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HG ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー] レビュー

今回は、HG 1/144 ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー]のレビューをご紹介します!

HG ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー]は、『ADVANCE OF Z ~ティターンズの旗のもとに~』より、MS『ガンダムTR-6[ハイゼンスレイII・ラー]』の1/144スケールモデルキットです。ガンダムタイプの頭部や腰部ブーストポッドを新規造形で再現。肩部メガ粒子砲などの付属武装のほかコンポジット・シールド・ブースターを装備するなど、迫力あるアクションポーズが再現可能なキットになっています。価格は6,490円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。

肩部にフルドドIIを装備し、白を基調としたカラーリングが特徴的なハイゼンスレイⅡのラー形態がキット化。2019年10月に発売されたHGハイゼンスレイⅡHGフルドドⅡ拡張セットをベースに、頭部や腰部ブースターポッドが新規造形で再現されています。

成型色はA.O.Z登場機のベースカラーであるダークブルーとホワイトがメイン。頭部や胸部などがカラフルに配色され、上半身はダークブルー、下半身はホワイトというヒロイックなカラーリングになっています。各部センサーなどはシールで補いますが、指先など細部は塗り分けが必要です。

ポリキャップはPC-001を使用しますが、PC-Aを股間部周りに数個使用するのみ。大部分は余剰になっています。大型機で長時間の自立が難しいため、HGでよくある組み換え式の台座を使用します。

HGハイゼンスレイⅡはなんとか自立できましたが、こちらはフルドドⅡを背負っているため重量が増しており、自立はほぼムリな状態でした。(股間部の強度によるため、自立の可否には個体差がありそうです。)

組み換え式の台座。ジョイントパーツは股間部に接続。しっかりと固定されます。MA形態に対応した支柱パーツも付属。

頭部をハイゼンスレイⅡと並べて比較。マスクがへの字スリットの入った顎付きガンダムタイプのものに変更されています。それ以外の部分は同じ。アンテナや額などが細かくパーツで色分けされています。頬の丸モールド内は赤く塗り分けが必要。

頭頂部のセンサーはグリーンのシールでの色分けです。メット部は左右挟み込みタイプですが、後頭部の合わせ目は段落ちモールド化されています。

胸部。形状、配色共にハイゼンスレイⅡと同じです。胸の丸モールドは丸枠などをグレーに、内部をレッドに細かく塗り分ける必要があります。

腹部はドラムフレームが造形されています。

腰部をハイゼンスレイⅡと並べて。前面に小型のブーストポッドが新造されています。

ブーストポッドは被せるように固定されているので、ラクに脱着が可能です。外すと通常のフロントアーマーが露出。V字マーク周りはシールでの色分けで、左右の赤いモールドは塗り分けが必要です。ブーストポッド左右のセンサーはグリーンのシールでの色分けで、裏は大部分が肉抜き穴になっています。

表面の装甲は組み換え式で配置変更が可能。内部のメガ粒子砲が露出します。メガ粒子砲砲口は塗り分けが必要です。

ブーストポッドの付け根は回転可動します。

股間部はアームなどが細かく造形され、後部のバインダーやフロントアーマーなどが変形用に広く展開可能です。腰部にも腹部と同じようなドラムフレームを装備しています。

大柄なテールバインダーはダクト周りなどがパーツで色分けされています。少し左右にも可動。背部上部にはヘイズルⅡ、下部にはウーンドウォートのブースターポッドを装備。

腕部の形状はハイゼンスレイⅡとほぼ同じです。

複雑な構造になっていて、通常通りの二の腕や前腕の上下、ロール可動などといった人体らしい動きに加え、さらに前腕に内蔵されたウーンドウォートの腕部を引き起こしたり、ロール可動させたりすることができます。

肩部はHGフルドドⅡ拡張セットに付属している拡張パーツを使い、肩メガ粒子砲やマルチアームユニットを取り付けます。

脚部。ウーンドウォートの拡張版のようなスタイルです。

脚部は大腿部と膝下部に分離が可能。膝下部はさらに後部スタビライザーやソール部などに細分化可能です。

大腿部は幅広く展開が可能。

内部にはウーンドウォートの脚部が格納されており、スタビライザーなどが展開可能です。(完全に展開させることはできません。)

膝下の部分はスタビライザーやつま先など、各部が細かく展開、可動します。

ソール部は組み換えることで長さ調整が可能です。

肩部ユニット(フルドドⅡ)。クロー・ユニット(左肩はスラスター・ユニット)、マルチアームユニット、肩メガ粒子砲、ウインチキャノンを装備した複合武装になります。肩メガ粒子砲以外はHGフルドドⅡ拡張セットに付属しているものと同じ。

