こんにちは!今回は、RG 1/144 ガンダムアストレイ ゴールドフレーム天ミナのレビューをご紹介します!
RGガンダムアストレイ ゴールドフレーム天ミナ(アマツミナ)は、機動戦士ガンダムSEED外伝『ガンダムSEEDアストレイ』に登場する「天空の宣言」の守神『ゴールドフレーム 天ミナ』の1/144スケールモデルキットです。ゴールドとブラックの品あるカラーリングを施し、実機の外装の質感の違いを再現。背部の「マガイノクタチ」をはじめ、「オキツノカガミ」や「トリケロス改」といった多彩な武器類が付属。発売日は2017年3月25日。価格は3,240円(税込み)です。
全身が黒と金のカラーリングを持つ異色のガンダムです。黒いパーツには艶のあるグロスインジェクションパーツが採用されています。アストレイがベースですが、各部が独特の形状をしていて、腕部も左右違った形状を持っています。RGおなじみのアドバンスドMSジョイントを採用し、細かい可動を実現しています。
バックパックには釣り針のようなJ型の武装「オキツノカガミ」を装備。パイロット『ロンド・ミナ・サハク』が女性ということもあり、全体的に女性らしい雰囲気を見せるディテールになっています。
「オキツノカガミ」に重量があるため、自立は少し困難。本体を多少前かがみにし、「オキツノカガミ」を手前に引いておくことでなんとか自立可能です。
アドバンスドMSジョイント10を採用。RGガンダムアストレイレッドフレームと同じアドバンスドMSジョイントが採用されています。全身ゴールドとブラックの色分けがされていますが、左腕はブリッツガンダムの腕部を使用しているため、別パーツによって再現されています。
頭部。上部の三角型パーツやヘッドガードといった独特な形状を持っていて、かなり異色のスタイルになっています。各部もしっかりとパーツによって色分けされています。細かいパーツが多く、紛失には十分注意する必要があります。ツインアイはシールによる色分けとなります。わかりにくいですが、額のグレー部分中央のモノアイセンサーもシールによって色分けされています。
バストアップ。ガンダムらしいエアインテークは健在。胸部も細かいパーツの組み合わせによってしっかりと色分けされています。腕部が左右で違うため、ショルダーアーマーも形状が全く違うものになっています。
コックピットハッチが展開可能。内部には簡単なモールドでありますが、コックピットが再現されています。
腹部。こちらも細かく色分けされていて、モールドもしっかりと成形されています。腰回りのフロント、サイドアーマーはかなり小さく軽装です。
右腕部。ストーリーに準じ、形状がブリッツガンダムの腕部になっています。ただしRGブリッツガンダムは発売されていないため新規造形となります。二の腕は筒型、前腕部は四方からのパーツの組み合わせによって合わせ目がモールド化され、ハンドパーツは固定式の平手ですが指先が爪のような形状になっています。
左腕部。こちらはレッドフレームと同じアストレイの腕部となります。二の腕、前腕共に挟み込みタイプですが、合わせ目はモールド化されて分かりにくくなっています。
右腕部のショルダーアーマー。オーブ近海で撃破されたブリッツガンダムのショルダーアーマーです。各部が細かく色分けされ、合わせ目もできない仕様になっています。ダクト内にはスリットも成形されています。
右腕部のショルダーアーマー。形状はレッドフレームと似ていますが、ウイングが追加されています。ウイングもパーツによって色分けされ、ショルダーアーマーの外装はグロスインジェクションパーツと通常のブラック成型色パーツで構成されています。
ショルダーアーマー裏も細かくモールドが成形されています。
脚部。かなり細かいパーツの組み合わせになっていて色分けも完璧。塗装もかなり楽そうです。膝裏のパーツは適度に可動します。
足首から下の部分。女性を意識したようなハイヒール型になっていて、つま先が尖った形状になっています。色分けも細かく、足裏もしっかりとしたモールドが入っています。
バックパックを取り外した状態の背部です。こちらもかなり細かい形状になっていて、頭部裏やリアアーマーも細かいモールドが入っています。
バックパック。大型の『マガノイクタチ』が特徴的。表面のダクトも細かくスリットが入っています。
