今回は、2001年11月に発売されたBB戦士 ガンキャノンのレビューをご紹介します!
BB戦士 ガンキャノンは、『機動戦士ガンダム』に登場するMS「RX-77-2 ガンキャノン」のSDキットです。ガンキャノンの特徴的な機体形状をSD頭身で再現。肩部キャノン砲やビーム・ライフルといった武装により、特徴的なアクションポーズが可能となっています。価格は550円(税込)です。
地球連邦軍がV作戦で開発した試作型MSで、劇中ではカイ・シデンらが搭乗。ホワイトベース隊で運用され、地上ではランバ・ラル隊戦、宙域ではキャメルパトロール艦隊やコンスコン隊戦、ア・バオア・クー攻防戦などで活躍した機体「RX-77-2 ガンキャノン」がBB戦士に登場。
赤を基調としたヒロイックなカラーリング、両肩に240mmキャノンを持つ重厚感ある機体形状が新規造形で再現されています。
成形色はレッドを基調に、頭部にホワイトを配色。その他、腕部や脚部、240mmキャノン砲、バックパックがグレー成形色での再現となっています。少ない色数ながら、ほぼ違和感のないくらいの色分けが再現されています。
ホイルシールが付属し、バイザー内部や胸部エアインテーク、腰部の一部モールド、胸部ナンバー、ビーム・ライフルのセンサーを補います。塗装も頭部バルカンを塗り分けるくらいでわずか。
KPSやABSは不使用。外装パーツは各部ともPS素材で塗装に対応しています。
ポリキャップはPC-123を使用し、全身各部に組み込みます。首、肩、肘、足の付け根など各部がポリキャップとPSパーツ構成で関節強度はまずまず高め。後方に240mmキャノン砲やバックパックを装備していますが、大した負荷はかからず自立は安定しています。
■付属品
ビーム・ライフルが付属。
■各部形状
BB戦士 ガンキャノンの各部を見ていきます。
■頭部
頭部。SDなのでかなり大きいですが、バイザーやひさし、背部アンテナなどがバランスよく造形されています。格好良さと可愛らしさを併せ持つ、SDならではの魅力があって良いですね。
メット部は前後の組み合わせで側面に合わせ目ができます。合わせ目を消す場合は、特に内部に挟むものはないので後ハメなどの加工は必要なし。こめかみのバルカンはグレーに塗り分けが必要です。
個体差かもですが、アンテナ先端にバリがありました。気になる場合は紙やすりなどで綺麗に削っておくと良いかと。
バイザーはクリアグリーン成形色での再現。内部にはメカニカルなモールドが造形されています。なのでシールを貼らず、塗装やガンダムマーカーで塗っても良さそうですね。
■胴体部
胴体部。こちらも低頭身ながらHGなどのキット並にクォリティが高く、各部モールドが緻密に造形されています。胸部エアインテークや腰部中央の◯モールドは黄色いシールでの色分け。
左胸には劇場版(小説版)用のナンバーシールを貼りますが、今回はカイ機である「108」を貼っています。お好みで「109」を貼ってハヤト機を再現しても良いですね。
首、肩共に1軸固定で可動ギミックはありません。胸部、腰部共に前後の組み合わせで合わせ目ができます。
背部には左右に240mmキャノン砲、中央には2口のスラスターを持つバックパックを装備。バックパックは簡単な1個パーツ構成ですが、側面スリットダクトや下部スラスターが細かく造形されています。
バックパックは細身の4ダボ接続で背部にしっかりと固定されます。
背部から肩にかけて、ガンキャノン特徴的な武装である240mmキャノン砲を装備。
240mmキャノン砲は筒型パーツ構成で合わせ目はありません。砲口内部もスリットモールドが細かく造形されていて見栄えがします。
ポリキャップと1軸接続で上下に可動。表情を変化させることができます。ポリキャップ部がパーツで隠れる仕様で見た目に配慮がされています。
■腕部
腕部。多少簡易的な部分はありつつも、ガンキャノンらしい球型肩部と筒型前腕部でしっかりと造形されています。SD仕様で短く可愛らしい容姿になっているのが良いですね。ハンドパーツは簡単な1個パーツ構成で後部は肉抜き。
肩部、前腕部共に前後の組み合わせで、肩部は合わせ目が出来ます。前腕部の合わせ目は段落ちモールド化。肩部はポリキャップの組み込みが甘いので隙間が出来ていますが、綺麗に組み込むと隙間はできません。
肘はポリキャップ接続で80度ほど角度変更が可能。ハンドパーツはロールが可能です。
■脚部
脚部。ポリキャップを挟んでの簡単なモナカ割ですが、ガンキャノン特有の丸みのあるシルエットで造形されています。塗装見本は特に色分けされていませんが、付け根などをレッドに塗り分けても良いかもですね。
