今回は、機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWER Blu-ray Disc【COMPLETE EDITION】のレビューをご紹介します!
前作のDECEMBER SKYに引き続き、プレミアムバンダイやバンダイビジュアルから発売された機動戦士ガンダム サンダーボルト BANDIT FLOWERを購入してみました。
初回限定生産商品ということで、特典ディスク、絵コンテ集、アニメーションワークスといった、ファンにとってたまらないアイテムが同梱されています。この他にも通常版と共通で特製ブックレットや太田垣康男氏描き下ろしのスリーブケースなども付属。盛りだくさんの内容になっています。では早速レビューをどうぞ。
まずはパッケージです。DECEMBER SKYと同じくしっかりとしたダンボールに入っています。もちろん届いた時はもう一つ大きいダンボールに入れられて送られてきます。この箱は初回限定生産商品だけの特典なので、もったいないのでキレイにとっておきたいですね。
DECEMBER SKYと並べてみました。箱の色がちょっと違うようですが、もしかして色落ち?それとも仕様?結構大切にとっておいたので、色落ちならちょっとがっくりです。 箱の大きさは5mmほどBANDIT FLOWERが高いです。
では開封。表面はカトキハジメ氏描き下ろしによるBOXです。アトラスガンダムですね。
箱から抜き出してみます。ブックばかりなのでずっしりとした重さがあります。全てが一箱に入ってまとめられています。
裏絵はサンダーボルト版のアッガイ。このBANDIT FLOWERを見ると、このサンボル版アッガイが欲しくなります。ぜひサンボル版アッガイのキット化を期待したいですね。
では開封してみましょう。中には本編ブルーレイディスク、特典ディスク、アニメーションワークス、絵コンテ集(第5話~第8話)が入っています。こうやって並べてみると見栄えがいいです。
ではまず絵コンテ集から見ていきます。各話のDVD(Blu-ray)パッケージと同じイラストが描かれてますね。縁のグレーが話が進むにつれてだんだん濃くなっています。第5話が一番薄く、第8話が一番濃いですが、この仕様はDECEMBER SKYと同じです。そしてこの絵コンテも第8話が一番厚みのあるものになっています。背中の刺青がスゴイ・・・・^_^;
中身はアニメ画と絵コンテの混合になっています。
次にアニメーションワークスです。表紙はアトラスガンダムの絵コンテです。ではチラッと見ていきます。
作画監督の対談内容が記載されています。裏話がいろいろと記載されていますし、これを読んだ後で作品を見返すと、また違った印象を感じるかもです。
続いて作画監督が修正した絵コンテです。一般的なものよりもさらに詳細に描かれています。細かい描画がさすがだと思います。
登場機体の詳細も記載されています。この作品にはドズルザクが登場していますが、これはドズルの親衛隊ザクⅡだそうです。
スパルタンの格納庫内も細かく描写されています。これだけ詳細な設定を決めておかないと、ひとつの作品は作れないんですね。多くの方が関わっているのがとても良くわかりますし、中途半端な技術ではだめだというのがよくわかります。
武器の可動や細かい設定もすべて描かれていて、かなり見ごたえのあるブックレットになっています。ホントにこれはスゴイです。ただ、これらの装備をキット化するのはちょっと難しそう。1/100サイズ以上ならなんとかできるかもですが、キット化されるならVer.Kaレベルになりそうです。アッガイを改修するのにはとてもありがたい情報ですね。
次に特典ディスクです。表はBANDIT FLOWERのブルーレイパッケージイラストと同じ。裏面にはドラムとピアノの絵コンテが描かれています。はじめはなぜこの絵が裏面なのかよくわかりませんでしたが、本編を見るとなるほどと思いました。
中身はシンプルですね。
このディスクを見た感想としては、全体的にジャズのライブ映像になっていて、大人の雰囲気のなか、サンダーボルトDECEMBER SKYの映像を踏まえつつ演奏を聞くことができるものになっています。普段お金を払わないと見れないようなライブが最後まで見れるのはいいですね。
それとこのディスクに入っている特典がすごく良かったです。サックス担当の菊池さん、監督の松尾さん、サンライズの小形さん、声優の大原さんがトークを繰り広げ、作品のいろんな裏話が聞けるものでした。これだけでもかなり満足できるものになっていました。
そしてブルーレイ本編ディスクです。太田垣康男氏の描き下ろしスリーブケースに入っていて、帯裏面にストーリー内容が記載されています。
