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MG ガナーザクウォーリア(ルナマリア・ホーク専用機) レビュー

今回は、MG 1/100 ガナーザクウォーリア(ルナマリア・ホーク専用機)のレビューをご紹介します!

MG ガナーザクウォーリア(ルナマリア・ホーク専用機)は、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するザフト軍主力量産型MS『ガナーザクウォーリア』の1/100スケールモデルキットです。ルナマリア・ホーク専用機として赤いパーソナルカラーでキット化。長射程ビーム砲を持つガナーウィザードを装備し、動力パイプはインサート成形が採用されるなど、こだわりのディテールとギミックを持つキットになっています。価格は4,644円(税込み)。

SEED系ザクの特徴的なフォルムを持つガナーザクウォーリアが、最新フォーマットによる完全新規造形で再現されています。MG特有の内部フレームに加え、左右モノアイ可動、胸部ハッチオープンなどの各部ギミックも豊富。『ガナ―』とは英語で『射撃手、砲手』という意味です。

外装はレッドとダークレッドのメインカラーに加え、ホワイトやダークグレー、ライトパープルなど、パーツによって各部が細かく色分けされています。ホイルシールはモノアイのみで、長射程ビーム砲のセンサーはマーキングシールでの色分け。塗装が必要なのはダクト内部など細かい箇所だけになります。

ポリキャップは不使用。背部に大柄なガナ―ウィザードを装備していますが、若干後方に比重が掛かる程度で自立は安定しています。関節強度も高め。

MMI-M633ビーム突撃銃、MA-M8ビームトマホーク、ビームトマホーク用ビーム刃2種、平手指パーツ(左右)、握り手指パーツ(左右)、武器持ち手指パーツ(左右)、アクションベースマウントパーツ、ルナマリア・ホークフィギュアが付属。

ザフトやガナ―などのロゴが入ったマーキングシールが付属します。『MN』はミネルバのマークっぽいですね。

背部のガナ―ウィザードと左肩のシールドを外して全身。特別脚長でもないですが、全体的なプロポーションは整っています。

頭部。全体をメットで覆われたSEED系ザク特有の造形が再現されています。口元のダクトなども別パーツでの色分け。頭部の動力パイプはインサート仕様ではなく、1個パーツによる造形です。

モノアイはモールドにピンクシールを貼っての色分けで、パーツにはモノアイレールが造形されています。クリアーパーツはアンダーゲート仕様。メットを外して上部のレバーを動かすことでモノアイが左右に可動します。

胸部。各部がパーツで色分けされ、インテーク内部にはスリットモールドが造形されています。

コックピットはハッチが開閉可能。内部にはシートが造形され、パイロットスーツ姿のルナマリア・ホークフィギュアが内蔵されています。

胴体部は強度が高そうな内部フレームが造形されています。

腰部。各部がパーツで細かく色分けされています。腰の動力パイプもインサート仕様ではなく1個パーツ構成。

腰左右にあるハンドグレネードは脱着が可能。レバーなども細かく造形されています。内側は簡易的な作り。ハンドパーツと噛み合わせて見ましたが、保持できるようにはなっていないみたいですね。

フロントとリア―アーマーには裏打ちパーツが造形されていますが、部分的に肉抜き穴があります。サイドアーマーに裏打ちパーツはなく、くり抜き状態。股間部は前後にスライドし、脚部の可動域を広げることができます。

サイドアーマーは上部まで広く展開させることができます。アーマーのスリット入りダクトは塗り分けが必要です。

腕部。二の腕は前後挟み込みタイプで側面に合わせ目ができます。前腕は四方が別パーツ化され、合わせ目はモールド化されています。ハンドパーツは親指のみ可動し、残りの4指は組み換えるタイプ。

