MG ガンダムサンドロック改 EW レビュー

今回は、MG 1/100 ガンダムサンドロック改 EWのレビューをご紹介します!

MG 1/100 ガンダムサンドロック改 EWは、新機動戦記ガンダムW Endless Waltzに登場するMS『ガンダムサンドロック改 EW』の1/100スケールモデルキットです。MGサンドロック EWをベースに、成型色でオリジナルのカラーリングを再現。耐ビームコーティングマントを新規造形で再現し、波打つドレープのイメージや劇中のイメージを踏襲した先端形状を再現。マントは全8枚で構成され、マントを広げた独特のポージングも可能です。価格は5,184円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。

サンドロック改本体は2011年に発売されたMGガンダムサンドロックEW版と同じで、各部が特徴的なカラーリングになったMGサンドロック改EW版です。最新キットに比べるとやや造形やデザインの古さを感じさせますが、各部の色分けバランスもよく、ベースのMGガンダムサンドロックEW版とは違う印象を持っています。

各部にポリキャップを使用し、関節強度も高め。自立もしっかりとしていてポロリ箇所はほぼありません。

頭部。とさかが赤色に、頭部外装が紫になっていて、渋さも感じさせるディテールが楽しめます。頬のダクトはシールによる色分けです。とさか前後のセンサーはグリーンのシールによる色分けで、黄色いフチは色分けパーツで再現されています。センサーはクリアーパーツなので塗装によってクリアーセンサーが再現可能。

バストアップ。エアインテークは赤いパーツで再現され、外装も紫で統一。ショルダアーマーも紫、グレー、ホワイトといったカラーリングで古さや物足りなさを感じさせないようなデザインにしてあります。頭部横(肩部)センサーのフチはグレーのパーツで再現されています。

コックピットハッチは展開式。ハッチを下げるだけで展開できます。内部にはカトル・ラバーバ・ウィナーフィギュアが内蔵されています。

腹部、腰部。腹部はブラックとホワイトの2色、腰部アーマー類は紫やグレーなどで細かく色分けされています。パーツ分割も細かく、リアルさを感じさせるディテールになっています。サイドアーマーの一部はグレーのシールで色分けします。

腕部。合わせ目は全く無い組み合わせになっています。ショルダーアーマー以外、配色はMGガンダムサンドロックEW版と近いものになっています。前腕側面には武器マウント穴あり。

脚部。細身の印象が強いディテールですが、細かい内外装パーツの組み合わせになっています。シンプルですが緻密な組み合わせが特徴的。

足首から下の部分。シンプルなディテールの軽装タイプ。アンクルガードのフチはサンドロックのような黄色ではなく、全て白いパーツで統一されています。足裏は別パーツ化はされていませんが、細かいモールドが入っていてリアルです。

バックパック。簡素なバックパックにヒートショーテル用のマウントパーツが取り付けられた状態です。ヒートショーテルを取り付ける前提の形状になっています。

スラスターは4基・内部はシンプルでスリットなどはありません。

塗装したMGジム・スナイパーⅡ、MGジャスティスガンダムと比較してみました。MGの中ではかなり小柄な部類に入るMGガンダムサンドロック改EW版です。

MGガンダムVer.3.0、MGダブルゼータガンダムVer.Kaとも比べてみました。ダブルゼータと比較するとHGとMGくらいの差を感じます。同じMGとは思えませんね^_^;

頭部の可動はそれなり。頭部ヘルメットの襟足が長く、肩部に干渉することもあって可動はこの程度です。

両肩にセンサーがついているため、これにヘルメット襟足が干渉します。なので頭部の可動は真横には届かない感じ。

腕部もショルダーアーマーの側面が邪魔をするので水平までも上がりません。細身ながら、可動域はそれほど広いものではないようです。

ショルダーアーマーの一部は可動式。

肘も細身の割に今ひとつ。といっても、これだけ動けばまぁいいほうかも。

肩部は内部パーツが展開するので前方にはしっかりと可動します。

その反面、後方にはほとんど可動域がありません。

ハンドパーツは4本指のところのみ組み換え式。

腰部の前後可動はほぼない状態。少し変化したかな~という程度です。

腰部アーマー類を回避しつつ浮かせるように可動させると、腰部を360度回転させることができます。

フロント、リアアーマーは適度に展開。裏面は細かいパーツの組み合わせによってモールドらしいディテールが再現されています。

付属のマウントパーツを股関節に取り付けることでアクションベースにディスプレイ可能。

マウントパーツは股関節の少し凹んだ場所に差し込んで固定させます。

小型キットなので安定性は高いです。マウントパーツが股関節にしっかりと固定されるので、落下の心配もありません。

脚部は水平程度に可動します。ただ、股関節の付け根がやや浅いので、あまり頻繁に可動させていると脚部が抜け落ちてしまいます。

膝の可動もこの程度。細身なだけに、もう少し可動域が欲しいところです。内部構造が少し複雑なところがあるので、しっかりと組み合わせていないと脚部が曲がらなくなることがあるかもです。

