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PG UNLEASHED RX-78-2 ガンダム レビュー2(外装・発光編)

今回は、PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダムのレビュー2をご紹介します!

前回の内部フレーム・武装編に続いてPG UNLEASHED RX-78-2 ガンダムのレビューです。今回は外装・発光編。外装各部の詳細やハッチオープンギミック、LEDユニットによる発光などをメインにレビューしていきたいと思います。内部フレーム・武装のレビューは以下のリンクからどうぞ。

⇒PG UNLEASHED RX-78-2 ガンダム レビュー1(内部フレーム・武装編)

まずは前回レビューした内部フレーム状態に外装パーツを取り付けた状態。モールドやパネルラインが多く、パーツによる2色分けがされているので、メタリックシールを貼らない状態でも十分にメカニカルなキットとして楽しむことができます。

■PHASE4「多彩なマテリアル表現」

続いてPHASE4として、外装各部にメタリック3Dシールを貼り付けた状態です。各部にメタリックレッドやメタリックグリーンのシールを貼ったことで、センサーを備えたようにデザインになっています。

メタリック3Dシールには予備があるので、お好みで各部に貼り付けたり、違うキットに使ってもいいかもです。

モールドや凹んだ部分に貼るようになっているため、マーキングシールを貼ったときのような浮いた感じはありません。外装にはフラットに馴染んでいます。

各部を簡単に見ていきます。

頭部。比較的丸型ですが、ディフォルメ感もなく整っている印象。マスクやこめかみの左右にはモールドが造形され、クマドリも太めのモールドが入って引き締まった表情になっています。アンテナは先端で角度が変わってシャープな作りに。

後頭部も部分的に内部フレームが露出。メカニカルな作りになっています。アンテナ裏は肉抜き穴があります。

胴体部。RX-78-2のフォルムながらも、エアインテークやヘリウムコア、センサーなど各部にメカニカルなアレンジが加えられています。外装の各部装甲は面ごとに別パーツ化されて作りが細かいです。

エアインテークは内部のフィンが個別に上下に可動します。腰部中央の赤い装甲部分は、押し込むことで大気圏突入用のフィルター展開や、冷却噴霧剤射出などを演出することができます。上部の赤いところを押さえれば開いたハッチが閉じるようになっています。V字モールドはパーツによる色分けを再現。

肩の装甲を開くことで、腕の可動域を広げることができます。上半身を少し反らせることで、胸部中央の装甲は展開可能。内部のコアブロックが露出します。

コックピット内部がしっかりと確認できるのはいいですね。コックピットハッチのみでの開閉も可能です。

肩部は左右に幅広く展開が可能。

腰アーマーは各部ともモールドの入った裏打ちパーツが造形。

リアアーマーの中央は、クルッと反転させることで武器マウント用のハードポイントが露出。可動が固めですが、爪でグリグリすると回転していきます。

腕部。角型でベーシックなRX-78-2を思わせるフォルムですが、装甲はそれぞれパーツ分割され、色分けやモールドによるメカニカル感が演出されています。

肘左右の駆動部はマルイチモールドでマグネットコーティング前のスタイルになっています。前腕は内部にシリンダーシャフトが造形されていますが、外装を被せたことで確認できないようになっています。内部フレームのみで楽しめるギミックですね。

前腕裏のハッチは開閉が可能で、内部からシールドマウント用の金属フレームが露出します。腕曲げはシンプル。特に外装がスライドするような構造にはなっていないようです。

ショルダーアーマーは上部に個性的なモールドが入ったオリジナルスタイル。右肩はグリーンセンサー、左肩はレッドセンサーでシール分けされています。側面のダクトはエッチングシートによってメカニカルに造形されています。

前後の装甲は幅広く展開。腕の可動が柔軟になります。裏打ちパーツはフレーム構造。

脚部。全体的にやや太めにデザインされ、大腿部やふくらはぎなどにマッシブ感があります。

外装は細かくパーツ分割されてメカニカルに。膝の駆動部もマグネットコーティング仕様ではなく、マルイチモールドによる造形です。

膝曲げは、大腿部外装のスライドギミックはありませんが、スネの装甲がスライドし、内部の赤いシリンダーシャフトが露出します。

ソール部もフォルムはシンプルですが、各部がパーツによって細かく色分けされています。アンクルアーマー側面はマルイチモールド。

足裏は内部フレームとの兼ね合いでモールドが色分けされ、中央のバーニアもクリアーレッドパーツでリアルな仕上がりに。つま先とかかとが可動し、適度に反らせることができます。

