PG UNLEASHED RX-78-2 ガンダムのパッケージ・ランナーレビュー

今回は、PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダムのパッケージ、ランナーのレビューをご紹介します！箱絵とランナー各種、説明書、カラーガイド等のレビューも合わせてご紹介していきます。では箱絵からどうぞ。

パケ絵は半身各部を分解して内部フレームを露出させたメカニカルなデザイン。頭部センサー類が発光し、各部には金属質のエッチング板が確認されるなど、このキットの構造をそのまま反映させた形になっています。フォントもシルバーのグラデーションで高級感がありますね。

裏面はインサートフレームを含む段階的な構造や、エッチングシールやメタリック3Dシールといった珍しい素材を使ったディテール、複雑な各部可動、コアファイター、フィギュアといったこのキットの特徴が事細かく記載されています。

パッケージは特大サイズ。PGユニコーンガンダムのパッケージと比べても縦横サイズは3cm程度大きめです。ただし厚みはあまりなく、MGVer.Ka程度の厚みとなっています。思ったほどのボリュームではなさそう。持ちやすい取っ手付きです。

開封。PGユニコーンガンダムは取っ手側から引き出すタイプでしたが、こちらは横から引き出すタイプです。

メッキやメタリック塗装されたパーツにウェルドラインなどは見られないので、HGなどのものよりもきれいにコーティングされているようです。

全部で19袋分のランナー+ビームサーベルやガンマズルパーツ、電池入れ替え用パーツが入った袋、エッチングシールやメタリック3Dシールなどのシール類が入った袋で合計21袋が入っています。多いですけど、他のPGに比べるとやや少なめですね。

説明書はPGでよく見られる大型A4サイズ。組立工程も多いですが、このキットの特徴がカラーイラストで数ページに渡って紹介されています。読み物としてもかなりのボリューム。バンダイホビーサイトの特設ページよりも事細かく記載されているので、読むだけでも十分に満足できる内容になっています。

厚みはまずまず。最近MGEXのユニコーンガンダムを組んだせいか、あまり厚いと思わない・・・毒されている・・・？

一通り説明書をどうぞ。

使用するランナーがメインとサブでフェーズごとに分けて記載されているので、組み立て時に迷うことは少ないかと。ランナーのすべてのパーツを切り終えたことが記載されているのも親切です。

以上、説明書でした。組み立ては内部フレーム組み立て～メカパーツ装着のPHASE01⇒02、トラスフレーム装着のPHASE03、外装パーツ装着のPHASE04、オプションの組立のPHASE05という5段階の工程によって完成させます。

インサートフレームや多重フレーム構造、ハッチ展開ギミックにエッチングシール、メタリックシールの貼り付けと、通常のガンプラとは違った多重構造でパーツ数や情報量も多いので、組み立てにはそれなりの時間がかかります。

ですがその段階ごとに様々なスタイルがあり、組み立て自体が十分に楽しめるものになっているので、キットの構造やディテールの素晴らしさを噛み締めながら、ゆっくりと少しずつ組み立てていくのがいいですね。

ちなみにランナータグに部位ごとのマークが入っていて、ランナーも部位ごとに分けられているので組み立てやすくなっています。ですが慣れていないせいか、自分はあまりこのマークを当てにすることはなかったです；

カラーガイドは基本色が多いですが調色もなかなか細かいです。これだけの大量パーツ構成なので塗料も多めに必要。エッチングシートやメタリック3Dシールでディテールは補われているので、普通に塗装するだけで美しく仕上がりそうですね。表面処理だけでもかなりの時間がかかりそうですが、完成させたら一生モノのオブジェになりそうです。水転写デカールが付属しないのはちょっと痛いかも；

