(ガズLはレッド)のシールによる色分けです。
前腕の曲型装甲は縦モールド入り。二の腕や前腕のほかの部分はガルバルディβと同じです。
装甲の裏面は特にモールド造形はありません。
脚部。大腿部、膝から下共にガルバルディβと同じ造形です。全体的にシルバーカラーで構成されています。
足首から下の部分。つま先が新規パーツでシャープ化されています。それ以外は同じ形状。全体的にシルバーカラーで構成されています。足裏は細かくモールドが造形されていますが、かかとには肉抜き穴があります。
ガルバルディβの足首下部分と比較して。つま先が延長されています。
バックパック。本体部分の造形はガルバルディβと同じですが、左右にハイパー・ビーム・サーベル柄を装備。サーベル柄は固定強度が甘く、抜けやすいので注意です。
ガルバルディβと同じ2ダボ接続。
2個パーツ構成のバックパックは、上下に合わせ目ができます。
ベース機のガルバルディβと並べて。
各部の可動域についてはHGUCガルバルディβとほぼ同じなので、HGUCガルバルディβのレビューをご参考くださいm(_ _)m ⇒HGBCガルバルディβ レビュー
ヒート・ランス。ランス部分は左右のモナカ割なので合わせ目ができます。
内側にはモールドが造形されています。
ビーム・ライフル。ガルバルディβに付属しているものと同型で、成型色がダークグレーになっています。本体部分は左右挟み込みタイプなので上下に合わせ目ができます。
ガズR用とガズL用で仕様が少し異なり、ガズR用はセンサーが右、ガズL用はセンサーが左に位置しています。センサーはシールによる色分けです。
ヒート・ランスを保持して。ハンドパーツとランス柄の幅がちょうど良く合っているので、保持強度は高いです。
突き姿勢が可能な持ち手を使ってヒートランスを保持。手のひらにダボがあり、ランスのグリップにあるダボ穴に差し込んで保持します。保持強度はまずまず。
ビーム・ライフルを使って射撃シーンを演出。可動域の広いキットなのでポージングは柔軟です。
ハイパービームサーベルは突き型の持ち手で保持が可能です。通常の持ち手だとサイズが合わないので保持ができませんでした。
連結してナギナタ型に。少し連結部が弱めなので、たまに柄部が曲がることもあるかもです。持ち手のダボもそこまで保持強度が高くないので、たまにナギナタが外れることもあります。それなりにポージングは可能です。
以上です。よく動くガルバルディβがベースキットなので、ポージングに関しては特に問題もなく自由にこなせると思います。上半身を傾けすぎるとたまに腹部が外れたりしますが、外れやすいのはそこくらいかと。全体的には良好なキットになっていて不満はないですね。
配色も良く、部分的な塗装だけで済むのもいいですし、水転写デカールが付属しているので、より劇中に近い印象が再現できるのも嬉しいところです。護衛機としては申し分ないので、後は肝心のゲーマルクをぜひHGUC化してもらい、劇中シーンを忠実に再現したいですね。
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