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HG エールストライクガンダム レビュー

今回は、2002年11月に発売されたHG 1/144 エールストライクガンダムのレビューをご紹介します!

HG 1/144 エールストライクガンダムは、『機動戦士ガンダムSEED』に登場するMS『エールストライクガンダム』の1/144スケールモデルキットです。スタイリッシュなプロポーションのストライクガンダムに加え、特徴的なエールストライカーが付属。価格は1,296円(税込み)。

HG SEED最初にキット化されたHGエールストライクガンダム。主人公『キラ・ヤマト』が様々な戦績を上げた機体です。2014年にREVIVE版のエールストライクガンダムが発売されましたが、こちらは旧キット版になります。

全体的に左右挟み込み箇所が多く、合わせ目が多いですが、部分的な色分けはまずまず。シールでの色分け箇所もそれほど多くなく、適度な完成度を持っています。

ポリキャップ(PC-123プラス)を各部に使用しているので、各部強度は高め。エールストライカーを背負っていますが、接地もしっかりとしているので比較的安定して自立してくれます。

頭部。主役機ということもあってかなりのイケメンフェイス。バランスのいい造形が再現されています。バルカンや左右のダクトなどは色分けが必要です。前後パーツの組み合わせなので、真横に合わせ目ができます。

胸部から腰部。青、赤、白の成型色でバランスよく色分けされています。上部一部の装甲やエアインテーク内部はグレーで塗り分けが必要です。中央2ラインはグレーのシールでの色分けです。

腰アーマー裏はシンプルでモールドはありません。

腕部。二の腕は筒型、前腕は左右挟み込みタイプで前後に合わせ目ができますが、肘が分離できるので合わせ目消しはしやすいです。

ショルダーアーマー。部分的にグレーで塗り分けが必要です。かなり肉厚な造形ですが、塗装すれば少しスリムに見えるかも。肩内部パーツも挟み込みタイプで合わせ目ができます。

脚部。内外パーツによってメカニカルな造形、色分けが再現されています。

大腿部、膝から下共に左右挟み込みタイプなので、大腿部は前後に、膝から下は部分的に前後に合わせ目ができます。

足首から下の部分。シンプルな組み合わせですが、足裏は別パーツで蓋をするようになっています。

エールストライカー。パーツによって細かく色分けされ、REVIVE版と比べてもそこまで差はない印象。上部のウイングは赤い部分がシールによる色分けです。サーベル柄マウント部は可動ギミックはありません。

後部スラスターは別パーツで色分けされ適度に造形されていますが、内部まで細かい造形はありません。下部のスラスターはポリキャップ接続で、前後左右に適度に可動します。

エールストライカーの接続はポリキャップダボ1箇所ですが、周りの造形によって組み合わせがしっかりとします。(エールストライカー本体部がしっかりと組み合わさってないですね;)

REVIVE版のHGCEエールストライクガンダムが手元にないので、ベースになっているHGBFトールストライクガンダムグリッターのトールストライカーと比較して。(トールストライカーはエールストライカーと同じ形状です。)

HGBFトールストライクガンダムグリッターと並べて。部分的な造形などが違うため比較し難いかもしれませんが、プロポーションは全く違います。(この全高差は何なのか・・・;ちなみにストライクガンダムの全高は17.72mです。)

ただ、旧キットのほうが関節強度は高いですし、自立もかなり安定しています。(トールストライクガンダムグリッターはショルダーユニットを外しています。)

以前レビューしたHG 105スローターダガーと並べて。背面のエールストライカーは同じものです。もちろん本体部分の形状は全く違いますが、エールストライクガンダムのほうが自立が安定します。

頭部はわずかに上向きにできる程度。もう少し上げられますが、エールストライカーが干渉するので少し戻ってしまいます。左右へも干渉するので真横にまでは可動できないようです。エールストライカーを外すと真横にまで可動します。

腕部は水平程度にまで上げることができます。肘は90度程度まで。胸部から接続部が伸びているため、肩の前後スイングはありません。

胸部や腹部に可動ギミックはなく、上半身のスイング可動はありません。腰は360度回転可能です。説明書にアクションベースディスプレイの記載はないので、おそらくアクションベースに付属のコの字パーツで股部を挟んでディスプレイするようになるかと。

