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1/100 ガンダムバルバトス レビュー

今回は、2015年11月に発売された1/100 ガンダムバルバトスのレビューをご紹介します!

1/100 ガンダムバルバトスは、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』に登場する主人公機『ガンダムバルバトス』の1/100スケールモデルキットです。エイハブ・リアクターを含むガンダム・フレームを劇中の設定通りに再現。スライド機構による展開・収納を再現した滑空砲、バックパックに懸架可能な太刀など、ギミックも充実した武装類が付属します。価格は2,750円(税込み)。

主人公の『三日月・オーガス』が搭乗する近接戦仕様のモビルスーツ『ガンダムバルバトス』が1/100スケールでキット化。組み立て式のガンダムフレームに、外装パーツを被せることで構成されています。肩に曲型のアーマーを装備した第4形態。

成型色はガンダムタイプ特有のトリコロールカラー。頭部や胴体周り、ソールなどがパーツで色分けされています。各部にある特徴的なマークや肩のイエローライン、かかとなどをシールで補います。

関節の大部分はパーツによる組み合わせですが、部分的に専用のポリキャップ(PC-212)を使用し、各部強度は高め。自立は安定しています。

俯瞰。

外装を外してガンダムフレームを確認。胸部にエイハブ・リアクターを2基装備し、腹部にはシャフトシリンダーが造形。全体的に人体の骨格を意識したような作りになっています。

ガンダムフレームの成型色はダークグレーのみ。部分的にゴールドのシールで補います。

ガンダムフレーム各部を簡単に。

頭部。メカニカルな造形が再現されています。左右挟み込みタイプで中央に合わせ目ができます。

ツインアイはグリーンのパーツでの色分け。ブラックライトで照らすと発光します。

胴体部。エイハブ・リアクター、腹部シリンダーシャフト、背部動力パイプなど、密度感ある造形が再現されています。背部首元の動力パイプはポリキャップと同素材。胸の装甲やリアアーマーはゴールドのシールでの色分けです。

腕部も細身ですがメカメカしい造形が再現されています。

脚部。表面はプレーンですが、背面は情報量の多い造形になっています。大腿部の付け根やスネはシールでの色分けです。

各部とも可動域がかなり広く、柔軟性があります。

立膝は関節位置の関係上やや難しめ。

頭部。ガンダムフレームの一部が露出し、左右のダクトや顎など細部が細かく色分けされています。後部はガンダムフレームがむき出しの状態。アンテナの先端は安全加工が施されています。

胴体部。エアインテークなどの胸部周りや腰まわりなどがパーツで鮮やかに色分けされています。胸部中央のマークはピンクのシールでの色分け。

サイドアーマーやリアアーマーもパーツやガンダムフレームの露出により色分けされています。腰アーマーは、リアアーマー裏がガンダムフレームの関係で整った形になっています。

腕部。細身ですが、程よい装甲と部分的に露出するガンダムフレームによって、頑丈さと柔軟性を併せ持つような造形になっています。

ガンダムフレーム各部に外装を被せていく仕様なので合わせ目はありません。

ショルダーアーマーは白成型色の3個パーツ構成とシンプル。マークや黄色いラインはシールでの色分けです。左右の組み合わせで一部合わせ目が露出します。

脚部。こちらも細身ではありますが、力強い装甲を纏った特徴的な造形が再現されています。装甲各部は比較的モールドが少ないプレーンな造形。膝のマークはピンクシールでの色分けですが、その下のダクトはパーツで色分けされています。

大腿部は装甲パーツで前後から挟む構造になっていますが、側面の合わせ目は段落ちモールド化されています。スラスターもパーツで色分けされています。

ソール部。爪が造形されるなど、獣感が出ていて身軽な印象。かかとの赤い部分はシールでの色分けです。

バックパック。形状的にはシンプル。側面の黒い装甲はパーツ、下部の黒いラインはシールでの色分けです。一部塗り分けが必要です。

バックパックは2ダボ接続。固定強度はそれほど高くはないですが、軸が長めなのでスルッと入り込んで外れにくいです。

中央のスラスターは展開が可能。左右の装甲は脱着が可能で、内部はグレーに塗り分ける必要があります。

MGジム・コマンド(コロニー戦仕様)、MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと並べて。大きさはMGジムなどとあまり変わらず。ガンダムバルバトスの全高は18.0mです。

頭部は適度に上げ下げすることができますが、赤い顎パーツが干渉したりするので、ガンダムフレーム素体と比べると可動域は狭まっています。左右へはラクに可動します。

腕はショルダーアーマーを交わすようにすればY字程度まで上げることができます。あまり上げすぎるとショルダーアーマーが外れるので注意です。肘はV字程度までの可動となります。

上半身は適度に前後スイングが可能です。

さらに左右にスイングすることもできます。腹部のシャフトが伸縮するなど、表現力も高め。

腰の回転は、アーマー類の干渉が多く、少しひねられる程度。ただ、多少外れやすくはなりますが、少し浮かせることで360度回転が可能です。浮かせてディスプレイさせる場合は、アクションベースに付属のコの字パーツを使ってのディスプレイとなります。コの字パーツを深く差し込むことで、キットが傾くこともなくディスプレイできそうです。