本体の背面2箇所にダボを差し込んで固定させます。2箇所固定なのでしっかりと保持してくれます。
『マガノイクタチ』内部も細かいモールドが入れられています。
HGザクⅠ(シャア・アズナブル機)、HGガンダムバルバトスルプスレクスと。バックパックが大きいのでキットサイズが大きく見えますが、ルプスレクスとほとんど変わらない大きさです。
頭部の可動はあまり期待できず。頭部の形状が複雑なこともあり、干渉箇所が多く可動域に制限があります。ポロリは無いものの、首内部のボールジョイントがやや緩めなので、一定の位置で保持できない場合があります。
ヘッドガードは適度に可動。
左右の首振りもやや不十分。ヘッドガードや襟などが干渉するため、柔軟な可動をさせることはできないようです。
腕部上げはまずまず。左右で腕部の形状が違いますが、両腕とも水平以上に上げることができます。
肘の可動は右腕部(ブリッツガンダム腕部)はまずまず可動してくれますが、左腕部(アストレイ腕部)は外装が干渉してやや可動域が小さめです。
左腕部ショルダーアーマーのウイングは適度に可動します。
アドバンスドMSジョイントが採用されていますが、前かがみ、胸張りといった可動はほぼできないようになっています。
腰回りのアーマーが小柄ということもあり、腰はしっかりと回転します。360度の回転も可能です。
腹部が適度に可動します。ちょっとしたポージングの表現は可能。
股関節に挿し込み穴はなく、付属のアタッチメントを使用してアクションベースに設置します。
アクションベースは股関節に手前からスライド固定させて保持させます。
大柄のバックパックを背負ってもアクションベースへの設置は安定しています。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、フロントアーマー、サイドアーマーの裏面はモールドというよりはパーツの組み合わせによる成形となっています。
バックパックを背負った状態での前後開脚。水平程度に可動します。後方へは、リアアーマーが少し干渉するので制限されます。
バックパックを取り外した状態での前後開脚。干渉物がなく、気楽に可動させることができました。
アドバンスドMSジョイントの恩恵を受け、膝の可動はかなり柔軟に。はじめは固めなので破損させないようゆっくりと曲げていきます。ある程度曲げクセが付くと、柔軟にスライドしてくれます。
足首はボールジョイント仕様ですがかなり可動範囲が狭めです。
かかと裏のブレードは適度に可動します。
サイドアーマーが小型な割に左右への開脚は制限され、水平にまで上げることができませんでした。
足首の可動もそれなり。
内股、がに股も、太もも外装パーツなどの干渉によって低範囲となります。
立膝もやや不安定。アドバンスドMSジョイントを使っている割には可動制限の多いキットです。
サイドアーマーは上下に可動。
『マガノイクタチ』は水平に展開可能。展開させると自立はできなくなります。
画像ではわかりにくいかもしれませんが、『マガノイクタチ』を少し角度を変えることができます。
左右へはワイドに展開可能です。
付け根のジョイントが回転するのでかなり柔軟に可動させることができます。
ジョイントの内部は空洞になっています。
『マガノイクタチ』の一部が展開し、内部のダクトが露出。ダクト内部はスリットがモールド化されています。
『マガノイクタチ』に装備されている『マガノシラホコ』が適度に可動します。『マガノシラホコ』はモナカ割なので脇に合わせ目がでますが、合わせ目はモールドとして表現されているようです。
『マガノイクタチ』の先端は、スライド、伸縮といった細かいギミックの集合体によって形状が変化します。
バックパックのスラスター部分はアーマーが適度に可動。
『トツカノツルギ』、『トリケロス改』、『ツムハノタチ』、『オキツノカガミ』、ビームソードクリアーパーツ、ビームシールドクリアーパーツ、ロンド・ミナ・サハクフィギュア、武器持ち手(左右)、握り手(左)、アドバンスドMSジョイントのハンドパーツ、クリアーパーツミニ台座が付属。
リード線(太)、リード線(細)も付属しています。
その他、RGガンダムアストレイレッドフレーム用余剰パーツも多数付属。余剰パーツによってガンダムアストレイの腕部を組み立てることができました。
