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MG MS-06F-2 ザクⅡF2型(ノイエン・ビッター機) レビュー

今回は、MG 1/100 MS-06F-2 ザクⅡF2型(ノイエン・ビッター機)のレビューをご紹介します!

MG 1/100 MS-06F-2 ザクⅡF2型(ノイエン・ビッター機)は、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場する少将ノイエン・ビッター専用『MS-06F-2 ザクⅡF2型』の1/100スケールモデルキットです。ノイエン・ビッター専用機の機体色を成型色で再現。階級章などが入った水転写デカールの他、ザクⅡF2型の武装、オプションがフルセットで付属するキットになっています。価格は3,888円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。

2002年に発売されたMGザクⅡ F2型をベースに、ノイエン・ビッター機カラーが施されたキットになっています。モールドが少なめのプレーンな造形ですが、体型バランスもよく、古さを感じさせない作りになっています。

ノイエン・ビッター機仕様ということで、全身がライトグリーンで統一されています。部分的にグレーが入ったシンプルな配色。

腕部などは内部フレームが省かれているため、全体的な重量はVer2.0などに比べて軽め。脚底も広く、関節強度も高いので自立は安定しています。

頭部。少将専用機ということでブレードアンテナを装備しています。動力パイプは輪型パーツを1個ずつはめ込んでいくタイプですが、固定強度も高めで形状もバランスよく仕上がっています。

内部のモノアイはギア構造ではなく、頭部メットを外して手動で可動させるようになっています。

胸部。重機のような厚みのある装甲が再現されています。モールドは少なめ。

コックピットハッチは開閉可能。左右でチョイスできるようにはなっておらず、右胸固定のコックピットになっています。ハッチは固定が甘く、下がりやすいです。(個体差があるかもです。)

肩部はビス固定で強度は高めになっています。内部にはシートとパイロットフィギュアが内蔵されています。

腰部。プレーンな造形。腰の動力パイプは、頭部と同様に曲部とそうでない部分でパイプの形状が違うので、組間違えないよう注意が必要です。サイドアーマーやリアアーマーには武器をマウントするためのダボ穴が空いています。

腰部アーマー裏は特に裏打ちパーツなどはありませんが、モールドが造形されています。股間部はボールジョイント型です。

腕部。ザクおなじみのL字シールドとスパイクアーマーを装備。肩装備以外は左右とも同じ造形です。腕部は内部フレームのない外装パーツのみによる構成。

二の腕は筒型、前腕は前後挟み込みタイプですが、合わせ目はモールド化されています。ハンドパーツは親指と人差指、その他3本がそれぞれ可動するタイプです。

L字シールド。表裏2枚の組み合わせで、モールドも少なくシンプル。

スパイクアーマーは前後挟み込みタイプで合わせ目ができる仕様です。

脚部。こちらもプレーンで最低限の造形になっています。

大腿部は前後挟み込みタイプ、膝から下は複数パーツの組み合わせで、合わせ目は段落ちなどでモールド化されています。動力パイプは内部がスプリングではないので柔軟性は乏しいですが、強度は高く、取り扱いしやすいです。

脚部はメカニカルな内部フレームが造形されています。

足首から下の部分。肉厚でシンプル。つま先とかかとが独立可動するギミックはありません。

バックパック。こちらもモールドがないシンプルな装甲です。両脇にはロケットブースターを装備。ロケットブースターは特に可動するようにはなっていません。

下部のバーニアは上下に可動します。バーニア内部はシンプルな造形。外装を外すとメカニカルな内部フレームが造形されています。

ちょっと部分的な形状は違いますが、MGブレニフ・オグス専用ザクⅡ(Ver2.0)との比較です。情報密度や体型バランスなどが異なります。体系的にはF2型のほうが個人的には好みかも。

頭部は上下可動は殆どできず。左右へは干渉なくスムーズに可動します。

腕部はL字シールドを交わせば水平程度にまで可動します。かわさなければハの字くらいにしか上がりません。肘も外装が干渉するので90度程度まで。

肩には引き出しギミックがあり、少し可動域が広がります。(上の画像は既に引き出した状態です。)内部に押し込むとカチッと固定されるようになっています。

肩の前後可動、上半身の前後スイング、腰の回転といった可動は全くないので、画像でのレビューは省きました。

フロントアーマーが広く展開できるので、前後開脚は広めに可動します。台座用マウントパーツなどがないので、アクションベースに付属しているU字型パーツで股間部を挟んでディスプレイさせます。ディスプレイの安定度はあまり高いとは言えません。

膝もまずまず深めに折り曲げることができます。

足首はつま先を伸ばす動きは広くは出来ませんが、甲パーツを展開することでかかとを上げる状態は広めに可動できます。左右への可動はごくわずか。

左右への開脚もハの字程度です。

内股がに股もごくわずか。

立膝は割と様になるくらいにすることができます。

全体的な可動域は、今のガンプラに比べると正直とても褒められたものではありません。今の基本となっている上半身の前後可動や腰の回転はないですし、ポージングの表現は難しいかと。

280mmザク・バズーカ、MMP-78 120mmザク・マシンガン、MMP-80 90mmザク・マシンガン、ミサイル・ポッド(左右)、ミサイル・ポッド用フレームパーツ(左右)、

シュツルム・ファウスト、シュツルム・ファウスト弾頭用パーツ、シュツルム・ファウスト用マウントパーツ、ヒート・ホーク、武器マウントパーツ3種、マシンガン用マガジン2種、平手(左右)、武器持ち手(右)、握り手(左)、ハンドグレネード、フィギュア3種といった多彩な武装類が付属。