では各ランナーを簡単に見ていきます。

↑A1・A2ランナー。ダークグレー成型色で、胸部内部フレームパーツです。ABS素材。

↑B1・B2・B3ランナー。ダークグレー成型色で、腹部や腰部、バックパック内部フレームパーツです。ABS素材。

↑C1・C3、C2・C3ランナー。ダークグレー成型色で、腕部や脚部の内部フレームパーツです。ABS素材。

↑Dランナー。ダークグレー成型色で、脚部内部フレームパーツです。ABS素材で、同じものが2枚あります。

↑E1・E2ランナー。グレー成型色で、胸部や腰部の内部フレームパーツです。KPS素材。

↑F1・F2ランナー。グレー成型色で、脚部内部フレームパーツです。KPS素材で、同じものが2枚あります。

↑G1・G2ランナー。ダークグレー、イエロー、クリアーイエロー、クリアーレッドのイロプラランナーで、頭部内部フレームやエアインテーク、ヘリウムコア、バーニア内部、ビームライフルセンサー、シールドの十字など様々な箇所のパーツです。

↑Hランナー。ブルーとイエローのイロプラランナーで、胸部や腰部外装パーツ、コアファイター用パーツなど。

↑Iランナー。ホワイト成型色で、腕部や肩部の外装パーツです。同じものが2枚あります。

↑J1、J2ランナー。ホワイト成型色で、脚部外装パーツです。

↑K1・K2・K3・K4・K5ランナー。ホワイト成型色で、頭部や腰部外装、サーベル柄、シールドパーツなど様々。

↑L1・L3、L2・L4ランナー。共にホワイト成型色で、腕部や脚部外装パーツです。

↑M1・M2・M3・M4ランナー。ホワイト成型色で、頭部や腰部外装パーツ、コアファイターパーツ、シールドパーツなど。

↑N1・N2・N3・N4・N5ランナー。レッド成型色で、頭部や腹部、ソール部、コアファイターパーツなど。

↑O1・O2・O3ランナー。ダークレッド成型色で、腹部やソール部、コアファイターパーツなど。

↑P1・P2、P3ランナー。P1・P2はクリアー成型色で、胸部やバックパック内部パーツ、コアファイター用パーツなど。P3はレッド成型色で、スネのシリンダーパーツやシールドパーツ。

↑Q1、Q2ランナー。ダークグレー成型色で、シールドやコアファイター用パーツ。ABS素材です。

↑Rランナー。ダークグレー成型色のハンドパーツです。

↑S1・S2・S3ランナー。シルバーメッキ加工で、全身各部に使用するフレームパーツになります。

↑T1、T2、T3・T4・T5ランナー。シルバー成型色で、全身各部のフレームパーツです。T3・T4・T5ランナーは2枚あります。

↑U1・U2・U3ランナー。ダークグレー（ダークブルー）成型色で、バックパックや手甲パーツ、ビームライフルパーツなど。

↑V1、V2ランナー。V1はゴールドメッキ加工で、首、腕部、腰部、脚部などの各部パーツ、ビームライフルパーツなど。

↑Wランナー。クロームメッキ加工で、ハンドパーツや脚部などの部分パーツです。

↑X1、X2、Zランナー。X1はダークグレー成型色のシールド用マウントパーツ。磁石の金属パーツを挟み込んだ多重整形パーツです。X2はポリキャップパーツ。Zはクリアーピンク成型色のビームサーベル刃です。

↑MSF-1、MSF-2ランナー。グレーとダークグレーの多重整形ランナーで、腕部と脚部のインサートフレームです。アドバンスド・MS・ジョイントと同じ構造の完成品。

↑金属アームパーツ、金属バルカンパーツ、金属バーニアパーツ、発光サーベルパーツ、サーベル組み立て治具、テスト用電池（ピン型リチウム電池BR435）、LEDユニットです。

↑エッチングシール、メタリック3Dシール、ホイルシール、マーキングシールです。

全部のランナーを重ねるとこれくらいに。

以上です。ランナー量を見るとPGの中でもそれほど多くはないことが分かります。これくらいの量ならMGでもありそうですね。レビュー用に素早く組み立てましたが、しんどいと思うことはなく、サクサクと組み立てられて楽しかったです。ランナータグのマークや説明書の記載などもできるだけ早く簡単に作れるように配慮されているのもありがたいところです。（自分にとってではなく一般的にです；）

転売屋などの関係で品薄や高額販売されているのも見かけますが、入手すればガンプラの中でも高い完成度やギミック、組み立ての質などいろんな要素が味わえるので、ガンプラ開発者さん達の底力みたいなものを味わってもらいたいですね。