『トリケロス改』。ブリッツガンダムのトリケロスを改修して新たに整形されています。3本のランサーを装備。外装にはアマツミナの形式番号『MBF-P01-Re2 OR3』の文字が印字されています。本体部分はモナカ割ですが、段落ちモールドなどで合わせ目が分かりにくくなっています。
外装にもランサーにも細かいモールドが入っています。グリップも適度に回転可動。
ランサーは全て脱着可能で、ランサーのダボによって固定します。
レーザーライフルの砲口には穴を開けてあります。
ランサーは特に組み合わせはなく、1個パーツで成形されています。
『トリケロス改』は右腕部にマウント可能。武器用のハンドパーツにグリップのダボを差し込んで固定するため、しっかりと保持できます。武器用ハンドパーツのマニピュレーターが多少ポロリしやすくなっています。
『オキツノカガミ』。各部が細かく色分けされていて、合わせ目などもないしっかりとした作りになっています。
柄に付属するマウントパーツはスライド可動します。先端も左右に展開可能。
先端にビームソードクリアーパーツをマウント可能。槍型の形状を楽しむことができます。
『オキツノカガミ』は左腕部にマウント可能。しっかりと固定され、ポロリはありません。ただし、スライド部分がゆるいので、腕部の角度によっては勝手にスライドしてしまい、ポージングに多少気を使います。
『オキツノカガミ』の先端は脱着可能。リード線(太)を使用して射出スタイルをポージングさせることができます。
『オキツノカガミ』先端を展開させ、クリアーパーツを取り付けることでビームシールドが再現できます。
こちらもしっかりと固定され、ポロリすることはありません。
『オキツノカガミ』先端をミニ台座によって固定させることができます。
『ツムハノタチ』。左右挟み込みタイプですが、中央の合わせ目も段落ちモールドになっています。
パーツごとに細かく色分けされていて、適度にモールドが入っています。手前のガードが可動し、クローを露出します。
クローは3枚ともスライドし、個別に出し入れさせておくことも可能です。
こちらも腕部にしっかりとマウント可能。右腕部にマウントさせることはできないので、『ツムハノタチ』と『オキツノカガミ』どちらかの武器を選択してマウントさせます。
『トツカノツルギ』。パーツによる組み合わせはなく、1個パーツによる成形となっています。こちらもしっかりとモールドが入っています。
『トツカノツルギ』は、柄部分のダボによってサイドアーマーにマウント可能。
ハンドパーツにダボを差し込むことで、しっかりと保持させることができます。ハンドパーツは左右共に保持可能です。
ロンド・ミナ・サハクフィギュア。ゴールドの成型色で、細かくモールド化されています。
『マガノシラホコ』先端は脱着可能。リード線(細)を半分にカットしてマウントすることで左右共に射出スタイルを表現することができます。
では適当に何枚かどうぞ。
以上です。股関節が抜けやすいなど、アドバンスドMSジョイントを使用してことで多少デリケートなところがあります。また、細かいパーツの組み合わせになっているので、ある箇所を動かすと手が当たって違う箇所がポロリするといったストレスもわずかながらありますね。ですがそれでも各部のダボなどは比較的ポロリしにくいように意識して作られているので、そこまでひどいといった感じではありませんでした。
画像ではややゴチャっとした感じもありますが、実物はそんなことはなく、スマートで見た目も形状もしっかりとしています。成型色もグロスインジェクションや色分けパーツがふんだんに使われていて、素組みでもかなり高い完成度を持っているので、武器も豊富ですしRGとしての質の高さは相変わらずの贅沢なキットに仕上がっていると思いました。
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3 件のコメントがあります。
高井俊明
on 2017年10月27日 at 17:42 -
絶対買います!
nori
on 2017年10月28日 at 23:02 -
コメントありがとうございます!
天ミナは組み立ても楽しみも濃いキットなので、ぜひゲットして楽しんでいただければと思います。
ガンプラで良いひとときをお過ごしくださいませ^_^
匿名
on 2018年12月12日 at 17:11 -
hgと大分違いますね。難しそうだけどこっち買った方がいいかも。