HGUC ガルバルディβ レビュー

今回は、HGUC 1/144 ガルバルディβのレビューをご紹介します!

HGUC ガルバルディβは、『機動戦士Zガンダム』に登場するMS『ガルバルディβ』の1/144スケールモデルキットです。シリーズ放映開始時期の1985年頃に発売された1/144、1/100ガルバルディβ以来のキット化で完全新規造形。ディテールを高密度化し、肩部サーベルラックや各部ギミックを採用するなど、アクション性も高く、スタイリッシュなプロポーションが再現されたキットになっています。価格は1,620円(税込み)です。

最新フォーマットでキット化されたHGUCガルバルディβ。まさにゲルググとギャンの特徴を兼ね備えたようなスリムな体型が再現され、柔軟な関節可動と極力合わせ目消しが不要な組合せのキットに仕上がっています。

成形色は濃淡のワインレッドでの構成。劇中のガルバルディβらしいカラーリングが再現されています。

腕部以外の関節部はほぼポリキャップを使用。ポリキャップはおなじみのPC-002です。関節強度は高く、足底も広いので自立はかなり安定しています。

頭部。旧1/144や1/100ガルバルディβとは少し違った幅広型で肉厚な形状に。パーツは上下分割で合わせ目は出ないような組合せになっています。

額上部にはスリットが入っていて、頬の動力パイプや後頭部(信号弾格納部?)は別パーツで色分けされています。モノアイは可動しません。モノアイシールには十字ラインが入っていますが、パーツにも十字のモールドが入っています。

頭部を外すと胴体上部パーツには細かいモールドが造形されています。動力パイプも別パーツ化されています。

胸部。薄型でモールド類も少ないシンプルな造形。中央の円形部は別パーツによって色分けされています。

左胸のカバーパーツは脱着可能。内部にはコックピットハッチが簡単にモールド化されているのみです。胸部の底はMGゲルググVer.2.0などのように別パーツ化されています。

腹部、腰部。こちらもモールドが多くないシンプルな造形。腰脇には円形のモールドが造形され、リアアーマーもワイドでゲルググに似たスカート型になっています。

サイドアーマーは動力パイプが別パーツによって色分けされ、リアアーマーにはバーニアが造形されています。バーニアは塗り分けが必要です。サイドアーマー下部のダクトもスリット入り。

フロントアーマーの裏面にモールドはなし。サイドアーマーも簡単な構成で、リアアーマーにのみ、適度にラインが入っています。

腕部。モールド類は少なめですが、、丸みのあるショルダーアーマーと角ばった腕部で構成されています。二の腕は筒型パーツで、前腕は複数パーツの組合せになっていて合わせ目はモールド化されています。

手首側は別パーツで色分けされ、側面のダクトとともに内部にスリットが造形されています。二の腕には別パーツを取り付ける造形になっていて、肘のダクトは内部はスリット入り、ダクトの縁には少し合わせ目があります。

ショルダーアーマー。前後挟み込みタイプですが合わせ目はモールド化されているのでわかりません。側面にはスリット入りのダクトが造形され、スリットの側面に合わせ目がくるようになっています。

肩の凸型パーツは脱着可能で、内部にはビームサーベルグリップを装備。このグリップは短いので、ビームサーベルをマウントして使用することはできません。内部のサーベルラックはグレーに塗り分ける必要があります。肩の凸型パーツは斜めにして取り付けておくことができます。

脚部。こちらもモールド類は少なめ。大腿部は前後挟み込みタイプで、側面の合わせ目は段落ちモールド化されています。膝から下は左右挟み込みタイプですが前部の合わせ目はモールド化され、後部の合わせ目は段落ちモールド化されています。膝の濃いワインレッドパーツは後部に少し合わせ目ができます。

膝前部のダクトにはスリットが造形され、膝内部にもスリットが入っています。

足首から下の部分は数個パーツの組合せで色分けされています。脚部のスカート内部は塞がれて内側が見えないようになっています。足裏は一個パーツでかかとに肉抜き穴ができますが、つま先部分はモールドの入った別パーツで塞ぐようになっています。