腕部内部フレーム。簡易的な造形になっています。

右肩のスパイクアーマー。スパイク先端まで細かな造形が再現されています。3個パーツの組み合わせで、合わせ目はモールド化されています。

左肩のアーマー。こちらも複数パーツの組み合わせで合わせ目はモールド化されています。

肩内部パーツの装甲は可動します。

左肩の対ビームシールド。モールドも適度に入り、厚みのある造形が再現されています。裏面には2基のビーム突撃銃用弾倉をマウント。裏面の端は肉抜き穴っぽい造形。

ボールジョイント型のアームはフレキシブルに可動します。ハードポイントの弾倉は脱着が可能。

脚部。肉厚な造形が再現されています。適度にモールドも入っていて、UCの高機動型ザクのような力強さを感じる造形になっています。

脚部も内部フレームが造形されています。外装が太めに造形されている割に、内部フレームはかなり細身。

大腿部は前後挟み込みタイプで部分的に合わせ目ができます。膝から下は四方パーツの組み合わせで合わせ目はモールド化されています。側面の動力パイプはインサート仕様。

アドバンスド・MS・ジョイントと同じ構造で、各部がフレキシブルに可動します。

下部のバーニアは少し上下可動し、内部は別パーツで色分け、造形されています。

内側の装甲は適度に可動します。外側の装甲もわずかに可動します。

側面のダクトもスリット入りパーツで色分けされています。

ソール部はそこまで凝った作りではないですが、裏面はモールド入りの別パーツで造形されていますし、つま先とかかとがそれぞれ可動します。

ガナ―ウィザード。リード線やメッシュパイプを交え、大型ビーム砲や専用エネルギータンクなどがMGならではの細かいパーツ構成で再現されています。

ガナ―ウィザードは3ダボ接続。固定強度はそれほど高くなく、サクッと取り外せます。ポージング時に外れることもないですね。

後部のスラスターは別パーツで色分けされ、少し上下に可動します。

 

専用エネルギータンク。本体部分はモナカ割構造ですが、合わせ目は段落ちモールド化されています。上下部は別パーツによる色分け。

M1500オルトロス 高エネルギー長射程ビーム砲。本体部分は左右挟み込みタイプで、部分的に合わせ目ができます。各部モールドやダクトパーツ類は分解できるので、比較的合わせ目消しはしやすいかと。各部のダクト内部などは塗り分けが必要です。

動力パイプはリード線とメッシュパイプによる再現。接続部はコネクタのつめのような造形になっています。

グリップは付け根だけで左右に可動できますし、基部パーツを展開させることでさらに柔軟に可動します。グリップは外れやすいので注意です。

フォアグリップも展開可能。

砲口部分や後部ストックを展開させ、上部のセンサー部を引き出してビーム砲射撃体勢に。

ビーム砲の接続アームは両付け根がボールジョイントで柔軟に回転可動し、連結部分もS字のように曲げることができます。

ウィザードの基部はメカニカルに造形されています。裏面は肉抜き穴っぽい造形に。

MGジム・コマンド(コロニー戦仕様)、MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと並べて。ジムなどと同じくらいの大きさ。ガナーザクウォーリアの全高は20.5mになります。ザクウォーリア単体だと17.19mと小柄。

特別比較対象になるものがなかったので、MGブレニフ・オグス専用ザクⅡやFⅡ型のキンバライト基地仕様と並べてみました。ガナ―ザクはかなりスタイリッシュな印象。プロポーションもいいですね。

HGのガナーザクウォーリア(ルナマリア・ホーク専用機)と比較して。プロポーションや細部の造形がかなり違っています。

肩部を左右で入れ替えて、ザクⅡのようなスタイルにすることもできました。肩部を組み換えるだけなので、変更は簡単。

頭部は上下、左右ともわずかに可動する程度。

腕はスパイクアーマーが干渉するため、左右で可動範囲が異なります。

肘は完全に折り曲げることができます。

肩は手前に引き出せますが、後方へは干渉するのであまりスイングできないようです。

上半身は適度に前後スイングします。

腰は少し浮かせることで360度回転が可能です。アクションベースへは、股間部に付属のジョイントパーツを取り付けることでディスプレイが可能です。パーツがパチンとはまり込むので、強度も高く、キットが安易に落下することもなさそうです。

