今回は、THE シンプルスタンド×3【フィギュア＆模型用】のレビューをご紹介します！
THE シンプルスタンド✕3 【フィギュア＆模型用】は、手頃な価格のプラスチック製ディスプレイスタンド3個セットです。可動フィギュアやデフォルメフィギュア、プラモデルなど、何にでも合う、その名の通りシンプルなデザインが特徴なスタンド。価格は1,200円（税込み）です。グッドスマイルカンパニーの商品。
内容物は正方形のクリア底板✕3、ビス止めされた継ぎ目のある支柱✕3、
そしてクリップパーツ✕3、狭い場所にも差し込める延長ピン✕3になります。すべてABS樹脂素材で強度は高め。
支柱の高さは70～128mmです。
底板。クリア度が高く、ディスプレイ時にキットの外観を損ねることがないですし、撮影画像へのスタンドの映り込みが防げていいですね。
わかりにくいですが、底板裏面には『GOOD SMILE COMPANY』と印字されています。なかなかオシャレ。
支柱には3箇所の角度調整できるつなぎ目があり、各部ともビス止めされています。先端は3.0mm軸でガンプラやフィギュアなどに対応。つなぎ目の強度はさほど高くはないですが、低くもなく程よい強度。1/144サイズのガンプラだとディスプレイしても角度が変わることはなさそうです。
底板への差し込みダボが4.0～4.5mm程度なため、無改造でアクションベースに連結することはできないようです。figmaスタンドやdi:stageのスタンドには対応しているようですね。（若干個体差があり、ゆるい場合もあり。）
支柱は完全に折りたたむことはできず、内側に45度程度、外側に120度程度傾けるくらい。ですがこれでも十分な角度でのディスプレイができそうです。曲げることで高さ調整も可能。
HG 1/144 陸戦型ジムやRG 1/144 サザビーをディスプレイさせて。陸ジムなどの小柄なキットだとラクにディスプレイできます。支柱も全く問題なく耐えてくれますね。
ABS素材なので3.0mm軸の強度も高いです。アクションベースの3.0mm軸はPS素材なので、キットを動かしていると折れたりしますが、こちらはより強固で折れにくい印象でした。
RGサザビーはやや大柄で重量のあるキットですが、ディスプレイさせても全く支柱がヘタれることがありませんでした。設置直後は少しふらつきますがすぐに動きが止まりますし、画像のように傾けた状態でも余裕で耐えてくれます。
ただ、入手直後は強固ですが、経年でビスがゆるくなって支柱が傾きやすくなります。ビスを締めることでまた強度が復活するので、長期で使用する場合は精密ドライバーも合わせて入手しておいたほうが良いですね。⇒精密ドライバー
ファンネルのディスプレイもサクッと。アクションベースだと支柱が太く邪魔になることもありますが、このシンプルスタンドは支柱が細いのでファンネルを複数並べても邪魔になりません。
クリアのアクションベース5と並べて。透明度が圧倒的異なるため、画像撮影時の映り込みが極めて小さいです。
1/100の中でも大型なRE/100ハンマハンマ、MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaをディスプレイさせて。これらは武装なしだときれいに飾れますが、シールドを装備したりすると片側に傾きますし、支柱も重量でビス止め箇所が折れ曲がったりします。
つなぎ目のビスをしっかりと締めることで多少のポーズには耐えてくれますが、重量で傾くのは改善のしようがないですね；
クリップは左右が可動し、キットを掴むことができます。
強度が高いので腹部を掴ませた状態でのディスプレイも可能。
アクションベースに対応していないキットもディスプレイ可能。透明度が高くポージングの邪魔にならないので、画像のような吹っ飛ぶポーズでディスプレイするのにも使えそうですね。
3.0mmジョイントに対応していないガンダムG40も、腹部を掴ませた状態だと浮かせてディスプレイできます。
狭い場所にも差し込める延長ピンを使えば、アクションベースではできなかった脚を閉じるポーズも演出可能。何気に自由度の高いスタンドなのでオススメです。
続いて簡単にパッケージレビューです。
パッケージはかなりシンプルな白ベースデザイン。スタンドの画像と中身が見える枠、商品名が記載されただけのものです。裏面にはセット内容、サイズなどが掲載されています。開封口はジップタイプになっているので、使わないときは袋に入れておくと、紛失などが防げていいですね。
台座や支柱など、パーツはすべて一袋にまとめられています。
底板が3枚。カッティングマットにのせた状態だとほとんど見えません；
支柱3本と、クリップパーツと延長パーツがまとめられたランナーが3枚あります。こちらもかなり見えにくいですね。パーツは手で簡単にカットすることが可能。組み立て方法は記載されていないので、裏面の画像を参考に組み立てるようになります。組み立てはクリップパーツのみなのでカンタン。
以上です。支柱が同社製のfigmaスタンドやdi:stageのスタンドと共通で組み換えができるようですし、支柱の角度調整もしやすく、ディスプレイ時の自由度が高いです。
アクションベースのような一定の角度で固定するタイプは重量があるキットでも安心ではありますが、撮影や細かい表現をしたいときに調整が難しいという難点も。
一方、こちらは自由に支柱の角度調整ができますし、台座などの透明度も高いのでキットの外観を邪魔することがありません。個人的にもこのスタンドが主流になりそうです。
もちろん用途に応じて使い分けるのがいいと思うので、キットをより良くディスプレイしたい時の選択肢の一つとして、こういったスタンドに注目してみるのもいいのではないでしょうか。
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