足裏は適度にモールドが造形されています。中央にモロ合わせ目ができて見た目にも影響するので、可能であればきっちりと合わせ目消しをしておきたいところ。足の付け根(腰部内側)は別パーツ化されています。
■他キットとの比較
HGUC RX-78-2ガンダム(リバイブ版)と並べて大きさを確認。他のBB戦士と大きさはだいたい同じ。一般的なHGの半分程度の大きさになります。手のひらに乗るぐらいのコンパクトサイズのキット。
SD系のガンキャノン系が手元にないので、手元にあるSDCS RX-78-2 ガンダム、SDEX RX-78-2ガンダムと並べて。どれよりも小型ですし、どれよりも胴長短足の超ディフォルメ仕様。BB戦士はこの寸胴姿なのが最高に良いですね。
HGUC ガンキャノン(001)、(リバイブ)、HG ガンキャノン(ククルス・ドアンの島版)と並べて。BB戦士のデザインはHGUC基準。やっぱりガンキャノンにスタイリッシュさを求めるよりは、少しボテッとしたくらいが丁度良いのかも。
■各部可動域
頭部は首のポリキャップによって少し上下します。左右へは干渉なくスムーズにスイング可能。
腕は45度程度までしか上げられません。肘は1重関節で80度程度まで割と深く曲げられます。
肩の前後スイングはありません。
腰は干渉なく360度回転可能。脚はボールジョイント接続で、少し引き抜くことで隙間ができ、僅かに前後させることができます。
内股、がに股は干渉するまで展開可能。
■武装類
ビーム・ライフル。ボウワ製の専用ビーム・ライフルです。多少モールドがデザインされていますが、造りはやや甘め。1個パーツ構成でセンサーやフォアグリップの可動ギミックはなく、銃口も切り欠きなどもありません。
反対面はガッツリ肉抜き穴。綺麗に成形しようと思うとなかなか手間なのと、それ相応の成形技術力が必要そうです。
1個パーツ構成なので合わせ目はありません。上部センサーは表面を黄色いシールで色分けします。
HGUC(リバイブ)、ドアン版ガンキャノンのビーム・ライフルと並べて。こちらもHGUCをそのままディフォルメしたようなデザインになっています。
■ポージング
ビーム・ライフルを装備して。
ビーム・ライフルはグリップをハンドパーツに差し込むだけで保持が可能。グリップが角型でハンドパーツ穴に隙間ができますが、少し角度が変わるくらい。ストレスを感じるほどふらふらではないので取り扱いはラクです。
肘が曲がるので、肩のキャノンに手を添えるようなポーズも再現することができます。平手が付属せず、グーで構えるようになるのが玉に瑕。
キャノンの付け根が上下するので、角度を付けての砲撃ポーズも再現できます。ただしあまり前傾姿勢にはできないので、傾けてビーム・ライフルを支えにしてポーズを取らせてみました。意外と格好良い・・・・。
首、肩共によく動くので、ビーム・ライフルで狙いを定めるような射撃ポーズもきれいな姿勢で再現できます。
さすがに寝そべった状態での射撃ポーズは厳しいですね。。お茶目・・・(笑)。
浮かせてディスプレイできるようになっていないので、ポージングが少し限られるのが惜しいかなというところ。飛行時のポーズが演出できないので、その分、しっかりと接地させた状態で可愛らしいポーズを取らせて楽しむようになりそうです。
手元にBB戦士No.200のRX-78-2ガンダムが手元に無いので画像は用意できませんでしたが、上半身と下半身を組み替えて違った容姿を楽しむこともできます。
適当に何枚かどうぞ。
以上です。SDのディフォルメされた容姿の中にもヒロイックさがあり、ガンダムと共闘するガンキャノンらしさが感じられるのが良いですね。造形のクォリティも高く、細かなモールドや柔軟な可動でポーズが映えます。それでいて手足の短い愛嬌のある姿で、バタバタとして可愛らしさが感じられるのもこのBB戦士の魅力の一つとなっています。
気になる点はそんなになく、合わせ目がありますが550円(税込)という値段を考えると十分に許せる範囲。出来すぎぐらいの造りになっています。ビーム・ライフルの肉抜き穴だけ、なんとかって感じですね。
バイザー内部のディテールも緻密で良いですし、BB戦士のRX-78-2ガンダムやザクⅡF型などと組み合わせれば、劇中の印象的なシーンも十分に再現可能。SD好みのファンには自信を持ってオススメできるアイテムで、BB戦士沼にハマれるくらいの魅力を持ったキットでした。
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1件のコメントがあります。
匿名
on 2026年6月14日 at 02:03 -
赤バンダイに懐かしさを感じる