多少干渉によるぎこちなさはありますが、前後開脚は水平程度にまで展開が可能でした。

膝は深くまで曲げることができます。膝内部はメカニカルな造形。膝装甲に裏打ちパーツは造形されていません。

足首は伸ばす動きはあまりできないですが、つま先を上げる形は広く可動します。左右への可動は45度程度まで。

左右への開脚は水平程度までと、広く展開が可能です。

つま先は適度に角度変更が可能。

内股は45度程度まで。がに股は水平以上に広く展開が可能です。

立膝はガンダムフレームからあまり変わらずで、関節の配置バランスの関係できれいな姿勢での再現は難しいようでした。

可動域の総括としては、外装パーツを被せたことにより、ガンダムフレームの幅広い可動が多少制限されています。ですがそれでも柔軟性はあるので、躍動感あるポージングは十分に再現可能かと。

太刀、滑空砲、武器持ち手(左右)、太刀ジョイントパーツ、滑空砲ジョイントパーツ、バックパック用パーツ(アームパーツ2種、装甲パーツ4個)が付属。

太刀。2個パーツを左右で組み合わせる構造で、埋め込むタイプなので合わせ目はモールド化されています。

グリップにはダボがあり、ハンドパーツでしっかりと保持できます。鍔の部分は白く塗り分けが必要です。

刃の中間部にはマークが入っています。

マウントパーツを使うことで、バックパックに装備可能です。

滑空砲。砲身を折りたたんだ収納形態です。

本体部分は挟み込みタイプで、全体的に合わせ目ができます。一部は端でモールド化。

収納時、本体と砲身はダボで固定。ダボ穴がある砲身中間部は白いシールでの色分けです。

砲身をスライドし、本体内部にスライドレールを押し込むことで、滑空砲の展開状態を再現します。

滑空砲を展開した状態で。かなりのロングサイズになります。

バルバトスと並べて。

砲口は白いシールでの色分けです。砲身も左右挟み込みタイプなので合わせ目ができます。

砲身下部の60mmマシンガンは付け根がスライド可能。一部が白いシールで色分けとなります。グリップも左右に可動します。

付属のジョイントパーツを取り付けることで、滑空砲をバックパックに装備可能です。

背部に太刀と滑空砲を装備して。少し後方に比重がかかりますが、自立にそれほど影響はないようです。

近接戦闘を得意とするバルバトスだけに、打撃系のポーズをさせるとかなり様になります。腰を回す時に上半身を浮かせるようになりますが、浮かせると上半身が外れやすいので、あまり深く腰をひねるのは難しいかも。あと、肩装甲が外れやすいので注意です。

太刀の保持はグリップの中間でダボ固定するようになっていますが、両手持ちさせる場合はダボから外し、上下を掴んで持たせるようになりそうです。

可動域が広めなので、躍動感あるポーズが再現できます。

バックパックにアームやパーツを組み換えて展開状態に。2本のアームは長さが少し違っています。

各部がフレキシブルに可動するので柔軟な展開が可能です。

展開した状態で滑空砲を装備します。

滑空砲のグリップが左右に可動し、バックパックのアームも柔軟なので、ラクに構えることができます。

適当に何枚かどうぞ。

以上です。比較的近年のキットということもあって、プロポーションもいいですし造形もシンプルで、劇中のガンダムバルバトスが忠実に再現されていると思います。ガンダムフレームも柔軟に可動し、外装を簡単に被せるだけで完成するという組み立てやすさも魅力的。

欠点的なものもほとんどないですが、比較的ショルダーアーマーが外れやすのと、腰が干渉しやすく、ひねる動きがやや不安定かなという印象。どちらも些細なことなので、ポージングさせて楽しむにも大きな影響はなさそうです。

12月にはMGのガンダムバルバトスが発売になりますが、この1/100シリーズもまだまだ捨てたもんじゃないですね。安価でシンプルなものを楽しみたいなら、こちらをチョイスするのもありなのではないでしょうか。

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9 件のコメントがあります。

  1. 匿名

    on 2019年11月7日 at 19:16 - 返信

    メイスを装備させたかったら第6形態を買ってね!と言うのはうーんな気もします

    • nori

      on 2019年11月8日 at 04:09 - 返信

      コメントありがとうございます!
      そうなんですよね、第6形態を売るためにあえてつけなかったみたいな・・・;
      第6形態にはレンチメイスが付属しているので、普通のメイスはこちらにつけても良かったような。

  2. 匿名

    on 2019年11月7日 at 22:36 - 返信

    よく見ると平手と武器持ち手で指の節の数が違うんですね

    • nori

      on 2019年11月8日 at 04:11 - 返信

      コメントありがとうございます!
      なかなか細部まで見てらっしゃいますね!
      平手のほうは関節が1個奥ばっているみたいに造形されています。
      武器などを握るときに、引き出し展開するようになっているのかも。

  3. ウーンドウォートが好き

    on 2019年11月9日 at 18:08 - 返信

    せめてゲート処理はやったほうがいいと思うんです

  4. 匿名

    on 2019年11月11日 at 11:58 - 返信

    開発時は刀がメイン装備になる予定だったらしいぞ
    本編見て急いでメイス用意して第六に付けたって

    • nori

      on 2019年11月19日 at 10:00 - 返信

      コメントありがとうございます!
      なるほど!そういえば当初、そういったことがあったような、自分の記憶にもなんとなく残っているような・・・;

  5. 梵天丸

    on 2019年11月11日 at 12:32 - 返信

    いつも拝見しています。素組みの動きなど参考になります。今バルバトス作成中です m(_ _)m

    • nori

      on 2019年11月19日 at 10:00 - 返信

      コメントありがとうございます!
      参考にしていただき感謝ですm(_ _)m
      制作頑張ってくださいね!

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