足首はアンクルガード、足首から下の部分ともにボールジョイントで可動するので、なかなか広めに可動してくれます。

股関節の左右展開は45度程度に。もっと上がると思いますが、股関節のパーツがかなり硬いので広げると破損しないか心配になります。ムリに広げようとすると脚部が付け根から外れますし、動かすことに少し不安を感じます。あまり広く展開すると、サイドアーマーの黒いパーツが干渉してポロリする場合があります。開脚させにくいので、ポージング時の躍動感がやや制限されがちになります。

前後可動と同じく左右へも適度に展開します。

立膝はまずまず。脚が細身で長いのと、可動箇所が立て膝にちょうどいい配置になっているようです。

内股はわずかで、がに股も水平までは可動せず。あまり複雑に可動させているとここでも股関節が外れたりします。

ヒートショーテル×2、シールド、ビームサブマシンガン、平手・ヒートショーテル用、握り手用マニピュレーター(各左右)、カトル・ラバーバ・ウィナーフィギュアが付属します。

その他余剰パーツも多数付属。各部のパーツを組み換えることでカラバリを楽しむことも出来ます。

カトルフィギュア。豪商の血筋らしいおなじみの襟シャツにベストの出で立ちです。

ヒートショーテル。根元のグレー柄部分は挟み込みタイプ。あまり目立ちませんが、縦に合わせ目ができます。

グリップは可動式。ハンドパーツで保持する時は画像左のように展開させ、バックパックにマウントする時は画像右のようにしておきます。

画像ではわかりにくいかもしれませんが、ブレードはシルバーの粒子を含んだ成型色になっています。

ヒートショーテルのダボをバックパックに差し込み、バックパック下部の留め具を上にあげてマウントさせます。ポロリすることなくしっかりと固定されます。

ヒートショーテルをマウントしたMGガンダムサンドロック改EW版を前後から。

バックパックのヒートショーテルマウント部は左右に可動します。

上下にも少し可動します。

ヒートショーテル用マニピュレーターを使ってヒートショーテルを保持させます。マニピュレーター内側にダボがあり、それをグリップの穴にマウントさせるのでしっかりと固定されて保持できます。

各関節が固めなので、ヒートショーテルの重さで腕部が垂れることは全くありません。ただ、ヒートショーテルが長めなので、前後方に構えるとそちらに倒れやすくなります。なので、自立時のポージングは少し不安定になります。

ヒートショーテルのグリップは連結可能。薙刀風にして楽しむことが出来ます。

連結させるとかなりのロングサイズに。連結部分は割りとしっかりと固定され、特に外れることもありませんでした。

ビームサブマシンガン。ダークグレーの成型色で再現され、本体部分はモナカ割。

ストックは展開可動させることができ、グリップも収納可能です。こちらもダボ付きのマニピュレーターを使ってしっかりと保持できます。

シールド。黄色、紫、ダークグレー、ホワイトといったサンドロックにしてはカラフルな武装になっています。裏面は単色ですが、細かくモールドが入っています。クローの裏面には肉抜き穴っぽいものがあります。