フロントアーマー適度に可動するので、前後開脚はまずまず広めに可動します。

膝は90度程度まで。

足首が2箇所で可動するので、前後へは広めに可動します。左右へも適度に可動。

股間部がボールジョイント接続なので、左右への開脚はハの字程度です。

内股、ガニ股も45度程度の可動です。

若干つま先が伸びた形にはなりますが、割ときれいな姿勢での立膝が可能です。

可動域の総括としては、広めに可動する部分と全く可動しない部分とがはっきりとした構造になっています。さすがにREVIVE版にはかないませんが、当時のキットとしてはよく動くように作られているのではないでしょうか。

持ち手付きのビームサーベル、57mm高エネルギービームライフル、対ビームシールドが付属。

57mm高エネルギービームライフル。本体部分は左右挟み込みタイプで上下に合わせ目ができます。

センサーは塗り分けが必要で、フォアグリップは左右に可動します。

対ビームシールド。2枚パーツの組み合わせで簡易的なので、表面イエローやホワイトなど大部分を塗り分ける必要があります。裏面もモールドこそ造形されていますが、グリップなども一体化しているので、造形的には物足りないかも。(ジョイントパーツを取り付けています。)

対ビームシールドはジョイントパーツによって前腕の装甲に挟み込んで固定させます。保持強度はまずまず。特別外れやすいということもなかったです。ジョイントパーツを差し替えることで後部に配置させることもできます。

57mm高エネルギービームライフルと対ビームシールドを装備して。57mm高エネルギービームライフルはグリップが細めでハンドパーツで挟んでもスカスカですが、手首にはめると不思議と強度が高くなり、ふらつくことなく保持できています。

ポージング時は57mm高エネルギービームライフルがふらつきやすいので、手首をしっかりと差し込んで保持させるなどしたほうがいいかもです。

肩の前後スイングはないですが、57mm高エネルギービームライフルの両手持ちは思いの外ラクにできました。

ビームサーベルはハンドパーツと一体型で塗装も必要です。昔のキットではよくあるスタイルですが、もったいない感じはありますね。持ち方は悪くないかと。

関節がそれほど可動しなくても、エールストライカーが結構派手なので、ちょっとしたポージングでも様になります。

以上です。このキットは2011年に若干のパッケージデザインや成型色を変え、アクションベース用パーツの追加してリニューアルされています。(レビューキットはリニューアル前のもの)

流石に2015年に発売されたREVIVE版に比べるとプロポーションや細かい造形、可動域などは劣ります。ですが、主役機と言うこともあって造形は優秀。ちょっとしたポージングでも様になってしまう魅力を持っています。

合わせ目など部分的な古さこそありますが、ポージングを見るとまだまだ捨てたものではないという部分も感じられますし、懐かしさやこのキットの味を感じつつ楽しむのもいいですね。

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4 件のコメントがあります。

  1. 774

    on 2019年2月13日 at 14:34 - 返信

    これまた懐かしいキットが出てきましたねぇ
    (しかも2011年から切り替わったリマスター版ですらないとか…)
    定価は1200円で、当時デュエルガンダムアサルトシュラウドと同日発売でした。
    オススメは定価1000円のバスターです

    • nori

      on 2019年2月13日 at 21:01 - 返信

      コメントありがとうございます!
      2002年なんて今だとかなりの年代物って感じがありますよね~;
      でも値段もお手頃で、構造なんかもそこまで悪くないというなかなかなキットです。
      バスターはまたそのうちレビューできたらと思うので、その時はお楽しみにです^_^

  2. 匿名

    on 2019年2月25日 at 19:51 - 返信

    とても懐かしいですね。発売された当時は小学生とかそこら辺だったので今みたくかっこよさげなポーズとって飾るではなく、その頃はとりあえずガチャガチャ動かして遊ぶ頃だったので肩が磨耗しきってプラプラになったのを覚えてます。

    • nori

      on 2019年2月28日 at 00:36 - 返信

      コメントありがとうございます!
      やや年代物なキットなので、今のHGCEに比べるとディテール、プロポーションなどは劣る部分があります。
      ですが強度ではこちらのほうが上なので、ブンドドなどをするには良いキットなのかなと思います。破損も少なそうですしね。
      それでもプラプラになってしまったのは、かなり愛着があるキットだったんですね^_^

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