バックパックは深みのあるダークグレー(ダークブルー)の装甲に、メッキパーツやメタリック3Dシール、メタルバーニアなどのディテールによって上品な仕上がりに。

裏面にもメカニカルなモールドが入っています。バーニアの角度を変えると、その上にある装甲が合わせて展開します。

サーベル柄も前後左右にスイングさせることができます。掴ませる動きも余裕で可能です。

PGガンダムエクシア、PGフェネクスと並べて比較。大きさはエクシアと同じくらい。パーフェクトストライクガンダムを比較に出そうかと思いましたが、各部がヘタれていてぽろりも多く、自立も難しかったので諦めました。

続いて各部の可動域を見ていきます。

頭部はまずまず見上げることができます。左右へは顎と襟が干渉しやすいですが、スムーズにスイングさせることができます。

腕は肩の装甲を展開することで、Y字程度まで上げることができます。肘は深くまで曲がります。

肩は外側に引き出すことで前後にスイングが可能。

胴体部は節目が上下に引き伸ばせるので、上半身をある程度前後スイングさせることができます。

左右へも少しスイングが可能。

腰は股間部の装甲を前後に展開させることで、腰部と脚部の付け根に空間が生まれます。

なので腰を360度回転させることが可能に。展開させない状態だと干渉してほとんど回りません。スタンドへのディスプレイは考慮されていないので、股間部へのジョイントパーツなどは付属していません。

股間部を前後に展開させることで、幅広く前後開脚させることができます。展開させない状態でもある程度の展開は可能です。

膝は完全に曲げることが可能。

足首は前後へは幅広く可動しますが、左右へはあまり広くは可動しないようです。

左右への開脚は幅広く展開が可能。完全に開ききることができます。

大腿部と股間部が干渉するので内股はわずか。ガニ股も45度程度までとなります。腰部を前後に展開しても変わりません。

立膝はあまりきれいな姿勢ではないですが、各部を細かく動かすことである程度様になるポーズは表現できそうです。

可動域の総括としては、特に股間部可動が優秀で、前後に展開するだけで腰を捻ったり脚の可動を柔軟に出来たりするのはすごいと思います。可動箇所が多いので自然なポーズもできますし、アクションポーズの再現性は高そうです。

普通にディスプレイするだけでも十分なかっこよさがあります。

大型キットなので迫力もすごいですね。

ビームライフルとシールドを装備して。ビームライフルは固定式の武器持ち手でグリップを挟むのでしっかりとした保持が可能です。

ビームライフルにもメタリック3Dシールを貼るようになっています。

ビームライフルはリアアーマーのハードポイントにマウントが可能。ライフルの引き起こしジョイント部が動くのでややふらつきやすいのと、左腕に装備したシールドとの干渉も少し気になりますが、固定自体はしっかりとしているので問題はなさそうです。

シールドも内部フレームへの装着時に比べ、外装があるのでしっかりとはめ込め、磁力でかっちりと固定されます。全くふらつきやぽろりがなく優秀。

バックパックの上部装甲を展開し、中央の装甲をクルッと反転させることでハードポイントが露出。シールドをマウントさせることができます。

ハンドパーツは手首が可動するので、ある程度スイングさせることができます。

アムロ・レイとセイラ・マスフィギュア。RX-78-2の搭乗者のフィギュアが付属しています。MGウイングガンダムゼロVer.Kaのヒイロ・ユイフィギュアと比較していますが、よりサイズ感があってリアルな作りになっています。

コアファイターもダクト上部の小丸センサーにメタリック3Dシールを貼るようになっています。

関節が硬すぎて動かすと破損しそうで怖いですが、割と強度はあるようです。普通に片足立ちできるのがすごいですね。

ビームライフルの保持は、手首のはめ込みが浅いと重量で手首が垂れるので注意が必要です。

肩が幅広くスイングするので両手持ちも余裕です。ただしフォアグリップに幅があるので、握り手で握るようなポーズはできないようでした。平手を添えるような形にしています。