帯を取ると、スリーブケースの裏面にはシドニーのコロニーが落ちた残骸後にチューリップが咲いているイラストが掲載されています。荒れた大地に花が咲いているというのはとてもガンダムらしいですし、シドニーということで一年戦争を知る方々にも馴染みを感じるものになっていると思います。
このBANDIT FLOWERはストーリーのところどころに花が描かれていて、サブタイトルの『BANDIT FLOWER』を意識させるものになっています。ちなみにBANDIT FLOWERというのは造語のようで、BANDITは山賊や無法者、悪党という意味があります。監督いわく、震災後の被災地に行った経験から浮かんだとのことで、戦争や災害など、人がいなくなった場所でも復興のように花がどんどん咲き広がっている様子とかけているそうです。
中の描き下ろしインナージャケットは、ちょっと悪そうなイオ・フレミングと真面目そうなダリル、そして搭乗機のアトラスガンダムとアッガイが美しく描かれています。
ブルーレイの表には先程のイラストがプリントされています。本編にもこのシーンが登場しますが、スリーブケースの裏面に描かれていることもあり、なかなかのインパクトがありました。それとともにF91やガンダム00を思い起こさせ、ガンダムらしさも感じるものでした。
パッケージを開いて描き下ろしインナージャケット全体を見てみます。開いてもあまりつながっているように見えないですね。双方に向き合っている感じではないです。ですがストーリー的にはこの描かれ方も納得です。(多くは語りません^_^;)
中には特製ブックレットを含み、チラシが数枚とアンケートハガキなどが入っています。
ガンダムバトルオペレーションやサンボル特製Tシャツなどのチラシです。ダリル隊のパーソナルマークがプリントされたTシャツ。ダリルが隊長というのはちょっと感慨深いものがあります。まぁ一年戦争やサンダーボルト宙域戦を生き残った兵士ですから当然といえますね。BANDIT FLOWERを見たらこの特製Tシャツも欲しくなりました。
その他、いろんなブルーレイやDVD、劇場版などのチラシが入っています。
そして特製ブックレット。このBANDIT FLOWERの象徴を組み合わせたようなイラストがプリントされています。キーワードはお経(宗教)、花、アトラスガンダムです。
それぞれの個性的なキャラクターが掲載されています。あっと驚く?キャラも登場します。(驚くと思いますが、期待し過ぎは禁物です。)
搭乗するモビルスーツも掲載されています。アッガイにはバイザーが付いていて、このバイザーの可動もなかなか秀逸。いろんなところで魅力を感じる武装が豊富に再現されています。そういったメカニックの観点で見ても見応えのある作品になっていると思います。
以上です。
BANDIT FLOWERを見た感想としては、(※それほど詳細に語ってはいないですが、一応ネタバレ注意です。)前作のDECEMBER SKYと比べるとガンダムVSザクといった一年戦争からおなじみのバトルシーンはないものの、地球に特化したアッガイをはじめゴッグ、グラブロといった懐かしの機体も多く登場するので違った良さがありますね。
もちろん1stに登場したディテールそのままではなく、カスタマイズや細かい武装など、古さの中にも新しさありで、武器類が見せる派手なアクションや新鮮味のあるバトルシーンは前作とはまた違った味を感じさせてくれます。
ストーリー的にも前作の続きですが、宇宙と地球で全く雰囲気が変わり、南洋同盟などの新しい勢力も登場。パイロットなど新しいキャラクターも登場します。次回作へのつなぎ的な作品かと思ったらそんなことはなく、しっかりとした出来になっていてさらに次回作も早く見たいという気分にさせてくれました。
大人のガンダムという要素もたっぷりとあって、ジャズはもちろん昭和歌謡のような挿入歌など、懐かしささえ感じる曲も多く使用されています。そして異色とも言えるお経なども含まれてて、それがまたますます深い深い物語に引き込まれそうな魅力を感じました。
ただ味気ないストーリーや派手なだけのバトルだけでなく、謎めいたところもあって楽しめるのがいいですね。一年戦争のア・バオア・クーシーンもありつつ1stの雰囲気も色んな所に踏まえて大切に扱っている作品だと思います。そしてあっと驚く展開も。なので、1st世代はもちろん、多くのガンダムファンが楽しめる作品になっていると思います。
もしまだ見ていないなら、ぜひ見てこの独特な雰囲気を味わってもらいたいですね。
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