クロー・ユニット。先端のハッチは開閉可能で、ドラムユニットを持つ本体部は前後にスライド可能です。

マルチアームユニットは各部がフレキシブルに可動します。

ユニットの接続口は十字型になっていて、90度角で固定することができます。回すと破損しかねないので、一旦抜いてから角度を変えます。アームはスライド固定するタイプで、HGヘイズル改などに付属するシールドやシールドブースターも保持が可能です。

ウインチキャノン。特徴的な形状の武装です。

後部の羽は可動式。表面の白い装甲パーツの位置を組み換えることで、キャノン発射形態にすることができます。

HGハイゼンスレイⅡと並べて。肩にフルドドⅡを、腰にブースターポッドを装備しているぶん、ハイゼンスレイⅡ・ラーのほうがサイズ感があります。どちらもそれぞれ良さがありますが、カラーリングがガンダムタイプということもあり、ハイゼンスレイⅡ・ラーのほうが映える感じがありますね。

ハイゼンスレイⅡ・ラー本体の各部可動域については、HGハイゼンスレイⅡと同じなのでそちらのレビューをご参考くださいm(_ _)m

⇒HGハイゼンスレイⅡ レビュー

コンポジットシールドブースター✕2、リード線✕2、コンポジットシールドブースタークローモード用脚部パーツ✕4、平手(左右)が付属。

変形時に使用する組み換えパーツやディスプレイ用パーツが付属します。

その他、HGフルドドⅡ拡張セットに付属するジョイントパーツも付属。このキットの他にHGフルドドⅡ拡張セット(別売り)を用意し、画像左下のジョイントパーツを使えばハイゼンスレイⅡ・ラー第2形態も再現可能です。

別売りのHGウーンドウォートや他のキットに取り付けてキットを拡張することも可能です。説明書には「ご自由にお使いください。」と記載されています。)

さらに余剰でHGウーンドウォート用のパーツも付属します。

HGハイゼンスレイⅡやHGフルドドⅡ拡張セット用のマーキングシールが付属。

コンポジットシールドブースター。HGウーンドウォートから付属する主兵装になります。ロングビームライフルやウィンチユニット、ヒートブレード、シールドなどの要素を持つ複合武装。組み合わせるパーツ数も多く、しっかりとした作りになっています。

ロングバレルは脱着が可能で、ダークブルーの部分はシールによる色分け。シールは折り曲げて貼るため、浮き気味になりがちなので注意です。本体上部のセンサーは引き起こしが可能。センサーの表面はグリーンのシールでの色分けです。

裏面グリップは前後に可動。後部の蛇腹状アームも前後、回転などフレキシブルに可動します。クローユニット用の脚部パーツは分解可能。

コンポジットシールドブースターを2本使って、ハイゼンスレイⅡ・ラーお決まりのポーズっぽく再現。

ハイゼンスレイⅡと同じく腕部の可動やグリップの角度によって向きが制限され、射撃ポーズなどが取りにくいのが難点かと。ですが保持するだけで十分な迫力が出ます。

あまりグリグリ動かしていると、肩のジョイントパーツが外れてフルドドⅡごと落下することがあるので注意です。(そんなに固定強度は弱くないです。)あと、浮かせた状態だと大腿部の付け根が抜けてしまうこともあるので、その点も注意。ですがポージング時に不自由さを感じたのはそれくらいで、全体的にはぽろりも少なく、割とすんなりポーズが決まりました。大柄なキットで各部が干渉しやすいので、そんなに派手なポーズは難しいかもですね。

ウィンチキャノンは前面に展開が可能。回転させるときは基部を少し引き抜いて、浮き気味にしてから回します。

コンポジットシールドブースターをクローモードで。昆虫のような独特のスタイル。蛇腹状アームを前腕に取り付け、付属のリード線を接続することで有線攻撃シーンの演出が可能です。

上半身を変形し、Gトップ・ファイターに。軽装なスタイルです。下部のコンポジットシールドブースターが抜け落ちやすいので、その点は注意してディスプレイさせる必要がありそうです。

台座にコの字型支柱が付属しているので、コンポジットシールドブースターを交わすようにしてディスプレイさせることができます。

変形方法はハイゼンスレイⅡやHGフルドドⅡ拡張セットと同じです。変形方法を確認したい場合はそちらのレビューをご参考くださいm(_ _)m

⇒HGハイゼンスレイⅡ レビュー
⇒HGフルドドⅡ拡張セット レビュー

前方上部のメガ粒子砲はハッチが開閉可能。砲口が露出します。

アクションベースやスタンドへは、ジョイントパーツに3.0mm軸を差し込んでのディスプレイとなります。軽量なのでディスプレイしやすいです。

ハイゼンスレイⅡのGトップ・ファイターと並べて。成型色が異なるだけですが、ハイゼンスレイⅡ・ラーのほうが白が入っているので締まった感じもします。

続いて下半身を変形させたGボトム・ファイター。全体的にかっちりとした組み合わせになっていて、形が崩れることなくディスプレイできます。

ハイゼンスレイⅡのGボトム・ファイターと並べて。ハイゼンスレイⅡ・ラーのほうは全体がホワイトになっているため、ハイゼンスレイⅡのものとは差別化ができています。A.O.Z機らしくてどちらもいいと思います。

