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ガンプラの製作・塗装工程② 素組み(パチ組み)・分解時の注意点

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箱の中身、ランナー、説明書などの梱包物を一通り確認したら、いよいよガンプラを組み立てていきます。

説明書通りに組み立てることで、そのガンプラがどういった構成になっているのか、どのようなギミックを持っているのか、どのような可動をするのかなど、様々なことがわかってきます。

そしてなんといっても、1つのキットとして出来上がるという楽しみがあります。

もちろん素組み(パチ組み)のまま組み立てを終了し、その姿を楽しむのもいいですし、さらにワンランク上を目指して塗装するのもいいでしょう。

ですがせっかくガンプラに関心があるのに、素組みそのままというのも少しもったいない気がします。できれば塗装して、綺麗なガンプラを創りあげたいものです。

なので、塗装してキレイに仕上げたいなら、素組み(パチ組み)の段階でも組み合わせなどを確認しながら組み立てることを心がけましょう。

 


■組み立て開始

◯パーツをランナーから切り取る

キットを組み立てるときは、ランナーからパーツを切りとってから組み立てます。

この時に必要なのはニッパーです。ガンプラ製作時には欠かすことのできない必須アイテムですが、このニッパーも当然切れ味のいいものを使いたいところです。

人気なのはアルティメットニッパーという少しお高めのニッパーですが、そこまで良いアイテムを使うのはもっと完成度の高いガンプラを作れるようになってからでもいいかと思います。

なので、ガンプラ初心者の方であれば、比較的お安く入手できるニッパーで十分でしょう。自分はタミヤの薄刃ニッパーを使っています。

ゴッドハンド SPN-120 アルティメットニッパー 5.0
タミヤ クラフトツールシリーズ No.35 薄刃ニッパー 74035
フジ矢 スモールニッパ 110mm 刃部鏡面仕上げで切れ味抜群
ゴッドハンド SPN-120 アルティメットニッパー 5.0
タミヤ クラフトツールシリーズ No.35 薄刃ニッパー 74035
フジ矢 スモールニッパ 110mm 刃部鏡面仕上げで切れ味抜群 より線Ф2.0まで切断可能 MP4-110

ランナーからパーツを切り出すときは、少しゲートを残した状態でカットします。

そうすることで、パーツの破損や変形を防ぐのです。ギリギリでカットした場合、切った時の衝撃やランナーの重さなどから、パーツを傷つけたり削ってしまったりすることがあります。

なので、ゲートは少し手前のところを切り取ります。そしてパーツへの負担を軽減させてから残りのゲートをカットします。残りのゲートをカットするときも、パーツを傷つけないよう慎重にカットしておきます。

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パーツの際まで切り取ったら、デザインナイフでキレイに整えておきます。

デザインナイフは初心者には少し取り扱いにくいアイテムなので、ここでムリに使う必要はありません。ニッパーでパーツを傷つけないよう、残りのゲートを切り取っておけばOKです。

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◯素組み(パチ組み/仮組み)をする

説明書を見ながら、そしてワクワクしながらガンプラを組み立てていくわけですが、塗装をするのであれば、組み立てた後に再びバラしていくことになります。

なので、組み立ている時に、組み合わせがしっかりとしているか、組み合わせがきつすぎないか、関節が弱くないか、色分けされていない箇所はどこかなどを確認しながら組み立てていきます。

このように、分解して塗装する前に一度組み立てて確認しておくことを『仮組み』といいます。

もし組み合わせがきついようであれば、少しダボ穴をピンバイスで広げたり、斜めに切り取って組みやすくしたりといった対処が必要になります。※ダボ穴・・・・パーツどうしを組み合わせるための、筒型の穴

穴を広げたりダボ穴をカットしたりする作業は、パーツとの組み合わせをしっかりと確認した上で行います。

むやみに行っていると、ゆるゆるになってしまった、切る必要のないところを切ってしまった、カットした箇所が外側から見えてしまっているなどといったことにもなりますので、慎重に行っていきます。

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■分解

◯分解する

塗装するために、一度仮組みしたガンプラを分解していきます。

分解しているとパーツが破損したり紛失したりすることがよくあるので、単純そうに見えて意外と手間がかかる作業です。分解は小型のマイナスドライバーなどを使うとやりやすいです。

ちょっとしたパーツの隙間にマイナスドライバーを挿し込み、パーツを浮かせつつ分解していきます。

ただ、むやみにドライバーを差し込むとパーツに傷がついたり凹んだりするので、手でパーツを開いて少し隙間を作ったり、さらに小さな精密ドライバーなどで隙間を作ってから徐々に隙間を広げて分解します。

また、分解したパーツは塗装するパーツ、色別のパーツごとに分けておき、どの色で塗装するのかをわかりやすくしておいたほうがラクです。分解する段階で、どのパーツをどの色で塗装するのか考えながら分解していきましょう。

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とまあ、細かくご紹介してきましたが、正直切り方なんてどーでもいいんです。早いとこパーツを切り取って、ちゃっちゃと組んでガンプラを完成させてしまいましょう。

ガンプラは楽しんでこそのアイテムなので、細かいことに気を取られて楽しめないのでは本末転倒です。キレイに切るのはもっとレベルアップしてからで十分。

ニッパーさえあればガンプラが作れるので、気楽にカットして、サクサクっと組み立ててみてくださいね。

 

■ガンプラの製作・塗装工程

ガンプラ製作・塗装方法 TOP
①箱の中身・ランナー・説明書などの確認
②素組み(パチ組み)・分解
③改修(メタルパーツ用の穴あけ・スジボリ・合せ目消し・肉抜き穴埋めなど)
④ヤスリがけ・パーツ洗浄
⑤マスキング・塗装
⑥スミ入れ・デカール貼り
⑦トップコート・仕上げ
⑧メタルパーツの取り付け
⑨組み立て

 


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積みプラは罪 管理人様、いつも記事を楽しく読ませて頂いております!レビューを見て満足してしまい自身の積みが消化出来ません笑 オデッセイの制作をされるどの事でしたが、実車用のタッチアップペンで塗装などされて見ては如何でしょうか?これからもガンプラレビューや制作など楽しみながら見させて頂きますので、管理人様も楽しみながら制作&記事更新をお願い致します!

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