■PHASE5「最新技術が織り成す演出」

フェーズ5の演出として、各部のハッチオープンギミックやLEDによる発光を見ていきます。まずは各部ハッチを展開した状態を全身から。

全53箇所のハッチを展開することで、より本物らしいメンテナンスシーンを再現することができます。

ハッチオープン状態の各部を簡単に見ていきます。

頭部はとさかと左右の装甲が展開。内部からシルバーメッキのフレームが露出します。

胸部は胸板や中央の装甲が展開。中央上部の装甲やコックピットハッチも合わせて展開します。

腰部は中央下部の装甲の他、フロントアーマー、リアアーマーが左右に展開。ヘリウムコアも内側に展開します。

バックパックは上部の装甲やセンサーがある装甲が展開。内部のシルバーフレームが露出します。

腕部の展開箇所は少なめ。ショルダーアーマー前後の装甲と二の腕、前腕内側の装甲が展開します。前腕後部のシールド用ハードポイントのハッチも展開。

脚部は展開箇所が多く、膝やスネ、ふくらはぎの装甲などかなりの箇所が展開します。

スネの装甲はアンクルアーマーと干渉しやすく、パーツが外れやすかったです。展開もはじめは開閉がわかりにくいので、破損させないように注意しながら開きます。ソールはつま先が展開。アンクルアーマーも左右に展開し、内部メカが露出します。

各部ハッチを展開したことで、外装と内部フレームが交互に露出。よりメカニカルな構造体へと変化しています。

カメラビューを変えることでメンテナーの目線がイメージできるかと。部位ごとに展開すれば、よりリアルなメンテナンス感が表現できるかもですね。

この状態で武装してもまた違ったスタイルになっていいですね。

続いてLEDユニットで発光させていきます。LEDユニットを発光させるには別売りのボタン電池(LR41)が2個必要です。電池には向きがあるので注意してはめ込みます。

はめ込んでフタをしたら、付属のサーベル組み立て治具でLEDユニットのスイッチ(赤◯)を押してテスト発光させます。スイッチを入れると一定時間で色が変わり、彩り豊かに発光していきます。そのままにしておくと自動的に消灯します。

バックパックと背部装甲を外して頭部(襟パーツから上)を取り外し、襟パーツの底にLEDユニットを取り付けます。

胸部中央の装甲を引き出すことで内部のスイッチ上下し、オンオフできるようになっています。

ツインアイやとさかセンサー、胸部エアインテークが鮮やかに発光します。

①スイッチを1回押す
ツインアイ:青色に点灯し、消灯後に黄色で明滅します。
コックピット/胸部エアインテーク:青色で点灯し、消灯後に黄色で明滅します。

②さらにスイッチを1回押す
ツインアイ:ピンクに点灯し、消灯後に黄色で明滅します。
コックピット/胸部エアインテーク:ピンクで点灯し、消灯後に赤色で明滅します。

③さらにスイッチを1回押す
ツインアイ:ピンク黄色を交互に点灯します。
コックピット/胸部エアインテーク:赤色で早く明滅します。

④さらにスイッチを1回押す
ツインアイ:黄色で明滅します。
コックピット/胸部エアインテーク:緑色青緑色青色の順に点灯を繰り返します。

⑤さらにスイッチを1回押す
①の状態に戻ります。

※点灯状態で1分放置すると自動的に消灯します。スイッチを長押ししても消灯します。
※明滅(めいめつ):明るくなったり暗くなったりすること。

はじめはスイッチのオンオフに戸惑いますが、慣れると胸部装甲をササッと動かせ、ラクにオンオフできるようになります。発光の変化が早いのできれいに撮影するのが少し難しかったですが、実物は様々な発光演出が見られて面白いです。

発光するビームサーベルと合わせると発光演出の幅が広がります。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。多重の内部フレームやメカニカルな外装に加え、エッチングパーツやメタリック3Dシールなどの装飾、ハッチオープンギミック、LED発光など、ガンプラの粋を集めた大作になっています。PGと大型サイズながらもガッチリとした構造でポロリがないですし、可動域もトップレベル。腰部の簡単な展開による可動域の向上など、驚く部分が多々ありました。

気になる点は、小さいところで武器持ち手の人差し指先端パーツがポロリしやすかったのでそこが少し気になりました。あと、重量の関係で難しいのかもしれませんが、できれば浮かせてのディスプレイができると良かったですね。発光のスイッチオンオフは最初は難しいので、その点は慣れる必要がありそうです。

これだけの構造体なのでさすがに組み立てには時間がかかりますが、どのフェーズを見ても楽しめる要素が多いので、じっくりと時間をかけて組み上げ、そして完成後にはハッチオープンやLED発光など様々な演出が楽しめるというガンプラの醍醐味が味わえるキットですね。

⇒PG UNLEASHED RX-78-2 ガンダム レビュー1(内部フレーム・武装編)

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2 件のコメントがあります。

  1. 匿名

    on 2021年1月11日 at 20:19 - 返信

    足の甲のパーツが完全にハマってませんよー🤣

    • nori

      on 2021年1月22日 at 16:54 - 返信

      コメントありがとうございます!
      ご指摘感謝ですm(_ _)m
      余裕があれば修正・・・できるかな・・・;

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