重量があるので、あまり支柱の細いスタンドだと不安定になるので注意です。

こちらも3.0mm軸を差し込んでのディスプレイとなります。専用のジョイントパーツを使ってホールドされるので、ディスプレイも安定。

GトップファイターとGボトムファイターを組み合わせてMA形態に。超重量級のモビルアーマーになります。

フォートレスタイプの巨大モビルアーマー。ハイゼンスレイⅡとの違いは、中央下部に白い小型のブーストポッドを装備し、左右にフルドドⅡを装備している点です。

こちらもボトムファイターが基礎となっているため、固定強度が高くディスプレイしやすくなっています。ただ重量があるので、アクションベースにディスプレイさせる場合は落下などに注意が必要です。場合によっては、重量で3.0mm軸が折れてしまうかも。

さらにHGフルドドⅡ拡張セット(別売り)を取り付け、ハイゼンスレイⅡ・ラー第二形態のMA形態に。フルドドⅡの成型色が違うのでイマイチなところはありますが、さらにハイゼンスレイⅡ・ラーがさらにパワーアップし、超ド級のスタイルになります。

左右にクローユニットとスラスターユニットを装着するだけなので、重量はハイゼンスレイⅡのMA形態と大きく変わりません。

ユニットの圧倒的な存在感。

そしてハイゼンスレイⅡ・ラー第二形態でお決まりのポーズ。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。重量感ある形状に加えてヒロイックなカラーリングが印象的。両肩のフルドドⅡもバランスよく装備されていますし、迫力のある大型機としての存在感が十二分に味わえるキットになっていると思います。MA形態も固定強度が高く取り扱いやすいですし、完成度は高いですね。

欠点はハイゼンスレイⅡから変わらずで、ポージングした状態でのディスプレイが難しいということかと。コンポジットシールドブースター攻撃的な演出がしにくかったり、ハンドパーツも経年劣化でバラけやすくなる可能性があります。

ただ、コンポジットシールドブースターを2基使ったお決まりのポーズはかなり様になりますし、ディスプレイさせるだけでも十分なかっこよさがあります。コンポジットシールドブースターのクローモードも特徴的な演出が出来ますし、なにより本命の白いハイゼンスレイⅡが手元で楽しめるのが嬉しいですね。

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9 件のコメントがあります。

  1. 匿名

    on 2020年2月20日 at 15:20 - 返信

    腹のユニットはどうなんだろうっ!?ww
    このモビルスーツ群のうりは各部が高度にユニット化されてて、そのユニットを様々に組み合わせる事による領域支配の筈なのにプロポーションの関係で小型化するのは違う様な気がするっ!w

    • 匿名に対して

      on 2020年2月22日 at 19:47 - 返信

      わざわざ見に来てデザインそのものに文句付けるのはおかしいでしょ
      これで商品化したのはバンダイ側なんだし
      そもそもモビルスーツであっても集合体では無いんだから群は付かないし
      やたらとwばっかり使って見てる側も不快だって分からないならコメントなんてするんじゃないよ

  2. 匿名

    on 2020年2月26日 at 08:19 - 返信

    それはバンダイか主さんが言う言葉でお前が他人のスレで代弁する必要は無いっ!ww
    いちいち人の意見に否定的な意見で返すあなたの方が不快だっ!!

    • 匿名

      on 2020年7月3日 at 02:24 - 返信

      自分の意見にケチ付けられたからってお顔真っ赤でわざわざ言い返しに来なくていいから…(良心)

      あと性格出てんぞ

    • 匿名

      on 2020年10月2日 at 09:10 - 返信

      話し方もそうだしwとか使ってキモい奴だな。文句あんなら見に来んな。

    • 匿名

      on 2020年10月2日 at 09:13 - 返信

      ウインチキャノンで吹き飛ばすぞ

  3. shio

    on 2020年2月28日 at 01:36 - 返信

    ハイゼンスレイⅡを作って変形させたときも思ったけど、変形した時のつま先ってどこに行ってるの?

    • 匿名

      on 2020年3月1日 at 22:55 - 返信

      ウーンドウォートの差し替えパーツから想像がつくかと思うけど元々非常に複雑なフレーム群で出来てる構造なので流石に再現は不可だから省略された形になってる
      つまり同じTR-6系のこれもただ変形出来るだけじゃなく更に複雑な構造だから本来なら変形して収納されてるんだけどそれが単純に省かれて余剰扱いになる仕様にしてるんだよ

  4. ポン

    on 2020年5月16日 at 12:47 - 返信

    リアスカートの違う絵があるがあれは何?

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