腰アーマーが広範囲に可動するので、前後開脚もかなり広く展開させることができます。

膝はくの字程度まで可動。肉太な割に深くまで曲げることができます。

脚首も見た目によらず広めに可動します。

左右への開脚は水平にまで広く可動します。サイドアーマーも全く干渉しません。

内股の可動はごくわずかで、がに股は45度程度まで開くことができます。

立膝はきれいな姿勢でこなすことができました。

可動域の総括としては、頭部周りや肩などはやや不十分なところは見られますが、脚部は見た目によらず広く可動しますし、立膝なども柔軟にこなしてくれます。最新のキットらしく、様々なポーズに対応できるようになっているみたいですね。

MMI-M633ビーム突撃銃。適度にモールドが入っていて、情報量のある造形になっています。左右挟み込みタイプなので上下の一部に合わせ目ができます。

フォアグリップは可動式。ドラム型のビームマガジンは、引き出して倒すことで、収納状態にすることができます。マガジンは脱着が可能で、予備と交換できます。

リアアーマーの装甲を下げることでマウント穴が露出。

ビーム突撃銃をマウントすることができます。固定強度は高めで外れることなくポージングできそうです。ガナ―ウィザードと干渉することなく取り付けられますが、腰をひねると干渉して動きが制限されそうです。

MA-M8ビームトマホーク。2個パーツ構成で、部分的に合わせ目ができます。シールド内部への収納ギミックは無いみたいですね。

ビーム刃を取り付けた状態。細部まで作り込まれています。ビーム刃はブラックライトで照らしても発光しませんでした。

ルナマリア・ホークフィギュア。よく見るポーズで造形されています。ダークレッド成型色なので、塗装時は下地塗装が必要そう。

ビーム突撃銃を保持して。

グリップと指パーツが深めのダボ固定なので、保持に特別苦労はないかなと。保持強度もそこそこあるので、ストレスは感じることなくポージングできそうです。

脚首の可動域が広いのでしっかりと接地できて踏ん張れますし、モノアイが可動するので首があまり動かなくても表情が付きます。アクションベースで支えなくてもある程度のポーズが取れるのが嬉しいところです。

肩が引き出せるので、両手持ちもラク。手首が外れやすいので、その点は注意です。

ビームトマホークも軽装なのでラクに保持でき、取り回しもスムーズ。

長射程ビーム砲はなんとか保持てきている感じなので、あまり砲口の向きを変えたりするのは難しいかも。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。最新のフォーマットでランナーのパーツ配置もよく、組み立てもわかりやすいのでサクサクと組み立てられます。各部の強度も高くて取り扱いやすいですし、造形もいいので安定したディスプレイも楽しめます。

欠点のような部分はほとんどないですが、あえて言うなら、長射程ビーム砲のグリップを動かすと外れやすいので注意が必要かなと。長射程ビーム砲を保持したときに融通がききにくいので、構えるときはいろいろ模索する必要もありそうです。

プロポーションや細部の造形もHGとは違ってリアルさがありますし、よりかっこよく出来ています。流用するにも安定したキットを供給できそうなので、今後のバリエ展開も楽しみ。素組みの完成度が高く、あらゆる部分で優良なキットになっています。ガンプラ初心者にもオススメできる一体ですね。

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5 件のコメントがあります。

  1. 高井俊明

    on 2019年10月11日 at 12:12 - 返信

    ルナマリア・ホーク美人で可愛い❤

    • nori

      on 2019年10月19日 at 04:18 - 返信

      コメントありがとうございます!
      ルナマリア、可愛いですよね(//∇//)

  2. 匿名

    on 2019年11月22日 at 14:14 - 返信

    これ関節強度が未塗装を前提に作られてるから下手に塗装すると関節部分で捻じ切れるぞ
    特に手首部分

  3. 永遠の伍長

    on 2019年11月30日 at 22:20 - 返信

    はじめましてー。
    イザークのスラザクも出ることが決まったようですし、ディアッカの黒ガナーやレイのブレイズザクなども出ることを期待したいですね。
    プレバン限定だけどねんがんのMGのBインパルスも楽しみ!

    • nori

      on 2019年12月10日 at 09:59 - 返信

      コメントありがとうございます!
      SEEDのザク系はバリエが豊富ですし、それらが質の高いMGフォーマットでキット化されるのは嬉しいですね!
      どれだけキット化されるか楽しみです!

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