ビス、一般機用の頭部メット、バックパックの側面パーツなどが余剰として付属。この他、動力パイプの予備などもあります。バックパック側面のカバーパーツが付属するので、ロケットブースターを装備していない状態も再現可能です。ジオンマークや階級章などが入った水転写デカールが付属します。

余剰パーツと組み換えて一般機仕様に。

280mmザク・バズーカ。本体部分は左右挟み込みタイプで上下に合わせ目ができますが、メカニカルな造形になっています。グリップは可動しません。

サブグリップは前後可動、センサーは上下可動で、センサーはクリアーパーツを取り付けるようになっています。センサー側面に蓋パーツがありますが、開閉ギミックはありません。

可動式のハンドパーツを使って保持させます。手のひら、グリップ共にダボ接続がないのでふらついたりしますが、指の強度が高いので保持の維持は可能です。バズーカのグリップが可動しないので、担いだりするのは少し難しいところはあります。

リアアーマーはマウントラッチが展開可能で、バズーカをマウントできます。バズーカはバックパック外装を外して取り付けます。特に干渉もなく、すんなりと固定できます。固定強度もまずまず。

MMP-78 120mmザク・マシンガン。グレネードランチャーを装備した特徴的なマシンガンになります。本体部分やストックは左右挟み込みタイプで上下に合わせ目ができます。

サブグリップやセンサーは可動し、センサーはクリアーパーツをはめ込むようになっています。ストックはスライド可動します。グレネードランチャーの砲口は開口していません。

ドラムマガジンは脱着可能で、可動式のダボによってリアアーマーやサイドアーマーにマウント可能です。

別型のボックスタイプのマガジンが付属し、ドラムマガジンを外した上部に差し込むことができます。

MMP-78 120mmザク・マシンガンは、マウントパーツを使うことでリアアーマーにマウント可能です。マウントする場合、ドラムマガジンは取り外してサイドアーマーなどにマウントさせます。固定強度は高めで、塗装するとマウントパーツと干渉して擦れができたりするので注意です。

こちらも可動式のハンドパーツを使って保持させます。しっかりと握らせればポージングも難しくありません。ストックが長いので、その分前腕と干渉し、ポージングが限定されます。

MMP-80 90mmザク・マシンガン。モールドも多めでしっかりとした造形になっています。本体部分はモナカ割で上下に合わせ目ができます。

砲口は開口されています。マガジンは脱着可能。

MMP-80 90mmザク・マシンガンもマウントパーツを使うことでリアアーマーにマウント可能です。しっかりと固定されず、スカスカしますが、落下することはありません。

こちらも保持に難しさはないですね。固定式の武器持ち手が付属しますが、これだとトリガーに指を添えることができないので、可動式のハンドパーツを使うのが良いかと思います。

ミサイル・ポッド。角型のシンプルな造形になっています。ミサイルは赤く塗り分ける必要があります。

ミサイルは繋がっておらず、個別に抜き差しが可能です。抜けにくくはなっていますが、スカスカではあるので落下などには注意したほうが良さそうです。

脹脛側面のカバーパーツを外してミサイル・ポッドを取り付けます。ミサイル・ポッド取付時は、フレームパーツを取り付けてからポッドを取り付けます。ミサイル・ポッドは回転可動はしません。

シュツルム・ファウスト。数個パーツの簡単な作りですが、合わせ目は出来ない構造になっています。根元パーツを組み換えて、弾頭型にすることができます。

マウントパーツを使うことでサイドアーマーにマウント可能。ですがしっかりと固定できずスカスカしていたので、落下に注意です。(しっかりと固定できる方法があるかもです;)

ヒート・ホーク。1個パーツの簡単な作りです。

マウントパーツを使うことでサイドアーマーなどにマウント可能です。このマウントパーツにはMMP-78 120mmザク・マシンガン用のボックスマガジンも取り付けることができます。(ヒート・ホークの手前にマウントしているのがボックスマガジンです。)

サイドアーマーにはハンドグレネードや予備マガジンも取り付けが可能です。

武器類を取り付けて武装した状態で。

では適当に何枚かどうぞ。

両手持ちもなんとかできました。肩の前後スイングがないので、両手持ちの自由度は高くありません。

以上です。このF2型だと股間部が外れやすかったり、可動域があまりにも限定され、表現の幅が少なかったりで、最近のキットでのポージングに慣れているとちょっと不満がを感じるかと思います。

ですがこのF2型のプロポーションの良さやプレーンさ、強度の高さは見切ってしまうには惜しいなというのが印象です。かっちりとした作りで渋さがあるのはいいですね。

それと、武器類の豊富さには圧倒されますし、バラエティに富んでいます。楽しみがいがありますし、パイロットのノイエン・ビッター同様、地味ながらも味のある機体として、劇中シーンを演出してみるのもいいのではないでしょうか。

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3 件のコメントがあります。

  1. 匿名

    on 2018年11月24日 at 00:00 - 返信

    F2型とVer1.0を混同されてるようですね

    • nori

      on 2018年11月24日 at 00:16 - 返信

      コメントありがとうございます!
      ご指摘感謝ですm(_ _)m
      記事を修正しました;

  2. b

    on 2018年11月24日 at 22:06 - 返信

    いつも色々なキットのレビュー有り難うございます。参考にさせてもらっています。
    ただ、それだけですけど、すみません。

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