クロー部は伸縮可動させることができます。

中央のセンサー部はクリアーパーツによって再現されています。

付属のシールド用マウントパーツを使って前腕部に固定。しっかりと差し込めて保持力もまずまず。左右どちらの腕部にもマウント可能です。

ビームサブマシンガンをシールド左右にマウント可能です。

ビームサブマシンガンはリアアーマーにもマウント可能です。しっかりと固定されるので不安定さはありません。

ヒートショーテルとシールドを組み合わせてクロスクラッシャー形態が再現可能。なかなかのロングサイズ武器になります。

クロスクラッシャー形態でマウントしても特に肩部や腕部に影響はなし。ポージングはし易いです。

マウントしたヒートショーテルは展開収納可動させることができます。片側を動かすだけでもう片方も連結可動します。

耐ビームコーティングマント&ショルダーアーマー。画像では4つに分けていますが、さらに細かく細分化することができます。

まずはフロント部分。襟巻部分と前面のマントになります。ドレープ(布を垂らしたような形状)が再現され、シワもリアルに入っています。

裾の部分には切れ目や穴などが再現されています。

肩部。3枚のマントで構成されます。3箇所ともマントは可動式。

ショルダーアーマーはかなり大柄でガードも硬そう。特に合わせ目が出ることもない組み合わせになっています。

後部のマント。上部は背中にマウントさせ、バックパックを取り付ける形状になっています。

ではマントを取り付けていきます。まずはバックパック、頭部、肩部センサーを取り外しておきます。

首周りのマントを取り付け、手前にフロントマンとを下から挿し込みます。この形状でもなかなか味があります。

ショルダーアーマー(サンドロック本体)の上部パーツをスライドさせ、内部のマウント部を露出させます。

露出させたマウント部にショルダーアーマー(マント側)を取り付けて腕部に固定します。マウント時は取り付けやすいよう、側面のマントは取り外しておきます。

ショルダーアーマー(マント側)を取り付けたら、側面のマントを下側からはめ込んで固定させます。

後部マントをバックパック用マウント穴に取り付けます。

そして後部マントにあるダボ穴にバックパックを取り付けたら、耐ビームコーティングマントの装着完了です。

耐ビームコーティングマント装着状態をいろんな角度からどうぞ。

マントを適度に展開させるとサンドロックがチラ見えするのでかっこよさが増します。

マントを装着した状態だと内部のサンドロックを可動させるのが難しくなるので、片側一方のマントを取り外したりするとまたポージングの幅が広がり、サンドロック本体も可動させやすくなります。

では適当に何枚かどうぞ。

以上です。サンドロック改本体は2011年に発売されたMGサンドロックと同じで、デザインや造形的には若干の古さを感じさせます。ですが各部のカラーリングを変えることでだいぶデザインが良く見せているようですね。

関節可動はお世辞にも広いとは言えませんが、そこまで不満はないですし、武器類もまずまずの出来にあると思います。そしてやはりメインのマントを纏うとカッコイイですね。マントをなびかせるスタイルは躍動感があっていいですし、隙間から覗くサンドロックの姿にも萌えるものがあります。

全体に纏っていると武器の返しなどが難しくなりますが、あえてマントを外してしまうことで腕部を開放したスタイルも楽しめます。汚しなどを加えるとよりリアルになると思いますし、サンドロックらしい砂漠の雄としてのガンダムが楽しめるのがいいですね。

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9 件のコメントがあります。

  1. 高井俊明

    on 2017年11月1日 at 07:49 - 返信

    この商品、注文しました。届くのが待ち遠しいです!!!!!!!

    • nori

      on 2017年11月2日 at 21:24 - 返信

      コメントありがとうございます!
      このキットはマント装着状態がホントにカッコイイです!
      思ったよりも小型なので取り回しもし易いですし、マントによるダイナミックなポージングもできるのでいいですよ。
      早く届くといいですね(^o^)

  2. 高井俊明

    on 2018年6月9日 at 10:45 - 返信

    サーペントもマスターグレードにしてほしいです!

    • nori

      on 2018年6月14日 at 23:44 - 返信

      コメントありがとうございます!
      確かにサーペントもマスターグレード化是非って感じですね!
      現状は難しいんでしょうけど、末永くMG化を待ちたいと思います^_^

  3. 高井俊明

    on 2018年8月18日 at 08:02 - 返信

    パッケージの色がいいです。市販で販売しているサンドロックEW版と、体の色は違っていても武装はほとんど変わらないのでどっちがどっちのサンドロックなのかなんだか紛らわしい感じがします(笑)

    • nori

      on 2018年8月23日 at 10:03 - 返信

      コメントありがとうございます!
      EW版も改EWもどちらのカラーリングもやや古さを感じる配色なので、今見るとどこかなんとも言えないレトロ感というか、時代を感じるような気がします;

  4. 高井俊明

    on 2018年9月24日 at 18:11 - 返信

    カトルが言っていた(この宇宙より重い命は存在しない。サンドロックは僕にそう教えてくれました。)カトルのこのセリフを考えるとサンドロックに対する愛情を感じます。

    • nori

      on 2018年9月25日 at 00:26 - 返信

      コメントありがとうございます!
      カトルのサンドロックへの愛情は深いでしょうね。
      それと同時にカトルの人間性も伺える一言でした^_^

  5. 高井俊明

    on 2018年10月8日 at 07:06 - 返信

    マスターグレードのガンプラの塗装はもの凄く大変ですが、フィギュアの塗装はもっと大変だと思います。目を入れたいのならより大変な塗装になりますね。僕なら塗装はしません。変な色になると嫌なので。よく箱に(この完成品はパッケージ用に塗装してあります。)と書いてありますが塗装している人は本当にすごいです。

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