バックパック。本体部分は前後のモナカ割パーツで簡単な構成で、上下に部分的に合わせ目ができます。側面の円形モールドのみ別パーツ化されています。

モールド類は多めで各部が細かく造形されています。下部のスラスター内部にもスリットが入っています。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと比較してみました。HGとしては比較的大きめのキットです。

首と胴体の間に多少余裕があり、少し前後に可動するようになっています。

左右へは特に干渉すること無くラクに振ることができます。

腕部は肩パーツが引き出せるので、かなり広く上げることができます。これは素晴らしいですね。

後方へはそれなりですが、肩の引き出しギミックによって前側にはしっかりとスイングさせることができます。

前側、上側、引き出しと、かなり多方向への可動を考慮した構造になっています。

肘は前側へはしっかりと折りたたむことができますが、横側だと二の腕パーツが少し干渉します。

胸部パーツの付け根が適度に前後可動するので、少しだけ前かがみや胸を張るポーズなどが可能。腰は360度回転可能です。

胸は左右に少し振ることができます。

股関節も左右に振ることができます。

股関節パーツにアクションベースを差し込んでディスプレイします。

フロントアーマーは広く展開するので、前側への開脚は水平以上に。後方はリアアーマーが開かないですが、まずまず広がってくれます。

膝も多少アーマーが干渉するものの、広く曲げることができます。膝内部パーツは合わせ目が段落ちモールド化されています。

脚部スカート外装が干渉することもあって、足首の前後への可動はそれなり。

左右へも広く開脚することができます。これ以上に上げることもできますが、サイドアーマーが外れやすくなるので注意が必要です。

足首の左右への可動も脚部スカート外装が干渉するのでそれなり。

内股は股関節が干渉するので殆どできません。がに股はかなり広く可動し、後方へまで回すことができます。

立膝はまずまずな形になってくれます。

ビームライフル、シールド、ビームサーベル☓2、武器用ハンドパーツ(右)が付属。

ビームライフル。ストックの形状以外はゲルググのライフルと同型とのことですが、センサーなどの造形も違った新造武器のようです。

中央部が左右挟み込みタイプなので上下に合わせ目ができます。

砲口は開口され、センサーはピンクシールで色分けされています。

武器用ハンドパーツで保持。ハンドパーツに隙間はできず、しっかりと保持できるのでポージングがラクです。

シールド。濃いグリーンのシンプルな造形。中央の黄色いラインはシールによる色分けです。裏面は簡単な造形でモールドは少なめ。2発のミサイルを搭載しています。

前腕にシールドをマウント。しっかりと固定されるので外れることはありません。

シールドは組み替えて短くすることができます。ビームサーベルも抜けにくく、安定して保持ができました。

Mk-Ⅱが手元に無いので代わりにゼータを。

以上です。素組みでもほぼ完璧なくらいに仕上がっていて、大きな不満点もなくデザインバランスもいいので安心して楽しめますね。Zガンダムファンには嬉しい待望のHG化ということで、かなり思い入れの強い方もいらっしゃると思いますし、それに答えられるキットだと思います。

武器類が多くないので少し物足りなさも感じるかもしれませんが、可動域が広いことでポージングしていても様になりやすいですし、ラクにかっこいいポーズが再現できるのもいいですね。

ガルバルディβが発売されたということで、ガズアルやガズエルはもちろん、高機動型ガルバルディβやガルバルディαの開発にも繋げられそうなキットなので、ガンダムファンとしては期待したいですし、それによって楽しみが広がるのも嬉しいですね。

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2 件のコメントがあります。

  1. 匿名

    on 2018年6月17日 at 00:48 - 返信

    ガズアル、ガズエルは期待している。流用個所は意外と少なそうだけど頑張ってほしい
    最近リゲルグも出たので量産型キュベレイとかも来ないかなぁ

    • nori

      on 2018年6月19日 at 16:56 - 返信

      コメントありがとうございます!
      ガズアル、ガズエルはホントにキット化が楽しみです。期待したいですね!
      ZZ系のキット化は念願でもあるので、量産型キュベレイもぜひ期待したいです。REVIVEキュベレイを使えばできそうな気もしますしね。
      ガルバルディのように、1体発売されると同系機キット化への夢も広がるので、今後の展開が楽しみですよね!

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