今回は、タミヤ エンツォ・フェラーリの製作3をご紹介します！
前回、内部関係のパーツを一通り塗装したので、今回から本格的に組み立てていきます。ただそう言っても、組付け前にいろいろと手を加える箇所も多いので、その点を処理しつつ徐々に組んていくって感じですね。ガンプラとは少し勝手が違いますが、それが結構楽しかったり。
まずはエンジン廻りのパーツを細部塗装していきます。シャフトやベルト周り、エンジンの細部などをエナメルのチタンシルバー、チタンゴールド、フラットブラックで塗り分けました。塗り分けには極細筆が必須ですが、エナメル塗料は溶剤で拭き取れば落とせるのではみ出しても修正がききます。
エンジンは塗装しただけだと実物感が少し弱いので、Mr.ウェザリングカラーで簡単にスミ入れしておきました。スミ入れすることでエンジンフィンなどが際立つようになります。赤いシートやカムカバーはエナメルのフラットレッドとMr.ウェザリングカラーを混ぜ合わせてスミ入れをしています。フレームパーツは一部をエナメルのチタンシルバーで塗り分け。
続いてカムカバーですが、上部の黒いパーツは表面にカーボンスライドマーク（別売り）を貼り付けてディテールアップしていきます。赤い部分は一部をフラットブラックで塗り分け。
カーボンスライドマークを適当なサイズにカットし、水に浸して貼り付けます。要領は通常の水転写デカールと同じ。簡単に水分を拭き取ったら、Mr.マークセッターなどの軟化・接着剤を塗ってピッタリと合うようにしていきます。デザインナイフなどで一部に切り込みを入れたほうが貼りやすいですね。カーボンスライドマークはある程度強度がありますが、いじりすぎて汚くならないように注意が必要です。
シートの裏面やベルト用のバックルはエナメルのフラットブラックで塗り分け、カムカバーパーツとともにつや消し（Mr.スーパースムースクリアー）を吹きました。
カムカバーのパーツを組み合わせたら、黒い部分にインレットマークを貼り付けていきます。使用するのは『FERRARI』マーク。使用する部分をシートから切り離します。
インレットマークはパーツに貼り付けて上から擦って貼り付けます。ガンダムデカール（ドライデカール）と同じ要領。粘着力があまり高くないようですが、金属素材で強度も高いので、あとでピンセットなどで調整が可能です。ですがカーボンスライドマークを貼っている場合は剥がれやすいのでやめたほうがいいかも。
インレットマークを貼り付けるとグッと高級感が出てきます。
説明書通り、フレームとエンジン、カムカバーなどを組み合わせるとこんな感じに。一気にエンジンらしくなってきます。
ついでにリアの足回りも組んでおきます。パーツ各部はMr.ウェザリングカラーで簡単にスミ入れをし、ブレーキディスクの中央はチタンゴールド、ブレーキキャリパーはフラットブラックで塗り分けています。ブレーキキャリパーにデカールを貼りましたが、やはり脆く、分解しやすいので、他の箇所ではリキッドデカールフィルムを塗ることにします。
リアの足回りも組むとこんな感じに。
以上、今回はここまでです。カーボンスライドマークやインレットマークの貼り付け、細部の塗装など、各部パーツの細々した部分の処理は結構多いですが、それらのパーツを組み合わせるとあっという間にそれらしくなります。繊細な作業は要求されますが、ガンプラとは違ったリアルさ、実車感があるのがいいですね。
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